第51回午前第85問の類似問題

第54回午後:第94問

赤血球の産生が低下しないのはどれか。  

1: 腎性貧血

2: 溶血性貧血

3: 鉄欠乏性貧血

4: 巨赤芽球性貧血

5: 骨髄異形成症候群

  • 答え:2
  • 解説:この問題では、赤血球の産生が低下しない貧血の種類を選択する必要があります。溶血性貧血は赤血球の寿命が短縮するもので、赤血球の産生自体は低下しないため、正解です。
  • 腎性貧血は腎不全に合併する貧血で、赤血球産生の低下、溶血、出血により発生するため、赤血球の産生が低下する場合があります。
  • 溶血性貧血は赤血球の寿命が短縮するもので、赤血球の産生自体は低下しないため、正解です。
  • 鉄欠乏性貧血は鉄欠乏のためのヘモグロビン合成低下に基づく小球性低色素性貧血であり、赤血球の産生が低下することが原因です。
  • 巨赤芽球性貧血はビタミンB12や葉酸の欠乏により、骨髄細胞のDNA合成に障害が起こり、骨髄に巨赤芽球が出現する。巨赤芽球は正常な赤血球に分化できない異常赤血球であるため、赤血球の産生が低下します。
  • 骨髄異形成症候群は骨髄と末梢血における血球の数量的、質的異常を特徴とし、骨髄は正形成や過形成であるにも関わらず、無効赤血球造血のために貧血などを生じるため、赤血球の産生が低下します。
  • 科目:臨床医学総論(病理学)
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第39回午前:第68問

廃用症候群で誤っているのはどれか。  

1: 血液粘稠度の低下

2: 一回心拍出量の低下

3: 安静時心拍数の増加

4: 最大換気量の減少

5: 腸管蠕動運動の低下

第53回午後:第92問

末梢血に大型の赤血球が出現するのはどれか。  

1: 再生不良性貧血

2: 消化管出血

3: 鉄欠乏性貧血

4: 溶血性貧血

5: 葉酸欠乏性貧血

  • 答え:5
  • 解説:末梢血に大型の赤血球が出現するのは葉酸欠乏性貧血である。葉酸が欠乏することで核酸の合成に障害が生じ、巨赤芽球性貧血が発生する。
  • 再生不良性貧血は、骨髄の血球産生低下により末梢血のすべての血球が減少する造血障害であり、大型の赤血球が出現する症状ではない。
  • 消化管出血は、潰瘍や癌による消化管の出血であり、末梢血に大型の赤血球が出現する症状とは関係がない。
  • 鉄欠乏性貧血は、鉄の供給量と需要量のバランスが負に傾くことで生じる貧血で、赤血球は淡染性でヘモグロビンに乏しいが、大型の赤血球が出現する症状ではない。
  • 溶血性貧血は、赤血球の早期破壊亢進により末梢血の赤血球数が減少する貧血であるが、大型の赤血球が出現する症状ではない。
  • 葉酸欠乏性貧血は、葉酸が欠乏して核酸の合成に障害をきたし、巨赤芽球性貧血を生じるものであり、末梢血に大型の赤血球が出現する症状である。
  • 科目:内部障害と臨床医学
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第51回午後:第100問

悪性症候群の症状はどれか。  

1: 筋弛緩

2: 高血糖

3: 高熱

4: 徐脈

5: 白血球減少

第37回午後:第49問

血栓形成の原因で適切でないのはどれか。  

1: 動脈硬化症

2: 静脈瘤

3: ビタミンC欠乏

4: 赤血球増加症

5: 心臓弁膜症

第43回午後:第76問

慢性腎不全による血液透析患者の病態で適切でないのはどれか。  

1: 多血症

2: 骨軟化症

3: 出血傾向

4: 不均衡症候群

5: 末梢神経障害

第43回午後:第65問

高齢者における変化で誤っているのはどれか。  

1: 収縮期血圧低下

2: 腎血流量低下

3: 心拍出量低下

4: 赤血球数低下

5: 体水分量低下

第37回午後:第51問

低蛋白血症の原因で適切でないのはどれか。  

1: 飢餓

2: 骨折

3: 肝硬変症

4: ネフローゼ症候群

5: 潰瘍性大腸炎

第57回午後:第93問

多発性骨髄腫にみられるのはどれか。  

1: 肝障害

2: 病的骨折

3: 赤血球増多

4: 血清総蛋白量減少

5: 低カルシウム血症

  • 答え:2
  • 解説:多発性骨髄腫は、骨髄で異常な白血球(形質細胞)が増殖する病気で、貧血、血液・尿中の高蛋白、骨病変、高カルシウム血症、免疫抵抗力の低下、腎不全などの症状が見られます。
  • 肝障害は多発性骨髄腫の症状ではありません。多発性骨髄腫では腎不全が見られることがあります。
  • 病的骨折は多発性骨髄腫の症状の一つで、骨病変によって骨が弱くなり、病的骨折が起こりやすくなります。これが正解です。
  • 多発性骨髄腫では赤血球の減少が見られ、貧血が起こります。赤血球増多は多発性骨髄腫の症状ではありません。
  • 多発性骨髄腫では血清総蛋白量が増加することがあります。血清総蛋白量減少は多発性骨髄腫の症状ではありません。
  • 多発性骨髄腫では高カルシウム血症が見られることがあります。低カルシウム血症は多発性骨髄腫の症状ではありません。
  • 科目:がん関連障害と臨床医学
  • 重要度:プレミアム特典
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第42回午後:第49問

萎縮の原因で誤っているのはどれか。  

1: 栄養の低下

2: 血液供給の減少

3: 対臓器の一側の欠損

4: 仕事負荷の消失

5: 内分泌刺激の消失

第35回午後:第80問

高血圧がみられないのはどれか。  

1: 慢性糸球体腎炎

2: 原発性アルドステロン症

3: 褐色細胞腫

4: 妊娠中毒症

5: 頸動脈洞症候群

第50回午前:第76問

冠血流を減少させる要因はどれか。  

1: 収縮期の血圧の低下

2: 心拍数の低下

3: 大動脈弁狭窄

4: 心房中隔欠損

5: 僧帽弁狭窄