第57回午前第54問の類似問題

第41回午前:第69問

対称性緊張性頸反射で正しいのはどれか。  

1: 頸部の伸展で股関節と膝関節が屈曲する。

2: 統合する中枢は大脳にある。

3: 立直り反応の一つである。

4: 生後4か月で出現する。

5: 生後10か月で消失する。

第36回午後:第31問

立位から椅子へゆっくり座るときに起こる大殿筋の筋収縮はどれか。  

1: 求心性収縮

2: 遠心性収縮

3: 等尺性収縮

4: 相動性収縮

5: 静止性収縮

第57回午前:第23問

運動に関する中枢神経について正しいのはどれか。  

1: 一次運動野においては他の部位と比較して手と顔面の運動領域が小さい。

2: 中脳黒質に由来するドパミン作動性ニューロンは線条体に至る。

3: 皮質脊髄路のうち約30%の線維が延髄錐体で対側に交叉する。

4: Betzの巨大錐体細胞は運動野大脳皮質の第Ⅲ層に存在する。

5: Purkinje細胞の軸索は小脳への求心性線維となる。

第47回午後:第62問

自原抑制について正しいのはどれか。  

1: 受容器は筋紡錘である。

2: 単シナプス反射である。

3: 効果器は同名筋である。

4: 反射の中枢は中脳にある。

5: 求心性神経はⅠa群である。

第56回午後:第56問

体性感覚神経の一次ニューロンの細胞体があるのはどれか。  

1: 延 髄

2: 視 床

3: 脊髄後角

4: 大脳皮質

5: 脊髄後根神経節

  • 答え:5
  • 解説:体性感覚神経は、感覚情報を末梢の受容器から脊髄神経節へ伝える一次ニューロン、脊髄または脳幹へ伝える二次ニューロン、視床へ伝える三次ニューロンの3段階で構成されています。この問題では、一次ニューロンの細胞体がどこにあるかを問うています。
  • 延髄は、二次ニューロンが存在する場所であり、一次ニューロンの細胞体がある場所ではありません。
  • 視床は、三次ニューロンが存在する場所であり、一次ニューロンの細胞体がある場所ではありません。
  • 脊髄後角は、二次ニューロンが存在する場所であり、一次ニューロンの細胞体がある場所ではありません。
  • 大脳皮質は、三次ニューロンが存在する場所であり、一次ニューロンの細胞体がある場所ではありません。
  • 脊髄後根神経節は、体性感覚神経の一次ニューロンの細胞体がある場所であり、正しい答えです。
  • 科目:解剖学(筋・骨格・神経系)
  • 重要度:プレミアム特典
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第44回午後:第14問

動脈と主な支配領域との組合せで正しいのはどれか。  

1: 内頸動脈 − 延髄の腹側

2: 前大脳動脈 − 頭頂葉の外側面

3: 中大脳動脈 − 側頭葉の外側面

4: 後大脳動脈 − 小脳半球の下面

5: 脳底動脈 − 前頭葉の内側面

第56回午前:第58問

筋と支配神経の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 下斜筋 ── 外転神経

2: 下直筋 ── 視神経

3: 上眼瞼挙筋 ── 動眼神経

4: 上斜筋 ── 滑車神経

5: 内側直筋 ── 眼神経

  • 答え:3 ・4
  • 解説:筋と支配神経の組合せに関する問題では、筋肉とそれを支配する神経の正しい組合せを選ぶ必要があります。この問題では、眼周囲の筋肉とそれらを支配する神経について問われています。
  • 下斜筋は動眼神経によって支配されており、外転神経ではありません。外転神経は外側直筋を支配しています。
  • 下直筋は動眼神経によって支配されており、視神経ではありません。視神経は視覚情報を伝達する役割があります。
  • 上眼瞼挙筋は動眼神経によって支配されています。動眼神経は他にも内側直筋、上直筋、下直筋、下斜筋を支配しています。この選択肢は正しいです。
  • 上斜筋は滑車神経によって支配されています。この選択肢は正しいです。
  • 内側直筋は動眼神経によって支配されており、眼神経ではありません。眼神経は眼窩内やその周囲の皮膚などの感覚を支配しています。
  • 科目:解剖学(筋・骨格・神経系)
  • 重要度:プレミアム特典
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第40回午後:第5問

脳神経と支配筋との組合せで誤っているのはどれか。  

1: 動眼神経-上斜筋

2: 三叉神経-咬筋

3: 顔面神経-広頸筋

4: 舌下神経-縦舌筋

5: 副神経-僧帽筋

第43回午後:第50問

萎縮の機序で誤っている組合せはどれか。  

1: 長期臥床による筋萎縮 - 廃用

2: 水頭症による大脳萎縮 - 持続的圧迫

3: 総腸骨動脈狭窄による筋萎縮 - 血流の減少

4: 末梢神経損傷による筋萎縮 - 神経支配の消失

5: 下垂体腫瘍による視神経萎縮 - 内分泌刺激の減少

第43回午後:第11問

正しい組合せはどれか。2つ選べ。  

1: 三角筋 - 腋窩神経

2: 棘上筋 - 橈骨神経

3: 大円筋 - 肩甲上神経

4: 肩甲下筋 - 上腕神経

5: 上腕二頭筋 - 筋皮神経

第41回午後:第32問

正しいのはどれか。  

1: 排尿は内膀胱括約筋が収縮することで生じる。

2: 膀胱内圧が50 cmH2Oに達すると初発尿意が生じる。

3: 膀胱の容量は800~1,000 mlである。

4: 排尿に関する交感神経はTh8~Th10にある。

5: 排尿に関する副交感神経はS2~S4にある。

第46回午前:第67問

内分泌器官とホルモンとの組合せで正しいのはどれか。  

1: 膵臓 — プロラクチン

2: 甲状腺 — 糖質コルチコイド

3: 副腎皮質 — ノルアドレナリン

4: 副甲状腺 — サイロキシン

5: 下垂体後葉 — 抗利尿ホルモン

第36回午後:第15問

筋と支配神経との組合せで誤っているのはどれか。  

1: 三角筋-腋窩神経

2: 棘上筋-肩甲上神経

3: 棘下筋-肩甲上神経

4: 小円筋-肩甲下神経

5: 大円筋-肩甲下神経

第35回午後:第29問

排尿について正しいのはどれか。2つ選べ。 ア.排尿の意思による調節は橋より上位の中枢による。イ.通常、尿意は膀胱最大容積の約45%に達したときに起こる。ウ.排尿反射中枢はL4~S1にある。エ.尿管は体性感覚支配である。オ.外尿道括約筋は陰部神経支配である。  

1: ア

2: イ

3: ウ

4: エ

5: オ

第52回午後:第82問

脊髄損傷の自律神経過反射でみられるのはどれか。2つ選べ。  

1: 頻脈

2: 高血圧

3: 低血糖

4: 顔面紅潮

5: 損傷レベルより下の発汗

第41回午後:第6問

下肢の筋と支配神経との組合せで正しいのはどれか。  

1: 半腱様筋-総腓骨神経

2: 薄筋-大腿神経

3: 縫工筋-閉鎖神経

4: 足底筋-脛骨神経

5: 母指外転筋-外側足底神経

第39回午後:第27問

嚥下で誤っているのはどれか。  

1: 嚥下反射の中枢は延髄にある。

2: 口腔相では軟口蓋は上方移動する。

3: 咽頭相では喉頭全体が反射的に挙上する。

4: 咽頭相では輪状咽頭筋の収縮により食塊を食道に移送する。

5: 食道相では蠕動運動によって食塊を移送する。

第36回午前:第97問

脳神経の検査について誤っている組合せはどれか。  

1: 視神経-視野をみる。

2: 滑車神経-眼球を斜め上方向へ動かさせる。

3: 三叉神経-奥歯を噛み合わさせる。

4: 内耳神経-平衡機能をみる。

5: 舌咽神経-咽頭反射をみる。

第37回午後:第97問

正しいのはどれか。  

1: 脊柱管狭窄症の間欠跛行は体幹前屈位で軽快する。

2: 椎間板ヘルニアでは深部腱反射は正常である。

3: 第4・5腰椎椎間板ヘルニアでは第4腰神経根が圧迫される。

4: 無分離すべり症は若年層に好発する。

5: ラセーグ徴候は大腿神経障害が反映される。

第55回午前:第64問

呼吸生理の説明で正しいのはどれか。  

1: 呼吸中枢は視床下部にある。

2: 外肋間筋は安静呼吸の呼気筋として作用する。

3: 内呼吸とは肺胞と毛細血管との間のガス交換をいう。

4: 動脈血二酸化炭素分圧が上昇するとヘモグロビンから酸素が解離しやすくなる。

5: 頸動脈小体は動脈血酸素分圧よりも動脈血二酸化炭素分圧の変化を感知しやすい。

  • 答え:4
  • 解説:この問題では、呼吸生理に関する正しい説明を選ぶ必要があります。正しい選択肢は4で、動脈血二酸化炭素分圧が上昇するとヘモグロビンから酸素が解離しやすくなるという説明です。
  • 選択肢1は間違いです。呼吸中枢は視床下部ではなく、延髄の腹側部と背側部にあります。
  • 選択肢2は間違いです。外肋間筋は安静呼吸の呼気筋としてではなく、安静・努力性吸気時に作用します。
  • 選択肢3は間違いです。内呼吸は血液と組織との間で行われるガス交換を指します。一方、肺胞と毛細血管との間のガス交換は外呼吸と呼ばれます。
  • 選択肢4は正しいです。動脈血の二酸化炭素分圧(PaCO2)が上昇すると、ヘモグロビンから酸素が解離しやすくなります。これはヘモグロビン酸素解離曲線において、曲線が右方向に移動することを示しています。
  • 選択肢5は間違いです。頸動脈小体は動脈血酸素分圧の低下によって興奮し、舌咽神経を介してインパルスを中枢に送り、呼吸を促進します。動脈血二酸化炭素分圧の変化を感知しやすいという説明は正しくありません。
  • 科目:生理学(呼吸・循環系)
  • 重要度:プレミアム特典
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