第49回午前第99問の類似問題

第45回午後:第45問

神経症性障害の特徴はどれか。  

1: 1. 強迫行為は作業遂行を妨げる。

2: 2. 離人症は医療機関を変更しやすい。

3: 3. 転換性障害には心因性健忘が生じる。

4: 4. 身体化障害では症状が固定しやすい。

5: 5. 心気症状は作業療法中にはみられない。

第46回午後:第39問

神経症性障害患者の作業療法で正しいのはどれか。  

1: 心気症状への傾聴が重要となる。

2: 転換症状がある場合は行わない。

3: 強迫症状に対しては反復作業を用いる。

4: 不安発作が完全に消失するまで行わない。

5: 離人症状では自傷行為の可能性を考慮する。

第41回午前:第91問

神経症性障害患者の作業療法で適切でないのはどれか。  

1: 心気症を示す患者では、レクリエーションや運動を促す。

2: 不安発作を示すときは、作業の中断を考慮する。

3: 過剰な不安を抱くときは、作業量を増やす。

4: 身体表現性障害では、身体機能改善を優先する。

5: 自己評価が低いときは、達成しやすい作業に変更する。

第50回午後:第98問

家族がすぐにでも病気になるのではないか、という心配を繰り返し訴えるのはどれか。  

1: 解離性障害

2: 強迫性障害

3: 社交(社会)不安障害

4: 全般性不安障害

5: 広場恐怖

第46回午前:第41問

薬物依存で正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: パニック障害になりやすい。

2: 強迫性障害の人が陥りやすい。

3: 薬物摂取の自制が困難である。

4: 使用頻度と使用量は反比例する。

5: 薬物中止によって離脱症状が出現する。

第51回午後:第98問

回避がみられるのはどれか。  

1: 心気障害

2: 身体化障害

3: 強迫性障害

4: 全般性不安障害

5: PTSD〈外傷後ストレス障害〉

第48回午前:第47問

神経症性障害の作業療法で正しいのはどれか。  

1: 集団行動を優先する。

2: 感情表現の機会をもつ。

3: 症状出現の理由を言語化させる。

4: アンビバレンツな言動を指摘する。

5: 身体化症状が増える場合は中止する。

第53回午前:第97問

器質性精神障害について正しいのはどれか。  

1: 妄想はみられない。

2: 安定した人格を認める。

3: 記憶障害はみられない。

4: 抗精神病薬は投与しない。

5: 心理的要因の影響を受ける。

  • 答え:5
  • 解説:器質性精神障害は、脳の機能や構造に異常があることが原因で起こる精神障害であり、Alzheimer型認知症や脳血管障害、進行麻痺、頭部外傷、脳腫瘍などが成因となることがある。ストレスなどの心理的要因の影響を受けることがあります。
  • 選択肢1は間違いです。器質性精神障害では、意識混濁や顕著な幻覚などが明らかでない場合でも、器質性妄想状態を呈することがあります。
  • 選択肢2は間違いです。器質性精神障害では、人格変化や情意面の障害がみられることがあります。
  • 選択肢3は間違いです。器質性精神障害では、急性期の意識障害の回復期などに健忘症候群がみられることがあります。
  • 選択肢4は間違いです。器質性精神障害で生じる行動障害に対しては、抗精神病薬が処方されることがある。そのほか、抗うつ薬や睡眠導入剤などの向精神薬が処方されることもあります。
  • 選択肢5は正しいです。器質性精神障害はストレスなどの心理的要因の影響を受けることがあります。
  • 科目:精神障害と臨床医学
  • 重要度:プレミアム特典
  • 類似問題を見る
  • この問題について報告する

第53回午前:第99問

「自分がやっていることなのに、自分がやっている感じがしない」と訴える患者の症状はどれか。  

1: 恐怖症

2: 拒絶症

3: 離人症状

4: 心気症状

5: 感情鈍麻

  • 答え:3
  • 解説:この問題では、患者が「自分がやっていることなのに、自分がやっている感じがしない」と訴える症状について尋ねています。この症状は離人症状に該当します。
  • 恐怖症は神経症性障害の一種で、通常は危険ではない状況や対象に対して不安が誘発され、それらを回避しようとする症状です。この症状は、自分がやっている感じがしないという訴えとは関係がありません。
  • 拒絶症は緊張型統合失調症の症状の一つで、他人の命令や期待を態度や行動で拒否するものです。この症状も、自分がやっている感じがしないという訴えとは関係がありません。
  • 離人症状は、うつ病や恐怖性不安障害、強迫性障害などで見られる症状で、自分の外の世界や自分自身に対する実感が薄れてしまい、自分が自分でないような感覚が生じるものです。この症状が「自分がやっていることなのに、自分がやっている感じがしない」という訴えに該当します。
  • 心気症状は神経症性障害の一種で、身体的異常がないのに頭痛やめまいなどを感じ、病気ではないかと気を病むものです。この症状は、自分がやっている感じがしないという訴えとは関係がありません。
  • 感情鈍麻は慢性期の統合失調症患者などに見られる症状で、普通であれば感情反応を引き起こすような刺激があるにも関わらず、感情が起こらない状態です。この症状も、自分がやっている感じがしないという訴えとは関係がありません。
  • 科目:精神障害と臨床医学
  • 重要度:プレミアム特典
  • 類似問題を見る
  • この問題について報告する

第39回午前:第88問

パニック障害患者の作業場面での訴えはどれか。  

1: 「グループだと緊張して声が出なくなる」

2: 「出席日数がいつも気になる」

3: 「作業をしている実感がない」

4: 「尖った道具を使う作業が怖い」

5: 「急に動悸がして息が苦しくなる」

第38回午前:第87問

作業療法場面で退行した態度をとりやすいのはどれか。  

1: 閉所恐怖症

2: パニック障害

3: 強迫性障害(強迫神経症)

4: 外傷後ストレス障害

5: 解離性(転換性)障害

第38回午前:第88問

パニック障害患者の作業療法中にみられるのはどれか。  

1: 醜形恐怖

2: 疼痛発作

3: 失立発作

4: 不安発作

5: 情動失禁

第36回午前:第99問

神経症性障害の作業療法場面でみられないのはどれか。  

1: 注意転導

2: 過換気症候群

3: 解離症状

4: 演技的行動

5: 強迫行為

第35回午前:第85問

精神分裂病(統合失調症)の作業療法でみられないのはどれか。  

1: 判断が一面的になりやすい。

2: 物事への関心が低い。

3: 対人関係の距離が混乱しやすい。

4: 物事の全体的把握が苦手である。

5: 一つの作業に長時間没頭する。

第40回午前:第87問

不潔恐怖のある強迫性障害患者が作業療法場面で見せる特徴で適切でないのはどれか。  

1: 予定通り行われることにこだわる。

2: 他の人が触れたものを避ける。

3: 手順に間違いがないか確認する。

4: 作業療法士に手洗いを要求する。

5: 自分のこだわりに無自覚である。

第56回午前:第98問

曝露反応妨害法が有効なのはどれか。  

1: 強迫性障害

2: 身体化障害

3: 神経性過食症

4: 全般性不安障害

5: PTSD〈外傷後ストレス障害〉

  • 答え:1
  • 解説:曝露反応妨害法は認知行動療法の一つで、患者を不安に曝すことで徐々に慣れさせ、強迫行為を行わないようにする方法です。強迫性障害に対して有効な治療法とされています。
  • 強迫性障害は、曝露反応妨害法が有効な治療法です。患者を不安に曝すことで徐々に慣れさせ、強迫行為を行わないようにすることが目的です。
  • 身体化障害の治療には、曝露反応妨害法ではなく、認知行動療法や支持的精神療法が有効です。身体化障害は、心理的な問題が身体的な症状として現れる障害です。
  • 神経性過食症の治療には、曝露反応妨害法ではなく、認知行動療法や対人関係療法が有効です。神経性過食症は、過度な食事を繰り返すことで精神的な問題を緩和しようとする障害です。
  • 全般性不安障害の治療には、曝露反応妨害法ではなく、認知行動療法が有効です。全般性不安障害は、日常生活において過度な不安や心配を感じることが特徴の障害です。
  • PTSD(外傷後ストレス障害)の治療には、曝露反応妨害法ではなく、持続暴露療法や認知行動療法が有効です。PTSDは、外傷的な出来事を経験した後に、その記憶や恐怖が繰り返し蘇る障害です。
  • 科目:精神障害と臨床医学
  • 重要度:プレミアム特典
  • 類似問題を見る
  • この問題について報告する

第50回午前:第99問

強迫性障害について誤っているのはどれか。  

1: 曝露反応妨害法が用いられる。

2: 強迫行為はさせられ体験による。

3: 対称性へのこだわりがみられる。

4: 不合理な観念が繰り返し浮かぶ。

5: 選択的セロトニン再取り込み阻害薬が用いられる。

第39回午前:第98問

精神科デイケアの対象でないのはどれか。  

1: 自発性が低下している外傷性脳損傷患者

2: 年に1、2回の大発作をおこすてんかん患者

3: 希死念慮を言葉にするうつ病患者

4: 対人恐怖を有する神経症性障害患者

5: 自宅で過食のみられる摂食障害患者

第46回午前:第47問

気分障害について正しいのはどれか。  

1: 大うつ病は男性に多い。

2: 躁病の思考障害には観念奔逸がある。

3: 季節性感情障害の症状は冬に改善する。

4: 大うつ病の思考障害には思考途絶がある。

5: 仮性認知症は双極性感情障害に出現しやすい。

第48回午前:第98問

雑踏の中で強い不安が生じ、その場所を避けるようになるのはどれか。  

1: 適応障害

2: 解離性障害

3: 強迫性障害

4: 広場恐怖症

5: 社交恐怖症