62歳の女性。両側の変形性膝関節症で、膝関節に軽度の伸展制限と中等度の内反変形とがみられ、Mikulicz線は膝関節中心の内側に偏位している。運動療法で適切でないのはどれか。
脊髄損傷の機能残存レベルと可能な運動との組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 第1腰髄節 - 股関節外転
2: 第2腰髄節 - 股関節伸展
3: 第3腰髄節 - 膝関節伸展
4: 第4腰髄節 - 足関節背屈
5: 第5腰髄節 - 足関節底屈
Danielsらの徒手筋力テストで、検査する筋の段階と開始肢位の組合せで正しいのはどれか。
1: 菱形筋群の段階4―――肘関節伸展位
2: 上腕三頭筋の段階4――肩関節屈曲位
3: 大殿筋の段階3――――膝関節伸展位
4: 大腿四頭筋の段階2――股関節屈曲位
5: 後脛骨筋の段階2―――足関節底屈位
頸髄損傷患者で正常可動域以上の可動性の獲得が望まれるのはどれか。
1: 肘関節伸展位での肩関節伸展
2: 手関節背屈位での肘関節伸展
3: 頸部屈曲位での体幹屈曲
4: 膝伸展位での股関節屈曲
5: 膝屈曲位での足関節底屈
骨と平均癒合日数との組合せで誤っているのはどれか。
1: 肋 骨-3週
2: 鎖 骨-4週
3: 脛 骨-5週
4: 上腕骨頸部-7週
5: 大腿骨頸部-12週
筋と足への作用との組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 足の長母指伸筋――背屈
2: 後脛骨筋―――――内がえし
3: 前脛骨筋―――――外がえし
4: 第三腓骨筋――――底屈
5: 長腓骨筋―――――背屈
誤っているのはどれか。
1: 朝のこわばりは慢性関節リウマチの診断基準項目に含まれる。
2: 全身性エリテマトーデスは男性に多い。
3: レイノー現象は寒冷により誘発される。
4: リウマチ熱は溶連菌感染と関連する。
5: 強直性脊椎炎は仙腸関節に好発する。
杖歩行の動作と筋の組合せで誤っているのはどれか。
1: 三角筋前部-杖の振り出し
2: 上腕三頭筋-体重の支持
3: 烏口腕筋-肘関節の安定
4: 深指屈筋-握り手の固定
5: 長橈側手根伸筋-握り手の強化
金属支柱付短下肢装具の足関節背屈角度を小さくすることで改善しやすい動作はどれか。
1: 床からの立ち上がり
2: 椅子への着座
3: 立位での前方リーチ
4: 立脚中期の膝折れ
5: 上り坂の歩行
痙直型両麻痺児の歩行の特徴で正しいのはどれか。
1: 体幹の動揺は少ない。
2: 肩関節は内転位になりやすい。
3: 肘関節は伸展位になりやすい。
4: 股関節は内転位になりやすい。
5: 膝関節は伸展位になりやすい。
関節リウマチの脊椎病変で最も多いのはどれか。
1: 黄色靱帯骨化
2: 環軸椎亜脱臼
3: 後縦靱帯骨化
4: 脊柱側弯
5: 腰椎椎間板ヘルニア
脊髄損傷の機能残存レベルと筋力増強訓練との組合せで適切でないのはどれか。
1: 第1腰髄節─骨盤挙上
2: 第2腰髄節─股関節屈曲
3: 第3腰髄節-股関節外転
4: 第4腰髄節─膝関節伸展
5: 第5腰髄節─膝関節屈曲
関節形状で正しいのはどれか。
1: 肩甲上腕関節は蝶番関節である。
2: 腕尺関節は楕円関節である。
3: 手根中手関節は平面関節である。
4: 母指のCM関節は球関節である。
5: 近位指節間関節は鞍関節である。
脊髄損傷の異所性骨化で正しいのはどれか。
1: 関節周囲に熱感が生じる。
2: 麻痺域の小関節に好発する。
3: 血清カルシウム値が上昇する。
4: 発生すれば関節可動域運動を中止する。
5: 血清アルカリフォスファターゼ値が低下する。
Danielsらの徒手筋力テストにおける段階4の検査で、検査する運動と抵抗を加える部位の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 股関節伸展 ― 下腿遠位部後面
2: 股関節屈曲 ― 大腿近位部前面
3: 股関節屈曲位からの外転 ― 下腿遠位部外側面
4: 股関節内転 ― 大腿遠位部内側面
5: 股関節外旋 ― 下腿遠位部外側面
45歳の男性。左大腿切断後。大腿義足を用いた歩行練習中、左立脚中期に過度の腰椎前弯が観察された。原因として正しいのはどれか。
1: 義足長が長過ぎる。
2: 足継手の後方バンパーが弱過ぎる。
3: ソケットが前方に位置し過ぎている。
4: ソケットの初期屈曲角が不足している。
5: 膝継手の摩擦が弱過ぎる。
膝装具の種類と適応との組合せで正しいのはどれか。
1: HRC膝装具 − 膝折れを防ぐ。
2: 膝蓋骨制動装具 − 外反動揺を防ぐ。
3: 支柱付膝サポーター − 下腿回旋を制限する。
4: スウェーデン式膝装具 − 反張膝を防ぐ。
5: デローテーション装具 − 外側スラストを防ぐ。
椎間板で誤っているのはどれか。
1: 成人では血管が存在する。
2: 髄核はゲル状で粘弾性がある。
3: 線維輪は目の粗い膠原線維の層からできている。
4: 上・下が軟骨板ではさまれている。
5: 脊柱への衝撃緩衝の働きをする。
関節可動域測定法(日本整形外科学会、日本リハビリテーション医学会基準による)において前腕回内位で測定するのはどれか。
1: 肩屈曲
2: 肩外旋
3: 肘屈曲
4: 手掌屈
5: 手尺屈
足関節外側面において、外果の前方を走行する筋はどれか。
1: 後脛骨筋
2: 短腓骨筋
3: 長腓骨筋
4: 第3腓骨筋
5: 長母指屈筋