錐体路について誤っているのはどれか。
1: 大脳の運動皮質から始まる。
2: 大脳の基底核を経由する。
3: 大脳脚を経由する。
4: 大多数は延髄で交差する。
5: 脊髄の前角でシナプスを形成する。
運動単位について正しいのはどれか。
1: 運動神経終末には髄鞘がある。
2: 運動終板は筋線維の深部に存在する。
3: 運動神経活動電位の発生によって筋弛緩が生じる。
4: 運動神経終末のシナプス間隙にドパミンが放出される。
5: 正常では1つの筋線維につき1個の神経筋接合部が存在する。
大脳皮質について誤っているのはどれか。
1: 脳梁は皮質と視床とを結合する。
2: 連合線維は半球の各皮質部を連絡する。
3: 一次運動野は中心溝の直前にある。
4: 神経細胞の形と配列とから6層に区別できる。
5: 皮質を中枢とする姿勢反射がある。
正しいのはどれか。
1: 腓腹筋の神経支配比は外眼筋よりも小さい。
2: 1つの運動単位に属する筋線維は同期して興奮する。
3: γ運動ニューロンは運動単位の構成要素の1つである。
4: 遅筋の支配神経線維の径は速筋の支配神経線維よりも太い。
5: 大径の脊髄前角細胞は小径の細胞よりも弱い筋収縮力で興奮する。
随意運動について正しいのはどれか。
1: γ運動ニューロンは、随意的な筋収縮の命令を直接筋肉に伝える。
2: 一次運動野では、巧緻な動きを必要とする手の領域が小さい。
3: Betzの巨大錐体細胞は、補足運動野のV層に存在する。
4: 小脳は、運動をスムーズにする役割を担っている。
5: 放線冠の障害で、錐体外路症状が出現する。
脊髄について正しいのはどれか。
1: 体性感覚神経の一次ニューロンの細胞体は後根神経節に存在する。
2: 白質はその大部分を神経細胞の細胞体が占める。
3: 運動神経細胞は後角にある。
4: 深部感覚は前索を上行する。
5: 温痛覚は後索を上行する。
正しいのはどれか。
1: 一次運動野は筋緊張の調整に関与する。
2: 運動前野は記憶に基づいた連続運動に関与する。
3: 補足運動野は視覚情報を運動に変換する。
4: 大脳基底核は運動時の感覚情報を中継する。
5: 小脳は無意識的な運動スキルの習得に関与している。
誤っているのはどれか。
1: 一つの運動単位は1個の脊髄前角細胞とそれに支配される筋線維群から成る。
2: 筋肉は収縮速度が増加すると張力が減少する。
3: 1本の運動神経が何個の筋線維を支配しているかを神経支配比という。
4: 一般に神経支配比は精緻な働きをする指、舌などの筋ほど大きい。
5: 運動神経のインパルスが軸索終末部に達すると、アセチルコリンが放出される。
末梢神経で正しいのはどれか。
1: 節後性交感神経線維は有髄線維である。
2: 大径の運動神経線維は無髄線維である。
3: 無髄線維はSchwann細胞に覆われている。
4: 有髄線維は直径が大きいほど伝導速度が遅い。
5: 神経筋接合部にはノルアドレナリンが含まれている。
誤っているのはどれか。
1: 大脳基底核は神経線維の密集した白質からなる。
2: 尾状核と被殻を合わせて線条体という。
3: 被殻と淡蒼球をレンズ核と呼ぶ。
4: 視床下核、黒質および赤核は錐体外路系である。
5: 大脳基底核は姿勢保持の調節機構に関与する。
γ運動ニューロンについて誤っているのはどれか。
1: 筋紡錘の感受性を調節する。
2: 核袋線維と核鎖線維を支配する。
3: 前根の約30%を占める。
4: α運動ニューロンよりも細い。
5: α運動ニューロンから抑制性支配を受ける。
誤っているのはどれか。
1: 神経細胞の突起には樹状突起と軸索とがある。
2: ランヴィエの絞輪は電気的絶縁部分である。
3: 有髄線維に比べて無髄線維は興奮伝導の速度が遅い。
4: 星状膠細胞は神経細胞に栄養を与えている。
5: 末梢神経の髄鞘はシュワン細胞が形成する。
大脳の中心後回にあるのはどれか。
1: 運動前野
2: 前頭眼野
3: 補足運動野
4: 第二次視覚野
5: 第一次体性感覚野
大脳の領野と部位の組合せで正しいのはどれか。
1: 一次運動野 - 側頭葉
2: 一次嗅皮質 - 後頭葉
3: 一次視覚野 - 前頭葉
4: 一次聴覚野 - 辺縁葉
5: 一次体性感覚野 - 頭頂葉
大脳の領野と部位の組合せで正しいのはどれか。
1: 一次運動野――――――前頭葉
2: 一次体性感覚野――――側頭葉
3: 聴覚野――――――――頭頂葉
4: Broca野―――――――側頭葉
5: Wernicke野―――――後頭葉
運動単位に含まれないのはどれか。
1: 錐体路
2: 前角細胞
3: 末梢神経線維
4: 神経筋接合部
5: 筋線維
脊髄について正しいのはどれか。
1: 脊髄には3つの膨大部がある。
2: 下端は第3、4腰椎レベルにある。
3: 後角は運動神経細胞が密集している。
4: 白質は前索と後索の2つの索に区分される。
5: 灰白質は横断面でH形の灰白柱をつくる。
運動単位について正しいのはどれか。
1: 運動単位には求心性線維が含まれる。
2: 1つの筋は単一の運動単位で構成される。
3: 神経支配比が小さいほど微細な運動ができる。
4: 随意運動時には大きな運動単位ほど先に活動を始める。
5: 伸張反射では弱い刺激で活動を開始するのは速筋である。
神経線維の特徴で正しいのはどれか。
1: 脳の白質は無髄神経線維である。
2: 無髄神経線維はRanvier絞輪を有する。
3: 自律神経節後線維は有髄神経線維である。
4: 有髄神経線維は太いほど圧迫で障害を受けやすい。
5: 有髄神経線維の伝導速度は線維の直径と反比例する。
正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 末梢神経では中枢神経に比べ両側伝導が生じにくい。
2: 末梢神経は伝導速度からA、B、C線維に分類される。
3: ランヴィエ絞輪部には絶縁作用がある。
4: 神経伝導速度は神経線維外径が大きいほど速い。
5: 神経伝導速度は温度が上昇すると遅くなる。