第47回午後第26問の類似問題

第49回午前:第47問

FIMで5点に評定されるのはどれか。2つ選べ。  

1: 整容:洗顔、洗髪に介助を要する。

2: 排尿管理:自己導尿が自立している。

3: 歩行:歩行器を用い、監視下で50 m歩行する。

4: 更衣(上半身):シャツのボタンをかけるのを介助してもらう。

5: 記憶:メモリーノートが必要だが使うように促されれば問題は生じない。

第43回午前:第27問

65歳の男性。頸髄不全損傷。現在のADLは次のとおりである。整容は自立。食事は普通食を柄つきスプーンで自立。着替え、トイレ動作は部分介助。入浴は全介助。臥位から自力で起き上がり端座位をとれるが、車椅子への移乗は全介助。移動は車椅子で自立。排便・排尿は時々失禁がある。Barthel indexは何点か。  

1: 35点

2: 40点

3: 45点

4: 50点

5: 55点

第49回午前:第11問

68歳の男性。歩行中に転倒して歩けなくなり救急搬送された。上下肢に麻痺を認めたが骨傷はみられず、中心性頸髄損傷の診断を受けた。受傷5日後のADLは全介助であった。6か月後にFIMでADLを評価したときに、最も自立度が低いと予想される項目はどれか。  

1: 更衣(上半身)

2: 排尿管理

3: トイレ移乗

4: 歩行

5: 階段昇降

第57回午前:第86問

FIMについて正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 見当識を評価する。

2: 社会的交流を評価する。

3: 見守りが必要な場合は4点と判定する。

4: 更衣は上半身と下半身を分けて評価する。

5: 杖を使用して歩行が自立すれば完全自立と判定する。

  • 答え:2 ・4
  • 解説:FIM(Functional Independence Measure)は、日常生活動作の介助量を測定することができる評価ツールで、運動および認知項目の計18項目で各項目を1~7点で評価する。
  • FIMでは見当識を評価しないため、選択肢1は誤りです。見当識はHDS-RやMMSEなどの認知症スクリーニング検査で評価されます。
  • FIMでは社会的交流を評価するため、選択肢2は正解です。社会的認知の項目で社会的交流、問題解決、記憶を評価します。
  • FIMでは見守りが必要な場合は5点(監視・準備)と判定するため、選択肢3は誤りです。4点(最小介助)は、手で触れる以上の介助は必要ない時に判定されます。
  • FIMでは更衣は上半身と下半身を分けて評価するため、選択肢4は正解です。更衣はセルフケアの項目であり、他に食事、整容、清拭、トイレ動作があります。
  • FIMでは杖を使用した歩行は、補助具を使用しているため修正自立となり、選択肢5は誤りです。完全自立は、補助具また介助がない状態であることを意味します。
  • 科目:リハビリテーション医学
  • 重要度:プレミアム特典
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第50回午前:第26問

FIMの評定で正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 浴槽移乗7点:浴槽の縁に腰掛けて浴槽をまたぐ。浴槽内でしゃがみ、立てる。

2: 食事6点:ホルダー付きスプーンを介助者に装着してもらい、食事動作は自立している。

3: 記憶5点:メモリーノートを用いて自立し、問題を生じていない。

4: トイレ動作4点:服を上げるのが不十分で介助者の口頭指示を必要とする。

5: 更衣(上半身)2点:前開きシャツで非麻痺側の袖通しはできるが、他は介助を要する。

第52回午後:第29問

FIMについて正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 運動項目の1つに排尿管理がある。

2: 認知項目の1つに問題解決がある。

3: 認知項目の完全自立は42点となる。

4: 補装具を使用して動作が自立していれば完全自立とする。

5: すべての評価項目が全介助の場合、評価点は0点となる。

第48回午前:第26問

FIMについて正しいのはどれか。  

1: 自記式評価法である。

2: 機能障害の評価法である。

3: 更衣は上半身と下半身に分けられる。

4: 補装具を使用しても完全自立と判定する。

5: 認知には「対人関係」という項目が含まれる。

第54回午前:第34問

脳卒中片麻痺患者に用いられる評価法で正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: FMA〈Fugl-Meyer assessment〉はADLの評価を含む。

2: JSS〈Japan Stroke Scale〉は関節可動域の評価を含む。

3: mRSは歩行速度の評価を含む。

4: NIHSSは意識状態の評価を含む。

5: SIASは非麻痺側機能の評価を含む。

第41回午前:第23問

ADL指導上正しいのはどれか。2つ選べ。  

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第42回午前:第47問

FIMの評価で自立しても「6」になるのはどれか。2つ選べ。  

1: 歩行に装具を用いる。

2: 入れ歯の着脱ができる。

3: 食事にスプーンを用いる。

4: 排尿管理にパッドを用いる。

5: 入浴はシャワーのみ利用する。

第55回午後:第43問

Alzheimer型認知症の進行度をADL障害の程度から評価するのはどれか。  

1: Behave-AD

2: DASC-21

3: MoCA-J

4: FAST

5: MMSE

  • 答え:4
  • 解説:Alzheimer型認知症の進行度をADL障害の程度から評価するのはFunctional Assessment Staging(FAST)である。FASTは、Alzhheimer型認知症の重症度をステージ1(認知機能の障害なし)~7(非常に高度の認知機能低下)で評価する観察式の評価法で、認知症の進行度を客観的に評価できる。
  • Behave-ADは、Alzheimer型認知症患者の行動・心理症状を評価するための尺度であり、ADL障害の程度から進行度を評価するものではない。
  • DASC-21は、認知症患者の心理・社会的ストレスを評価するための尺度であり、ADL障害の程度から進行度を評価するものではない。
  • MoCA-Jは、軽度認知機能低下のスクリーニングツールであり、ADL障害の程度から進行度を評価するものではない。注意機能、集中力、実行機能、記憶、言語、視空間認知、概念的思考、見当識について、約10分で評価することができる。
  • FASTは、Alzheimer型認知症の進行度をADL障害の程度から評価するための尺度である。ステージ1(認知機能の障害なし)からステージ7(非常に高度の認知機能低下)までの7段階で評価し、観察式の評価法で認知症の進行度を客観的に評価できる。
  • MMSEは、簡便な認知機能検査であり、ADL障害の程度から進行度を評価するものではない。検査項目は、見当識、記銘、計算、書写、図形模写などの11項目から構成される。
  • 科目:認知症・高齢者障害
  • 重要度:プレミアム特典
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第43回午前:第55問

機能的自立度評価法(FIM)の得点が4点となるのはどれか。  

1: 監視下で車椅子から便座に移乗している。

2: 口頭指示を受けて50 m以上杖歩行をしている。

3: 患側下肢を持ち上げてもらい階段昇降をしている。

4: 車椅子走行で角を曲がる時に押してもらう。

5: 排泄の後始末で身体を軽く支えてもらう。

第45回午後:第19問

85歳の男性。ADLは「手すりを使えば1階から2階までの上りは自立しており、下りる際には恐怖心のために見守りが必要」であった。階段昇降のFIM の得点はどれか。  

1: 6点

2: 5点

3: 4点

4: 3点

5: 2点

第38回午前:第42問

FIMで誤っているのはどれか。  

1: している状態を評価する。

2: 18項目からなる。

3: 各項目は7段階評価である。

4: 自立には修正自立と完全自立がある。

5: 認知項目には失語評価がある。

第40回午前:第48問

FIMについて誤っているのはどれか。  

1: 社会的認知の項目がある。

2: 合計の最低点は18点である。

3: 完全自立レベルは7である。

4: 補装具使用で自立するときは修正自立となる。

5: 監視レベルは4である。

第40回午後:第64問

正しいのはどれか。  

1: 麻痺の回復段階は通常、間隔尺度で記述される。

2: ADLは通常、順序尺度で評価される。

3: 主観的疲労度は通常、名義尺度で評価される。

4: 評価尺度の妥当性は、検者間の一致度で示される。

5: 評価尺度の信頼性は、変化の検出感度で示される。

第50回午前:第45問

FIMの評定で正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 食事1点:咀嚼や嚥下は可能であるが、食べ物を口に全く運ばない。

2: トイレ動作1点:日中6回修正自立で行い、夜間2回全介助で行っている。

3: 排便管理4点:坐薬を月に4回挿入してもらっている。

4: 移動4点:車椅子で50 m以上自走できるが曲がるたびに介助が必要となる。

5: 記憶2点:よく出会う人を認識し、日課を思い出せるが、命令に従えるのは1段階までである。

第51回午前:第84問

Barthel Indexで正しいのはどれか。  

1: 歩行には坂道歩行を含まない。

2: 100点であれば社会生活に支障はない。

3: トイレ動作にはトイレの出入りを含まない。

4: 食事動作は補助具を使用しない状態で評価する。

5: 車椅子からベッドへの移乗には車椅子操作は含まない。

第52回午後:第83問

老研式活動能力指標の質問項目のうち、手段的ADLに該当するのはどれか。  

1: 「本や雑誌を読んでいますか」

2: 「年金などの書類が書けますか」

3: 「バスや電車を使って1人で外出できますか」

4: 「家族や友だちの相談にのることがありますか」

5: 「健康についての記事や番組に関心がありますか」

第37回午前:第53問

FIMについて誤っているのはどれか。  

1: 能力低下の評価法である。

2: 間隔尺度である。

3: コミュニケーションも評価の対象となる。

4: 7段階で評価を行う。

5: 介助者なしで自立している場合はレベル6以上である。