第55回午後第81問の類似問題

第56回午前:第40問

ワーキング・メモリを測定する検査が含まれているのはどれか。  

1: BACS〈The Brief Assessment of Cognition in Schizophrenia〉

2: LASMI〈Life Assessment Scale for the Mentally Ill〉

3: SCSQ〈Social Cognition Screening Questionnaire〉

4: SMSF〈Inventory Scale for Mood and Sense of Fatigue〉

5: WHO-DAS 2.0〈WHO disability assessment schedule 2.0〉

  • 答え:1
  • 解説:ワーキング・メモリを測定する検査が含まれているのはBACS(The Brief Assessment of Cognition in Schizophrenia)であり、言語性記憶と学習、ワーキングメモリー、運動機能、注意と情報処理速度、言語流暢性、遂行機能の項目で構成される。
  • BACSは、言語性記憶と学習、ワーキングメモリー、運動機能、注意と情報処理速度、言語流暢性、遂行機能の項目で構成され、ワーキング・メモリを測定する検査が含まれているため正しい選択肢です。
  • LASMI(Life Assessment Scale for the Mentally Ill)は、統合失調症患者に対して実施され、日常生活、対人関係、労働または課題遂行能力、持続性・安定性、自己認識について評価できるが、ワーキング・メモリを測定する検査は含まれていないため間違いです。
  • SCSQ(Social Cognition Screening Questionnaire)は、心の状態推論質問紙であり、場の雰囲気や他人の気持ちを読むのに必要な機能を測定する検査ですが、ワーキング・メモリを測定する検査は含まれていないため間違いです。
  • SMSF(Inventory Scale for Mood and Sense of Fatigue)は、気分と疲労のチェックリストであり、統合失調症の気分と疲労感に関して、13項目からなる自記式尺度で、主観的体験を評価できるが、ワーキング・メモリを測定する検査は含まれていないため間違いです。
  • WHO-DAS 2.0(WHO disability assessment schedule 2.0)は、様々な文化を超え、健康および障害を評価するために標準化された評価法ですが、ワーキング・メモリを測定する検査は含まれていないため間違いです。
  • 科目:作業療法評価学
  • 重要度:プレミアム特典
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第35回午前:第78問

精神科作業療法の評価で適切でないのはどれか。  

1: 関与しながらの観察を行う。

2: 非言語的表現も重視する。

3: 標準化された検査から始める。

4: 他部門の情報を考慮する。

5: 処方目的を考慮する。

第49回午前:第39問

評価基準の一部を表に示す。表に示した精神障害者対象の評価尺度はどれか。 

49_0_39

1: GAF(機能の全体的評定尺度)

2: COPM(カナダ作業遂行測定)

3: LASMI(精神障害者社会生活評価尺度)

4: Rehab(精神科リハビリテーション行動評価尺度)

5: SF-36(the MOS 36-item short-form health survey)

第48回午後:第40問

図に示す課題を含む検査はどれか。 

48_1_40

1: VPI職業興味検査

2: マイクロタワー法

3: 職業レディネステスト

4: 厚生労働省編一般職業適性検査

5: WCST(Wisconsin Card Sorting Test)

第57回午後:第41問

「持続性・安定性」と「自己認識」が下位尺度に含まれる社会機能の評価法はどれか。  

1: SFS

2: Rehab

3: SF-36

4: LASMI

5: 精神障害者ケアアセスメント(日本作業療法士協会版)

  • 答え:4
  • 解説:この問題では、「持続性・安定性」と「自己認識」が下位尺度に含まれる社会機能の評価法を求めています。正解はLASMI(Life Assessment Scale for the Mentally Ill)で、精神障害者の生活障害を包括的に捉えることを目的として開発された尺度です。
  • SFS(Social Functioning Scale)は、精神障害者の社会機能を評価する尺度ですが、「持続性・安定性」と「自己認識」は下位尺度に含まれていません。
  • Rehabは、リハビリテーションの略であり、特定の評価法ではありません。
  • SF-36(MOS 36-Item Short-Form Health Survey)は、健康関連の生活の質を測定する尺度ですが、「持続性・安定性」と「自己認識」は下位尺度に含まれていません。
  • LASMI(Life Assessment Scale for the Mentally Ill)は精神障害者の生活障害を包括的に捉えることを目的として開発された尺度で、「持続性・安定性」と「自己認識」が下位尺度に含まれています。このため、正解は4です。
  • 精神障害者ケアアセスメント(日本作業療法士協会版)は、精神障害者のケアマネジメントを評価するためのアセスメント表ですが、「持続性・安定性」と「自己認識」は下位尺度に含まれていません。
  • 科目:作業療法評価学
  • 重要度:プレミアム特典
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第47回午後:第80問

運動性失語があっても、目的とする機能を適切に評価できる検査はどれか。2つ選べ。  

1: ベントン視覚記銘検査

2: 田中・ビネー式知能検査

3: レーブン色彩マトリクス検査

4: MMSE(Mini Mental State Examination)

5: HDS-R(改訂版長谷川式簡易知能スケール)

第57回午前:第41問

職場の作業に近い13種類の課題から構成される職業評価はどれか。  

1: 内田クレペリン精神検査

2: GATB

3: 障害者用就職レディネス・チェックリスト

4: マイクロタワー法

5: MODAPTS

  • 答え:4
  • 解説:マイクロタワー法は職場における作業に類似したサンプルを実際に用い、対象者の職業能力、作業態度や意欲、心身の耐久力など、総合的な職業適性を測定する作業見本法の一つ。13の作業課題を小集団で実施する。
  • 内田クレペリン精神検査は、一定時間計算させ続けることで、作業力、集中力、注意力などの作業能力と性格傾向を知ることができる評価法ですが、職場の作業に近い13種類の課題から構成される職業評価ではありません。
  • GATB(General Aptitude Test Battery)は一般職業適性検査で、9つの適性能(知的能力、言語能力、数理能力、書記的知覚、空間判断力、形態知覚、運動共応、指先の器用さ、手腕の器用さ)を測定できますが、職場の作業に近い13種類の課題から構成される職業評価ではありません。
  • 障害者用就職レディネス・チェックリストは、6つの興味領域(現実的、研究的、芸術的、社会的、企業的、慣習的)について、興味の強さと職業遂行の自信度を測ることにより、職業に関する自分のイメージをチェックしたり、進路選択への参考にできますが、職場の作業に近い13種類の課題から構成される職業評価ではありません。
  • マイクロタワー法は職場における作業に類似したサンプルを実際に用い、対象者の職業能力、作業態度や意欲、心身の耐久力など、総合的な職業適性を測定する作業見本法の一つです。13の作業課題を小集団で実施するため、この問題の答えはマイクロタワー法です。
  • MODAPTS(MODular Arrangement of Predetermined Time Standards)は工場にあるような器具を使用して作業動作時間測定を行う方法ですが、職場の作業に近い13種類の課題から構成される職業評価ではありません。MODAPTS法は身体部位による動作テストを主としたものです。
  • 科目:その他の精神障害
  • 重要度:プレミアム特典
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第45回午後:第80問

人物の描かれた絵を見せて物語を連想させる心理検査はどれか。  

1: 人物描画法

2: 文章完成法

3: 絵画統覚検査

4: ロールシャッハテスト

5: ベントン視覚記銘検査

第43回午前:第78問

疾患と治療法との組合せで適切なのはどれか。  

1: 認知症 - 催眠療法

2: 人格障害 - 森田療法

3: 統合失調症 - 回想法

4: 気分障害 - 認知行動療法

5: 発達障害 - 自律訓練法

第52回午前:第33問

脳血管障害の評価として用いられる評価法について正しいのはどれか。  

1: mRSの評価項目に筋緊張がある。

2: SIASの評価項目に意識障害がある。

3: GCSの評価項目に関節可動域がある。

4: NIHSSの評価項目にバランスがある。

5: Fugl-Meyer Assessmentの評価項目に感覚機能がある。

第39回午前:第47問

0歳児の発達検査として実施できるのはどれか。  

1: グッドイナフ人物画検査

2: フロスティッグ視知覚発達検査

3: 日本版デンバー式発達検査

4: WPPSI知能診断検査

5: 日本版ミラー幼児発達スクリーニング検査

第38回午前:第43問

4歳児に用いる検査で適切でないのはどれか。  

1: フロスティッグ視知覚発達検査

2: デンバー式発達スクリーニングテスト

3: 田中・ビネー式知能検査

4: 運動年齢検査

5: WISC-R

第54回午後:第41問

高次脳機能障害と検査の組合せで正しいのはどれか。  

1: 失語 ― かな拾いテスト

2: 注意障害 ― TMT

3: 記憶障害 ― Kohs立方体組み合わせ検査

4: 遂行機能障害 ― BIT

5: 半側空間無視 ― BADS

第54回午後:第31問

小児の知能検査で用いられるのはどれか。2つ選べ。  

1: MAS

2: GMFM

3: WeeFIM

4: WISC-Ⅲ

5: K-ABC心理・教育アセスメントバッテリー

第35回午前:第44問

職業関連活動の評価で正しい組合せはどれか。  

1: 場面設定法-作業能力

2: FQテスト-職務内容

3: MODAPTS-学習能力

4: マイクロタワー-職場環境

5: クレペリンテスト-対人関係技能

第34回午前:第77問

精神科作業療法での初回面接で適切でないのはどれか。  

1: 作業療法士の自己紹介をする。

2: 作業療法参加の意志を確認する。

3: 現在の状態を聞く。

4: 入院前の生活状況を聞く。

5: 発病時の様子を聞く。

第51回午後:第81問

投影法はどれか。2つ選べ。  

1: CMI

2: MMPI

3: Rorschach test

4: SCT

5: TMT

第38回午前:第93問

てんかん患者に対する作業療法評価で優先度の低いのはどれか。  

1: ベンダー・ゲシュタルト・テスト

2: コース立方体組合わせテスト

3: ロールシャッハ・テスト

4: WAIS-R

5: 職業適性検査

第44回午後:第97問

統合失調症で障害されない精神機能はどれか。  

1: 意 識

2: 知 覚

3: 感 情

4: 意 欲

5: 思 考

第40回午後:第61問

WAIS-Rについて正しいのはどれか。  

1: 13歳以上から適用できる。

2: 言語性テストと動作性テストとからなる。

3: 人格特性を知ることができる。

4: 精神内界の葛藤を知ることができる。

5: 不安の防衛機制を知ることができる。