第34回午後第52問の類似問題

第57回午後:第90問

悪性腫瘍はどれか。  

1: 下垂体腺腫

2: 頭蓋咽頭腫

3: 神経鞘腫

4: 膠芽腫

5: 髄膜腫

  • 答え:4
  • 解説:悪性腫瘍は、周囲の組織に浸潤し、転移する性質を持つ腫瘍です。この問題では、膠芽腫が悪性腫瘍であり、他の選択肢は良性腫瘍です。
  • 下垂体腺腫は下垂体の一部の細胞が腫瘍化したもので、良性腫瘍です。下垂体はホルモンを分泌する器官であり、下垂体腺腫はホルモンの過剰分泌や欠乏による症状が現れることがあります。
  • 頭蓋咽頭腫は下垂体茎にみられる良性腫瘍です。この腫瘍は、頭蓋咽頭部という解剖学的な位置に発生し、視神経や下垂体に影響を与えることがあります。
  • 神経鞘腫は脳神経と脊髄神経でみられる良性腫瘍です。前庭神経鞘腫や三叉神経鞘腫が多くみられ、聴力低下や顔面の感覚異常などの症状が現れることがあります。
  • 膠芽腫は神経膠細胞が腫瘍化したもので、悪性腫瘍です。悪性脳腫瘍の中で最も頻度が高く、治療が困難で予後が悪いことが特徴です。手術や放射線治療、化学療法が行われることがあります。
  • 髄膜腫はくも膜にみられる良性腫瘍です。髄膜腫は脳や脊髄の外側に発生し、圧迫による症状が現れることがあります。手術による切除が一般的な治療法です。
  • 科目:がん関連障害と臨床医学
  • 重要度:プレミアム特典
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第55回午前:第3問

頭部MRIを示す。正しいのはどれか。2つ選べ。 

55_0_3

1: 第四脳室

2: 尾状核

3: 脳梁

4: 視床

5: 被殻

第40回午後:第6問

末梢神経で誤っているのはどれか。  

1: 神経内膜は個々の神経線維を包んでいる。

2: 髄鞘と髄鞘の切れ目をランヴィエ絞輪という。

3: 1個のシュワン細胞が複数の無髄の軸索を包んでいる。

4: シナプスの終末ボタンと樹状突起との間には間隙がある。

5: 1本の軸索は1個のシナプスを形成する。

第38回午後:第52問

正しい組合せはどれか。2つ選べ。 ア.脳出血-アテローム硬化イ.脳血栓-血小板減少ウ.脳塞栓-心房細動エ.くも膜下出血-動脈瘤破裂オ.慢性硬膜下血腫-動静脈奇形破裂  

1: ア

2: イ

3: ウ

4: エ

5: オ

第55回午後:第51問

大脳基底核に分類されるのはどれか。  

1: 視床

2: 上丘

3: 被殻

4: 下垂体

5: 歯状核

  • 答え:3
  • 解説:大脳基底核は、大脳髄質内にある灰白質塊で、主要領域は尾状核、被殻、淡蒼球の3つの神経核からなる。それぞれの選択肢は、異なる脳の部位や機能を持っている。
  • 視床は大脳基底核ではなく、間脳に含まれる視床脳の約4/5を占める多数の神経核の複合体である。
  • 上丘は大脳基底核ではなく、中脳の中脳蓋にある半球状の膨らみで、視神経線維の一部を受けて、主に眼球運動や視覚反射に関与する。
  • 被殻は大脳基底核の一部で、大脳半球レンズ核の外側半に位置する。このため、選択肢3が正解である。
  • 下垂体は大脳基底核ではなく、蝶形骨の下垂体窩に位置する。
  • 歯状核は大脳基底核ではなく、小脳の出力核である小脳核の一つである。小脳核にはこのほか、室頂核や球状核、栓状核がある。
  • 科目:解剖学(筋・骨格・神経系)
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第34回午後:第53問

正しいのはどれか。  

1: 肺の小細胞癌は進行が緩徐である。

2: 胃癌では扁平上皮癌が多い。

3: 大腸癌は上行結腸に好発する。

4: 肝細胞癌は肝硬変に合併する。

5: 膵癌は女性に多い。

第38回午後:第19問

誤っているのはどれか。  

1: 神経細胞の突起には樹状突起と軸索とがある。

2: ランヴィエの絞輪は電気的絶縁部分である。

3: 有髄線維に比べて無髄線維は興奮伝導の速度が遅い。

4: 星状膠細胞は神経細胞に栄養を与えている。

5: 末梢神経の髄鞘はシュワン細胞が形成する。

第42回午後:第53問

悪性腫瘍の特徴で誤っているのはどれか。  

1: 転移が多い。

2: 再発率が高い。

3: 細胞の異型性が強い。

4: 浸潤性に発育する。

5: 細胞の分化度が高い。

第36回午後:第20問

誤っているのはどれか。  

1: 前脊髄小脳路は前索を通る。

2: 網様体脊髄路は脳幹と脊髄とを結ぶ。

3: 皮質脊髄路は大脳皮質と脊髄前角細胞とを結ぶ。

4: 脊髄視床路は外側と腹側とに分かれる。

5: 後索は延髄下部で交叉する。

第40回午前:第58問

腕神経叢麻痺で正しいのはどれか。2つ選べ。 ア.引き抜き損傷によって起こる。イ.上位型ではホルネル徴候を伴う。ウ.下位型では肩の外転ができない。エ.全型では肩甲骨挙上ができない。オ.肋間神経移行による機能再建が行われる。  

1: ア

2: イ

3: ウ

4: エ

5: オ

第52回午前:第75問

病理学的な悪性度が最も高いのはどれか。  

1: 海綿状血管腫

2: 下垂体腺腫

3: 神経膠芽腫

4: 神経鞘腫

5: 髄膜腫

第57回午後:第88問

二分脊椎で正しいのはどれか。  

1: 髄膜瘤は神経障害を伴う。

2: 脊髄係留症候群の好発年齢は2~3歳である。

3: 脊髄係留症候群は上肢の感覚障害を伴う。

4: 脊髄髄膜瘤ではChiari奇形の合併は稀である。

5: 脊髄髄膜瘤では水頭症を合併する。

  • 答え:5
  • 解説:二分脊椎に関する問題では、脊髄髄膜瘤や脊髄係留症候群などの症状や合併症について理解することが重要です。正しい選択肢は、脊髄髄膜瘤が水頭症を合併することを示す選択肢5です。
  • 髄膜瘤は神経障害を伴わないため、選択肢1は誤りです。髄膜瘤は水頭症、歩行障害、膀胱機能障害、排便障害などの症状がみられます。
  • 脊髄係留症候群は先天性疾患であり、好発年齢が2~3歳というのは誤りです。選択肢2は正しくありません。
  • 脊髄係留症候群は下肢の運動障害や感覚障害を伴うため、選択肢3は誤りです。上肢の感覚障害は脊髄係留症候群の典型的な症状ではありません。
  • 脊髄髄膜瘤ではChiari奇形の合併は約9割でみられるため、選択肢4は誤りです。Chiari奇形の合併は脊髄髄膜瘤では一般的な現象です。
  • 脊髄髄膜瘤では水頭症とChiari奇形を合併するため、選択肢5が正解です。脊髄髄膜瘤の患者は水頭症やChiari奇形といった合併症に注意が必要です。
  • 科目:小児の障害と臨床医学
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第45回午後:第53問

大脳で正しいのはどれか。  

1: 中心溝によって左右半球に分けられる。

2: 外側溝によって側頭葉と後頭葉とに分けられる。

3: 鳥距溝によって頭頂葉と後頭葉とに分けられる。

4: 脳梁によって左右半球は連結している。

5: 脳弓によって下垂体は視床下部と連結している。

第51回午前:第92問

認知症をきたす疾患で脳外科的手術によって認知機能が改善する可能性があるのはどれか。2つ選べ。  

1: Lewy小体型認知症

2: 進行性核上性麻痺

3: 慢性硬膜下血腫

4: Wernicke脳症

5: 正常圧水頭症

第57回午後:第55問

脊髄について正しいのはどれか。  

1: 体性感覚神経の一次ニューロンの細胞体は後根神経節に存在する。

2: 白質はその大部分を神経細胞の細胞体が占める。

3: 運動神経細胞は後角にある。

4: 深部感覚は前索を上行する。

5: 温痛覚は後索を上行する。

  • 答え:1
  • 解説:この問題では、脊髄に関する知識を問うています。脊髄は中枢神経系の一部であり、神経細胞の細胞体や神経線維が集まっています。正しい選択肢は、体性感覚神経の一次ニューロンの細胞体が後根神経節に存在することです。
  • 選択肢1は正しいです。体性感覚神経の一次ニューロンの細胞体は後根神経節に存在します。これは、感覚情報を脊髄に伝達する役割を果たしています。
  • 選択肢2は間違いです。白質は神経線維が集まっている部分であり、その大部分を神経細胞の細胞体が占めるのは灰白質です。白質は脊髄の周囲にあり、神経線維が無数に走っています。
  • 選択肢3は間違いです。運動神経細胞は脊髄の前角に存在し、筋肉への指令を伝える役割を果たしています。後角には感覚神経細胞があり、感覚情報を受け取ります。
  • 選択肢4は間違いです。深部感覚は脊髄の後索を上行し、脳に伝達されます。前索は粗大触圧感覚が上行する部分であり、深部感覚とは異なります。
  • 選択肢5は間違いです。温痛覚は脊髄の側索を上行し、脳に伝達されます。後索は深部感覚が上行する部分であり、温痛覚とは異なります。
  • 科目:解剖学(筋・骨格・神経系)
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第35回午後:第27問

誤っているのはどれか。  

1: 大脳基底核は神経線維の密集した白質からなる。

2: 尾状核と被殻を合わせて線条体という。

3: 被殻と淡蒼球をレンズ核と呼ぶ。

4: 視床下核、黒質および赤核は錐体外路系である。

5: 大脳基底核は姿勢保持の調節機構に関与する。

第56回午後:第52問

脳構造について正しいのはどれか。  

1: 小脳テントは脳底槽にある。

2: 脳静脈洞は硬膜下腔の中を通る。

3: 大脳鎌はSylvius裂内に位置する。

4: くも膜と軟膜の間がくも膜下腔である。

5: 透明中隔は第三脳室と第四脳室の間にある。

  • 答え:4
  • 解説:この問題では、脳構造に関する正しい選択肢を選ぶ必要があります。正しい選択肢は4で、くも膜と軟膜の間がくも膜下腔であることが正しいです。
  • 小脳テントは脳底槽にあるというのは間違いで、小脳テントは大脳と小脳の間にある硬膜です。脳底槽はくも膜下腔であり、ウィリス動脈輪がある場所です。
  • 脳静脈洞は硬膜下腔の中を通るというのは間違いで、脳静脈洞は硬膜とくも膜との間にあります。硬膜下水腫などの病変時に存在が明らかになることがあります。
  • 大脳鎌はSylvius裂内に位置するというのは間違いで、大脳鎌は大脳縦裂の間溝にあります。Sylvius裂は外側溝とも呼ばれ、側頭葉と前頭葉の内に位置します。
  • くも膜と軟膜の間がくも膜下腔であるというのは正しいです。くも膜下腔には脳脊髄液が存在し、脳の保護や栄養供給に関与しています。
  • 透明中隔は第三脳室と第四脳室の間にあるというのは間違いで、透明中隔は左右の側脳室前角に位置します。第三脳室と第四脳室の間には中脳水道があります。
  • 科目:解剖学(筋・骨格・神経系)
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第43回午後:第2問

正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 骨膜は感覚神経に富む。

2: 骨膜は骨の長軸方向の成長に関わる。

3: 関節面は骨端軟骨で覆われている。

4: 長骨の骨幹は海綿質で形成される。

5: 発育期の骨髄は造血機能を営んでいる。

第34回午後:第9問

中脳にないのはどれか。  

1: 乳頭体核

2: 黒質

3: 赤核

4: 被蓋

5: 動眼神経核

第36回午後:第36問

大脳皮質について誤っているのはどれか。  

1: 脳梁は皮質と視床とを結合する。

2: 連合線維は半球の各皮質部を連絡する。

3: 一次運動野は中心溝の直前にある。

4: 神経細胞の形と配列とから6層に区別できる。

5: 皮質を中枢とする姿勢反射がある。