系統的脱感作法はどの心理治療に分類されるか。
1: 森田療法
2: 集団精神療法
3: 精神分析療法
4: 認知行動療法
5: 支持的精神療法
治療法と対象の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
1: Frenkel体操―――脊髄性失調
2: Codman体操―――腰痛症
3: 漸増抵抗運動―――痙 縮
4: Williams体操―――下肢閉塞性動脈硬化症
5: ミラーセラピー――幻肢痛
外傷後ストレス障害(PTSD)で誤っているのはどれか。
1: 外傷体験後6か月以上の潜伏期間を経て発症する。
2: 発症は個人の主観的反応の強さに影響される。
3: 自律神経の過覚醒状態を呈する。
4: 外傷的出来事に遭遇した現場を避けて通る。
5: 外傷的出来事の夢を繰り返し見る。
心理的な外傷体験後の早期介入法として適切なのはどれか。
1: デブリーフィング
2: 心理的応急処置
3: 集団精神療法
4: 生活技能訓練
5: 精神分析療法
神経症性障害の特徴はどれか。
1: 1. 強迫行為は作業遂行を妨げる。
2: 2. 離人症は医療機関を変更しやすい。
3: 3. 転換性障害には心因性健忘が生じる。
4: 4. 身体化障害では症状が固定しやすい。
5: 5. 心気症状は作業療法中にはみられない。
神経症性障害について正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 全般性不安障害では疾病利得がみられる。
2: 強迫行為では不合理と思いながらも繰り返し手を洗う。
3: 離人症では自分がとても重い病気ではないかと心配する。
4: 社交恐怖では自分が見捨てられるのではないかと心配する。
5: 予期不安ではパニック発作がまた起きるのではないかと心配する。
強迫性障害について誤っているのはどれか。
1: 曝露反応妨害法が用いられる。
2: 強迫行為はさせられ体験による。
3: 対称性へのこだわりがみられる。
4: 不合理な観念が繰り返し浮かぶ。
5: 選択的セロトニン再取り込み阻害薬が用いられる。
系統的脱感作法が用いられる心理療法はどれか。
1: 森田療法
2: 集団精神療法
3: 精神分析療法
4: 認知行動療法
5: 支持的精神療法
統合失調症の回復過程の急性期における作業療法として適切なのはどれか。
1: 身体感覚の獲得
2: 現実への移行の準備
3: 身辺処理能力の回復
4: 生活管理能力の改善
5: 対人交流技能の改善
作業療法場面で退行した態度をとりやすいのはどれか。
1: 閉所恐怖症
2: パニック障害
3: 強迫性障害(強迫神経症)
4: 外傷後ストレス障害
5: 解離性(転換性)障害
反射性交感神経性ジストロフィーについて適切でないのはどれか。
1: 外傷や手術が誘因になる。
2: 交感神経系の血管運動機能不全が関与する。
3: 患肢の疼痛、発赤および腫脹がある。
4: 起立性低血圧を伴う。
5: 患肢の関節可動域訓練は愛護的に行う。
精神分裂病(統合失調症)の作業療法開始時の対応で適切でないのはどれか。
1: 安心してくつろげる場を提供する。
2: 精神内界を表現できるよう配慮する。
3: 周囲に受け入れられる体験をさせる。
4: 両価的感情を受容する。
5: 受け入れられないことはその旨を明確に伝える。
外傷性脳損傷後の障害と訓練・対応との組合せで適切なのはどれか。
1: 記憶障害 − 作業工程が多い種目とする。
2: 半側空間無視 − 無視側からの刺激を多くする。
3: 注意障害 − 作業工程の展開を速くする。
4: 遂行機能障害 − 毎回新しい作業活動を準備する。
5: 社会的行動障害 − 新しい集団への参加を促す。
評価法と障害の組合せで正しいのはどれか。
1: BADS―――気分障害
2: MMPI―――注意障害
3: POMS―――視知覚障害
4: SPTA―――記憶障害
5: WCST―――遂行機能障害
作業療法中に、隣の人に触れるのがきたないとプログラムを中断してしまう患者はどれか。
1: 身体表現性障害
2: 解離性障害
3: 非社会性人格障害
4: 強迫性障害
5: 妄想性人格障害
行動療法の技法でないのはどれか。
1: 精神分析
2: 系統的脱感作法
3: 曝露反応妨害法
4: トークンエコノミー法
5: バイオフィードバック法
神経症性障害患者の作業療法で正しいのはどれか。
1: 心気症状への傾聴が重要となる。
2: 転換症状がある場合は行わない。
3: 強迫症状に対しては反復作業を用いる。
4: 不安発作が完全に消失するまで行わない。
5: 離人症状では自傷行為の可能性を考慮する。
神経症性障害の作業療法で正しいのはどれか。
1: 集団行動を優先する。
2: 感情表現の機会をもつ。
3: 症状出現の理由を言語化させる。
4: アンビバレンツな言動を指摘する。
5: 身体化症状が増える場合は中止する。
疾患と症状の組合せで正しいのはどれか。
1: Alzheimer型認知症 ── パーキンソニズム
2: 血管性認知症 ── 情動失禁
3: 進行性核上性麻痺 ── 他人の手徴候
4: 大脳皮質基底核変性症 ── 幻 視
5: Lewy小体型認知症 ── アテトーゼ
症状性精神障害を引き起こす疾患と治療の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
1: Wernicke脳症 ── ビタミンB1投与
2: 肝性脳症 ── 芳香族アミノ酸投与
3: 全身性エリテマトーデス ── 副腎皮質ステロイド投与
4: 尿毒性脳症 ── 瀉 血
5: ペラグラ ── 葉酸投与