3歳の男児。痙直型右片麻痺。図に示す右上下肢の肢位に影響しているのはどれか。2つ選べ。
1: 逃避反射
2: 陽性支持反応
3: 交叉性伸展反射
4: 緊張性迷路反射
5: 非対称性緊張性頸反射
脊髄小脳変性症の症状と対処との組合せで誤っているのはどれか。
1: 嚥下障害-とろみ調整食品
2: 起立性低血圧-弾性包帯
3: 脊髄後索障害-視覚代償
4: 四肢失調症-PNF
5: 睡眠時無呼吸症候群-口すぼめ呼吸
小脳症状でないのはどれか。
1: 眼振
2: 構音障害
3: 体幹障害
4: 協調障害
5: 腱反射亢進
脳卒中片麻痺患者のADL指導で適切でないのはどれか。
1: 寝返り動作では健側の方に行う。
2: 車椅子は片手駆動型が一般的である。
3: 階段の昇りは健側から、降りは患側から行う。
4: シャツの着衣は患側手から、脱衣は健側手から行う。
5: ベッドからの起立動作では健側足部を引き寄せてから行う。
病変部位で誤っている組合せはどれか。
1: 筋萎縮性側索硬化症-脊髄前角
2: 急性灰白髄炎(ポリオ)-脊髄後角
3: Parkinson病-中脳黒質
4: Hungtinton病-線条体
5: Alzheimer病-大脳皮質
57歳の男性。脳出血による左片麻痺。Brunnstrom法ステージ下肢III。左下腿三頭筋のMAS〈modified Ashworth scale〉は2。平行棒内歩行時に左下肢の踵接地はみられず、内反尖足となる。また、左下肢立脚中期に膝のロッキングを認める。そこでダブルクレンザック(ロッド式)短下肢装具を作製した。誤っているのはどれか。
1: 下腿半月の上縁の位置:腓骨頭
2: 下腿半月の幅:4 cm
3: 下腿中央部における支柱と皮膚との距離:5 mm
4: 足継手の位置:内果下端と外果中央を結ぶ線
5: 足関節の角度:底屈0°
末梢神経麻痺の症候で正しいのはどれか。2つ選べ。 ア.不随意運動イ.感覚障害ウ.筋萎縮エ.病的反射オ.腱反射亢進
1: ア
2: イ
3: ウ
4: エ
5: オ
脳卒中患者の摂食・嚥下障害で正しいのはどれか。
1: 水分よりゼリーで誤嚥しやすい。
2: 急性期より慢性期で高頻度に生じる。
3: 座位よりリクライニング位で誤嚥が少ない。
4: 片側の障害では非麻痺側に頸部を回旋する。
5: 食事中むせなければ誤嚥はないと判断できる。
脳卒中患者の摂食・嚥下障害で誤っているのはどれか。
1: 急性期に高頻度にみられる。
2: 体位調節は誤嚥防止に役立つ。
3: 仮性球麻痺があると生じやすい。
4: 水はペーストよりも誤嚥しやすい。
5: 右側の咽頭麻痺では顔を左に向けて食べさせる。
低周波刺激の運動点で誤っているのはどれか。
1: 縫工筋
2: 内側広筋
3: 前脛骨筋
4: 大腿二頭筋
5: 腓腹筋
関節可動域測定法(日本整形外科学会、日本リハビリテーション医学会基準による)で運動方向と移動軸との組合せで誤っているのはどれか。
1: 足関節背屈 - 第5中足骨
2: 頸部回旋 - 鼻梁と後頭結節を結ぶ線
3: 頸部屈曲 - 外耳孔と頭頂を結ぶ線
4: 前腕回外 - 手指を伸展して手背面
5: 股関節屈曲 - 大腿骨
Down症児の初期の腹臥位での移動の特徴はどれか。
1: 股関節の外転
2: 伸展側下肢の尖足傾向
3: 上肢の過剰な引き込み
4: 緊張性迷路反射の残存
5: 下肢運動の交互性の欠如
脳神経核と存在部位との組合せで誤っているのはどれか。
1: 動眼神経-中脳
2: 迷走神経-延髄
3: 外転神経-橋
4: 舌下神経-延髄
5: 副神経-中脳
片麻痺患者の上肢・手指機能がともにブルンストローム法ステージIVで誤っているのはどれか。
1: 指の伸展が随意的にわずかに可能
2: 横つまみが可能
3: 肘を体側につけたまま90°屈曲位で前腕の回内・回外が可能
4: 腕を後ろに回して手を腰に当てることが可能
5: 肘伸展位で肩関節90°外転が可能
膝関節疾患と診断との組合せで誤っているのはどれか。
1: 前十字靱帯損傷 - ラックマンテスト
2: 半月板損傷 - マックマレーテスト
3: 内側側副靱帯損傷 - 内反ストレステスト
4: 膝蓋・大腿関節障害 - Q角
5: 変形性膝関節症 - 膝蓋跳動
膝周囲のスポーツ外傷と理学療法との組合せで誤っているのはどれか。
1: 前十字靱帯再建術後-膝伸展可動域の制限
2: 関節鏡視下半月板切除術後-早期部分荷重訓練
3: ジャンパー膝-膝窩部への超音波療法
4: 腸脛靱帯炎-ランニングの禁止
5: 離断性骨軟骨炎-膝関節固定装具の適用
痙直型両麻痺児の理学療法において促通すべき運動・反射はどれか。2つ選べ。 ア.背臥位で股関節内転運動イ.座位で股関節内旋運動ウ.座位で骨盤前傾運動エ.立位で下肢相反運動オ.立位で陽性支持反射
1: ア
2: イ
3: ウ
4: エ
5: オ
図のような異常歩行の原因はどれか。
1: ソケットの内転角が不足している。
2: ソケットの初期屈曲角が不足している。
3: SACH足のヒールが固すぎる。
4: 大腿四頭筋の筋力が低下している。
5: トウブレークが前方すぎる。
関節可動域測定法(日本整形外科学会、日本リハビリテーション医学会基準による)で誤っているのはどれか。
1: 肩外転
2: 手伸展
3: 股伸展
4: 足部外がえし
5: 頸部側屈
53歳の女性。脳出血による右片麻痺で、発症後6週経過。Brunnstrom法ステージは上肢、手指、下肢ともにIV。両足をそろえた位置から理学療法士を両上肢で押しながら図のように左足を一歩前に出す運動を行っている。この目的として誤っているのはどれか。
1: 歩幅の拡大
2: 歩隔の拡大
3: 右側の殿筋強化
4: 右側の下腿三頭筋の強化
5: 右側上肢肩甲帯の安定化