第54回午後第94問の類似問題

第53回午後:第92問

末梢血に大型の赤血球が出現するのはどれか。  

1: 再生不良性貧血

2: 消化管出血

3: 鉄欠乏性貧血

4: 溶血性貧血

5: 葉酸欠乏性貧血

  • 答え:5
  • 解説:末梢血に大型の赤血球が出現するのは葉酸欠乏性貧血である。葉酸が欠乏することで核酸の合成に障害が生じ、巨赤芽球性貧血が発生する。
  • 再生不良性貧血は、骨髄の血球産生低下により末梢血のすべての血球が減少する造血障害であり、大型の赤血球が出現する症状ではない。
  • 消化管出血は、潰瘍や癌による消化管の出血であり、末梢血に大型の赤血球が出現する症状とは関係がない。
  • 鉄欠乏性貧血は、鉄の供給量と需要量のバランスが負に傾くことで生じる貧血で、赤血球は淡染性でヘモグロビンに乏しいが、大型の赤血球が出現する症状ではない。
  • 溶血性貧血は、赤血球の早期破壊亢進により末梢血の赤血球数が減少する貧血であるが、大型の赤血球が出現する症状ではない。
  • 葉酸欠乏性貧血は、葉酸が欠乏して核酸の合成に障害をきたし、巨赤芽球性貧血を生じるものであり、末梢血に大型の赤血球が出現する症状である。
  • 科目:内部障害と臨床医学
  • 重要度:プレミアム特典
  • 類似問題を見る
  • この問題について報告する

第51回午前:第85問

赤血球沈降速度が低下するのはどれか。  

1: 貧血

2: 肝硬変

3: 悪性腫瘍

4: 細菌感染

5: 播種性血管内凝固症候群〈DIC〉

第57回午後:第93問

多発性骨髄腫にみられるのはどれか。  

1: 肝障害

2: 病的骨折

3: 赤血球増多

4: 血清総蛋白量減少

5: 低カルシウム血症

  • 答え:2
  • 解説:多発性骨髄腫は、骨髄で異常な白血球(形質細胞)が増殖する病気で、貧血、血液・尿中の高蛋白、骨病変、高カルシウム血症、免疫抵抗力の低下、腎不全などの症状が見られます。
  • 肝障害は多発性骨髄腫の症状ではありません。多発性骨髄腫では腎不全が見られることがあります。
  • 病的骨折は多発性骨髄腫の症状の一つで、骨病変によって骨が弱くなり、病的骨折が起こりやすくなります。これが正解です。
  • 多発性骨髄腫では赤血球の減少が見られ、貧血が起こります。赤血球増多は多発性骨髄腫の症状ではありません。
  • 多発性骨髄腫では血清総蛋白量が増加することがあります。血清総蛋白量減少は多発性骨髄腫の症状ではありません。
  • 多発性骨髄腫では高カルシウム血症が見られることがあります。低カルシウム血症は多発性骨髄腫の症状ではありません。
  • 科目:がん関連障害と臨床医学
  • 重要度:プレミアム特典
  • 類似問題を見る
  • この問題について報告する

第37回午後:第51問

低蛋白血症の原因で適切でないのはどれか。  

1: 飢餓

2: 骨折

3: 肝硬変症

4: ネフローゼ症候群

5: 潰瘍性大腸炎

第35回午後:第80問

高血圧がみられないのはどれか。  

1: 慢性糸球体腎炎

2: 原発性アルドステロン症

3: 褐色細胞腫

4: 妊娠中毒症

5: 頸動脈洞症候群

第57回午前:第65問

抗体を産生するのはどれか。  

1: 赤血球

2: 好中球

3: 好酸球

4: リンパ球

5: 血小板

  • 答え:4
  • 解説:抗体を産生するのはリンパ球であり、それぞれの選択肢にある細胞はそれぞれ異なる機能を持っている。
  • 赤血球は抗体を産生する機能は持っておらず、酸素を細胞に運搬し、二酸化炭素を運び去るなど循環に関与している。
  • 好中球は抗体を産生する機能は持っておらず、炎症部位で異物の貪食作用に関与している。
  • 好酸球は抗体を産生する機能は持っておらず、アレルギー反応の制御作用を持ち、アレルギー疾患や寄生虫、腫瘍などに関与している。
  • リンパ球は抗体を産生し、免疫作用を持つため正解である。
  • 血小板は抗体を産生する機能は持っておらず、血液の凝固作用に関与している。
  • 科目:生理学(その他)
  • 重要度:プレミアム特典
  • 類似問題を見る
  • この問題について報告する

第55回午後:第93問

多発性骨髄腫に特徴的でないのはどれか。  

1: 貧血

2: 腎障害

3: 易感染性

4: 病的骨折

5: 低カルシウム血症

  • 答え:5
  • 解説:多発性骨髄腫は形質細胞ががん化し異常増殖する病気で、貧血、腎障害、易感染性、病的骨折などの症状が現れる。しかし、低カルシウム血症は特徴的ではなく、高カルシウム血症が起こることがある。
  • 貧血は多発性骨髄腫の特徴的な症状の一つで、造血機能の障害により生じる。
  • 腎障害も多発性骨髄腫の特徴的な症状で、免疫グロブリン(M蛋白)の増加により生じる。
  • 易感染性は多発性骨髄腫の特徴的な症状で、造血機能の障害により免疫機能が低下するため生じる。
  • 病的骨折は多発性骨髄腫の特徴的な症状で、サイトカイン分泌による破骨細胞の活性化により骨破壊が起こる。
  • 低カルシウム血症は多発性骨髄腫に特徴的ではない。実際には、血液中にカルシウムが溶け出すことで高カルシウム血症が生じることがある。
  • 科目:がん関連障害と臨床医学
  • 重要度:プレミアム特典
  • 類似問題を見る
  • この問題について報告する

第47回午前:第77問

多発性骨髄腫に特徴的でないのはどれか。  

1: 貧血

2: 腎障害

3: 易感染性

4: 病的骨折

5: 低カルシウム血症

第39回午後:第53問

出血性素因として正しいのはどれか。  

1: ビタミンA欠乏症

2: ビタミンB1欠乏症

3: ビタミンD欠乏症

4: ビタミンE欠乏症

5: ビタミンK欠乏症

第43回午後:第76問

慢性腎不全による血液透析患者の病態で適切でないのはどれか。  

1: 多血症

2: 骨軟化症

3: 出血傾向

4: 不均衡症候群

5: 末梢神経障害

第34回午後:第28問

血球とその働きとの組合せで誤っているのはどれか。  

1: 赤血球-酸素運搬

2: 顆粒球-栄養素運搬

3: 単 球-病原体貪食

4: リンパ球-抗体産生

5: 血小板-止血

第37回午後:第49問

血栓形成の原因で適切でないのはどれか。  

1: 動脈硬化症

2: 静脈瘤

3: ビタミンC欠乏

4: 赤血球増加症

5: 心臓弁膜症

第42回午後:第30問

誤っているのはどれか。  

1: エリスロポエチンは赤血球の産生を促す。

2: 赤血球は細網内皮系の器管で捕捉される。

3: 白血球で最も多いのは好塩基球である。

4: 血小板は骨髄で作られる。

5: 血漿成分にはフィブリノーゲンが含まれる。

第52回午後:第94問

血友病について正しいのはどれか。  

1: 脾腫がみられる。

2: 血小板数が減少する。

3: 点状紫斑がみられる。

4: 膝に関節症をきたす。

5: 自己免疫性疾患である。