中心性頸髄損傷で正しいのはどれか。
1: 上肢より下肢の障害が強い。
2: 椎骨の損傷を合併する。
3: 高齢者に発症する。
4: 頸部過屈曲によって生じる。
5: 運動より感覚の障害が強い。
誤っているのはどれか。
1: 頸椎回旋は主として環軸関節で起こる。
2: 右斜角筋収縮は頭部の右側屈を起こす。
3: 右胸鎖乳突筋収縮は頭部の右回旋を起こす。
4: 胸郭下部では横径方向の運動が起こる。
5: 外肋間筋収縮は肋骨挙上を起こす。
ブルンストローム法ステージと運動との組合せで誤っているのはどれか。
1: 上肢ステージIII-手を腰の後ろに回す
2: 上肢ステージV-肘伸展位で上肢の挙上
3: 手指ステージIV-母指と示指間の側腹つまみ
4: 下肢ステージII-連合反応での股関節の内転
5: 下肢ステージIV-端座位で踵を床につけたまま足関節の背屈
関節可動域測定法(日本整形外科学会、日本リハビリテーション医学会基準による)で第7頸椎棘突起が移動軸に含まれるのはどれか。
1: 頸部屈曲
2: 頸部側屈
3: 肩甲帯挙上
4: 胸腰部側屈
5: 胸腰部屈曲
運動単位に含まれないのはどれか。
1: 錐体路
2: 前角細胞
3: 末梢神経線維
4: 神経筋接合部
5: 筋線維
腕神経叢の後神経束に含まれる神経はどれか。2つ選べ。
1: 腋窩神経
2: 筋皮神経
3: 橈骨神経
4: 正中神経
5: 尺骨神経
リスフラン関節を構成する骨で誤っている組合せはどれか。
1: 内側楔状骨-第1中足骨
2: 中間楔状骨-第2中足骨
3: 外側楔状骨-第3中足骨
4: 舟状骨-第4中足骨
5: 立方骨-第5中足骨
脳血管障害後の片麻痺患者にBrunnstrom法ステージテストを行った。肩関節の屈曲は肘伸展位で150°可能、外転は90°可能であるが肘関節が30°屈曲していた。また円柱形のペグを把持するよう指示すると、対向つまみはできなかったが横つまみは可能であった。Brunnstrom法ステージの組合せで正しいのはどれか。
1: 上肢Ⅲ − 手指Ⅳ
2: 上肢Ⅳ − 手指Ⅲ
3: 上肢Ⅳ − 手指Ⅳ
4: 上肢Ⅴ − 手指Ⅳ
5: 上肢Ⅴ − 手指Ⅴ
適切でない組合せはどれか。
1: 脳卒中 (片麻痺)-T字杖
2: 脳性麻痺(痙直型両麻痺)-ロフストランド杖
3: 慢性関節リウマチ-プラットフォーム杖
4: パーキンソン病-松葉杖
5: 脊髄損傷-交互型歩行器
頸髄損傷者がとる動作で肘伸展筋力を必要とするのはどれか。
1: 起き上がり
2: 弾性回内装具での駆動
3: 身体の後方移動
4: 身体の前方移動
5: ベッドへの移乗
筋と付着部との組合せで正しいのはどれか。
1: 腸腰筋 — 大転子
2: 長内転筋 — 坐骨結節
3: 半腱様筋 — 腓骨頭
4: 長腓骨筋 — 舟状骨
5: 前脛骨筋 — 内側楔状骨
神経筋再教育で正しいのはどれか。
1: 随意運動を促通する。
2: 神経断裂に適応される。
3: 自動介助運動は用いない。
4: 関節障害には適応されない。
5: 意識レベルがJCSⅢ-200にも適応される。
先天性股関節脱臼について誤っているのはどれか。
1: 寛骨臼は浅く発育が悪い。
2: 骨端核の出現は遅延する。
3: 脱臼側の下肢短縮を認める。
4: 股関節の屈曲内転が制限される。
5: トレンデレンブルグ徴候が陽性である。
作業療法で正しいのはどれか。
1: テニス肘では90°以上の肘屈曲を避ける。
2: 切断指再接着直後の浮腫には寒冷療法を用いる。
3: 肩関節腱板断裂では肩甲骨の回旋運動を制限する。
4: ZoneⅡの屈筋腱損傷の術直後は手関節を屈曲位に保つ。
5: 上腕骨骨幹部骨折では肩関節内外旋訓練を早期に開始する。
単関節の障害で後髪をとかすことができなかった。このときの関節運動と可動域制限の組合せで正しいのはどれか。ただし、自助具は使用しないこととする。
1: 肩関節屈曲 − 90°
2: 肩関節外転 − 120°
3: 肘関節屈曲 − 50°
4: 前腕回内 − 50°
5: 手関節背屈 − 20°
誤っている組合せはどれか。2つ選べ。 ア.リーメンビューゲル装具-先天性股関節脱臼イ.坐骨支持長下肢装具 -大腿骨骨折ウ.バネ付長下肢装具 -デュシェンヌ型筋ジストロフィーエ.ツイスター-先天性内反足オ.デニスブラウン装具-X脚
1: ア
2: イ
3: ウ
4: エ
5: オ
腱板不全断裂の治療で誤っているのはどれか。
1: 急性期は三角巾による局所の安静
2: 肩甲胸郭関節の可動域訓練
3: 滑車を用いた肩関節可動域維持
4: 肩甲上腕リズムの再学習訓練
5: 重錘を用いた上肢挙上運動
Wallenberg症候群の嚥下障害への対応について誤っているのはどれか。
1: 病巣側への頸部回旋での直接訓練
2: 頸部伸展位での直接訓練
3: Shaker(シャキア)法
4: Mendelsohn手技
5: バルーン拡張法
正しいのはどれか。
1: 脊柱管狭窄症の間欠跛行は体幹前屈位で軽快する。
2: 椎間板ヘルニアでは深部腱反射は正常である。
3: 第4・5腰椎椎間板ヘルニアでは第4腰神経根が圧迫される。
4: 無分離すべり症は若年層に好発する。
5: ラセーグ徴候は大腿神経障害が反映される。
骨折後に偽関節を生じやすいのはどれか。
1: 手の舟状骨
2: 鎖骨遠位部
3: 橈骨遠位部
4: 中手骨骨幹部
5: 上腕骨近位部