呼吸機能テストの結果、図Aのようなフローボリューム曲線を得た。この患者の呼吸理学療法で誤っているのはどれか。ただし、図Bは健常者の結果を示す。
1: 胸郭の可動性維持
2: 口すぼめ呼吸の指導
3: 横隔膜呼吸法の指導
4: 強制吸気の指導
5: 腹筋の筋力増強
CO2と換気との関係で誤っているのはどれか。
1: PaCO2は通常40 Torrに維持されている。
2: PaCO2が上昇すると換気が増大する。
3: PaCO2は呼吸性アルカローシスで低下する。
4: 換気低下で呼吸性アシドーシスを生じる。
5: 代謝性アシドーシスでは換気が減少する。
パルスオキシメータで計測する酸素飽和度について正しいのはどれか。
1: 健常成人では85~90%の値となる。
2: 赤色光と赤外光を用いて測定する。
3: 血行障害があっても正確である。
4: 動脈血酸素分圧に比例する。
5: 歩行中は計測できない。
動脈血ガス分析の結果を表に示す。正しいのはどれか。
1: 呼吸性アシドーシス
2: 代謝性アルカローシス
3: 共用基準範囲
4: 代謝性アシドーシス
5: 呼吸性アルカローシス
72歳の男性。肺機能検査の結果を図に示す。正しいのはどれか。
1: フローボリューム曲線である。
2: 1回換気量は約2.8リットルである。
3: 予備吸気量は約2.2リットルである。
4: 肺活量は減少している。
5: 1秒率は低下している。
呼吸機能テストの結果、図Aのようなフローボリューム曲線を得た。この患者の呼吸理学療法で誤っているのはどれか。ただし、図Bは健常者の結果を示す。
1: 胸郭の可動性を増大する。
2: 口すぼめ呼吸を指導する。
3: 呼気時間を短縮する。
4: 呼気筋を強化する。
5: 腹筋を強化する。
健常人の呼吸量で誤っているのはどれか。
1: 1回換気量は約500 mlである。
2: 機能的残気量とは努力呼息後に肺内にある肺気量をいう。
3: 成人男子の肺活量は3,500~4,000 mlである。
4: 1秒率の基準値は70%以上である。
5: 予備吸気量とは安静吸息後の努力吸気量である。
25歳の男性。身長170cm、体重 60kg。ランプ運動負荷試験における運動中の呼気ガス分析データを図に示す。正しいのはどれか。
1: 回帰直線の傾きは呼吸商を意味する。
2: 対象者の最大運動能力は約10 METsである。
3: 酸素摂取量が1,500 ml/min付近に無酸素性代謝閾値(AT)がある。
4: 二酸化炭素排出量が2,500 ml/minの運動では脂肪が燃焼されやすい。
5: 最高酸素摂取量は約3,500 ml/minである。
酸塩基平衡で正しいのはどれか。
1: 正常の動脈血のpHは6.4である。
2: 嘔吐では代謝性アシドーシスになる。
3: 過換気では呼吸性アルカローシスになる。
4: 呼吸性アルカローシスでは尿は酸性になる。
5: 代謝性アルカローシスではKussmaul呼吸がみられる。
50歳の男性。慢性呼吸不全。運動時酸素流量 1 リットル/分の運動療法の指標で誤っているのはどれか。
1: ボルグスケール13
2: 経皮的酸素飽和度95 %
3: 嫌気性代謝閾値(AT)レベル
4: 脈拍110/分
5: 呼吸数40/分
肺気腫患者の呼吸機能で誤っているのはどれか。
1: コンプライアンスの低下
2: ピークフローの低下
3: 1秒率の低下
4: 全肺気量の増大
5: 残気量の増大
廃用による呼吸・循環器の症状で誤っているのはどれか。
1: 心臓予備力の低下
2: 安静時心拍数の減少
3: 起立性低血圧
4: 最大酸素摂取量の低下
5: 肺活量の低下