対称性緊張性頸反射で正しいのはどれか。
1: 頸部の伸展で股関節と膝関節が屈曲する。
2: 統合する中枢は大脳にある。
3: 立直り反応の一つである。
4: 生後4か月で出現する。
5: 生後10か月で消失する。
呼吸調節のメカニズムで正しいのはどれか。
1: 呼吸中枢は中脳にある。
2: 中枢性化学受容野は橋にある。
3: 中枢性化学受容野はO2センサーとして働く。
4: 末梢性化学受容器は頸動脈にある。
5: 肺伸展受容器刺激は吸気促進に作用する。
排便機構について正しいのはどれか。
1: 骨盤神経は便意に関与する。
2: 内肛門括約筋の弛緩は随意的に起こる。
3: 排便反射は仙髄から抑制を受けている。
4: 大腸の蠕動運動は縦走筋によって生じる。
5: 外肛門括約筋は下腹神経の作用で弛緩する。
単シナプス性伸張反射の求心路を形成する神経線維はどれか。
1: Ia群線維
2: Ib群線維
3: II群線維
4: α線維
5: γ線維
中脳が中枢となるのはどれか。
1: Moro反射
2: Galant反射
3: Landau反応
4: 陽性支持反射
5: 非対称性緊張性頸反射
姿勢反射と中枢との組合せで誤っているのはどれか。
1: 交叉性伸展反射−脊髄レベル
2: 陽性支持反射−脊髄レベル
3: 緊張性迷路反射−中脳レベル
4: 上肢パラシュート反応−中脳レベル
5: ホッピング反応−大脳皮質レベル
排便について誤っているのはどれか。
1: 排便反射の中枢は第2~4仙髄にある。
2: 延髄にある高位中枢により調節される。
3: 排便反射の遠心路は交感神経である。
4: 直腸壁の伸展により誘発される。
5: 下痢には腸管運動異常によるものがある。
反射中枢の部位で誤っている組合せはどれか。
1: 角膜反射-橋
2: 眼輪筋反射-小脳
3: 腹壁反射-胸髄
4: 膝蓋腱反射-腰髄
5: 足底反射-仙髄
自律神経について正しいのはどれか。
1: 交感神経刺激は膀胱を収縮させる。
2: 交感神経刺激は心筋の収縮力を低下させる。
3: 副交感神経刺激は消化管運動性を低下させる。
4: 副交感神経刺激は唾液分泌を抑制する。
5: 副交感神経刺激は縮瞳を引き起こす。
深部腱反射と反射中枢との組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
1: C3、4 − 下顎反射
2: C5、6 − 上腕三頭筋反射
3: C6−T1 − 回内筋反射
4: L1、2 − 膝蓋腱反射
5: L5−S2 − アキレス腱反射
装具と障害されている神経との組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 短対立装具-正中神経麻痺
2: 長対立装具-橈骨神経麻痺
3: 虫様筋カフ-尺骨神経麻痺
4: Thomasスプリント-正中神経麻痺
5: Oppenheimerスプリント-尺骨神経麻痺
排尿で正しいのはどれか。
1: 膀胱は交感神経活動で収縮する。
2: 排尿の反射中枢は腰髄にある。
3: 内尿道括約筋は副交感神経活動で収縮する。
4: 外尿道括約筋は随意制御できる。
5: 外尿道括約筋は陰部神経活動によって弛緩する。
膀胱の神経支配について正しいのはどれか。
1: 下腹神経は副交感神経である。
2: 骨盤神経は交感神経である。
3: 陰部神経は体性神経である。
4: αアドレナリン受容体は膀胱体部に多い。
5: βアドレナリン受容体は膀胱底部に多い。
排尿で正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 排尿反射の中枢は腰髄にある。
2: 外尿道括約筋は随意制御できる。
3: 膀胱は副交感神経活動で収縮する。
4: 外尿道括約筋は陰部神経活動で弛緩する。
5: 内尿道括約筋は副交感神経活動で収縮する。
頸動脈洞反射で正しいのはどれか。
1: 頻脈になる。
2: 血圧が上昇する。
3: 化学的刺激によって生じる。
4: 求心路は舌下神経を介する。
5: 遠心路は迷走神経を介する。
深部反射と反射中枢の組合せで誤っているのはどれか。
1: 上腕二頭筋反射 ── C5・6
2: 上腕三頭筋反射 ── C7・8
3: 腕橈骨筋反射 ── C8・Thl
4: 膝蓋腱反射 ── L2~4
5: アキレス腱反射 ── Sl・2
運動に関する中枢神経について正しいのはどれか。
1: 一次運動野においては他の部位と比較して手と顔面の運動領域が小さい。
2: 中脳黒質に由来するドパミン作動性ニューロンは線条体に至る。
3: 皮質脊髄路のうち約30%の線維が延髄錐体で対側に交叉する。
4: Betzの巨大錐体細胞は運動野大脳皮質の第Ⅲ層に存在する。
5: Purkinje細胞の軸索は小脳への求心性線維となる。
神経について正しいのはどれか。
1: 感覚神経は伝導速度によってα、β群に分類される。
2: 伝導速度は神経の太さに関係しない。
3: 有髄神経は無髄神経より伝導速度が速い。
4: A群の神経はB群より伝導速度が遅い。
5: 自律神経は有髄神経である。
正しいのはどれか。
1: 瞳孔散大は副交感神経の作用である。
2: 視細胞の錐状体は明暗感覚に関与する。
3: 視神経乳頭部は視力の最も良い部分である。
4: 内側膝状体は視覚伝導路に含まれる。
5: 左視野の視覚情報は右後頭葉に入力する。
排便機構で正しいのはどれか。
1: 排便中枢は胸髄にある。
2: 外肛門括約筋は陰部神経支配である。
3: 下行結腸では逆蠕動運動がみられる。
4: 食事によって胃が拡張すると便意を生じる。
5: 内肛門括約筋は副交感神経の緊張で収縮する。