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理学療法士国家試験

大分類

解剖学(筋・骨格・神経系)

20問表示中
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53
理学療法士・作業療法士共通問題 - 第53回 午前
重要度:最重要 解説あり
外側腋窩隙を構成する筋はどれか。  
1
棘上筋
2
棘下筋
3
広背筋
4
大円筋
5
肩甲下筋

解説

外側腋窩隙は、小円筋、大円筋、上腕骨、上腕三頭筋長頭で囲まれた四角形の隙間であり、後上腕回旋動脈と腋窩神経が通っている。この問題では、外側腋窩隙を構成する筋を選ぶ必要がある。

選択肢別解説

1
不正解

棘上筋は肩甲骨棘上窩から起始し、上腕骨大結節に停止するが、外側腋窩隙を構成していないため、正解ではありません。

2
不正解

棘下筋は肩甲骨棘下窩から起始し、上腕骨大結節に停止するが、外側腋窩隙を構成していないため、正解ではありません。

3
不正解

広背筋は下部胸椎・腰椎・仙椎棘突起、腸骨稜、下部肋骨、肩甲骨下角、胸腰筋膜から起始し、上腕骨小結節稜に停止するが、外側腋窩隙を構成していないため、正解ではありません。

4
正解

大円筋は肩甲骨下角から起始し、上腕骨小結節稜に停止する。この筋は外側腋窩隙を構成しているため、正解です。

5
不正解

肩甲下筋は肩甲下窩から起始し、上腕骨小結節に停止するが、外側腋窩隙を構成していないため、正解ではありません。

54
理学療法士・作業療法士共通問題 - 第53回 午前
重要度:重要 解説あり
錐体路について誤っているのはどれか。  
1
大脳の運動皮質から始まる。
2
大脳の基底核を経由する。
3
大脳脚を経由する。
4
大多数は延髄で交差する。
5
脊髄の前角でシナプスを形成する。

解説

錐体路は大脳の運動皮質から始まり、大脳脚を経由し、延髄で交差し、脊髄の前角でシナプスを形成する。しかし、大脳の基底核を経由するのは錐体外路系であり、錐体路ではない。

選択肢別解説

1
不正解

正しい。錐体路は大脳の運動皮質から始まり、皮質運動野の大型錐体細胞から起こる。

2
正解

誤り。錐体路は大脳の基底核を経由しない。基底核は錐体外路系に属する。

3
不正解

正しい。錐体路は内包を通った後、中脳の大脳脚を経由する。

4
不正解

正しい。錐体路の大多数(約80%)は下部延髄で交差(錐体交叉)し、対側の外側皮質脊髄路を通る。交差しない線維束は、同側の外側皮質脊髄路や前皮質脊髄路を通る。

5
不正解

正しい。錐体路のどの経路でも、脊髄の前角で次のニューロンとシナプスを形成する。

56
理学療法士・作業療法士共通問題 - 第53回 午前
重要度:最重要 解説あり
筋と支配神経の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。  
1
円回内筋 ―――― 尺骨神経
2
深指屈筋 ―――― 橈骨神経
3
長掌筋 ――――― 正中神経
4
長母指伸筋 ――― 後骨間神経
5
腕橈骨筋 ―――― 前骨間神経

解説

筋と支配神経の組み合わせに関する問題です。正しい組み合わせを選ぶためには、各筋とそれに対応する支配神経の知識が必要です。

選択肢別解説

1
不正解

円回内筋は正中神経(ときに筋皮神経)によって支配されています。尺骨神経は円回内筋を支配していません。

2
不正解

深指屈筋は第2指が前骨間神経、第3指が正中神経、第4・5指が尺骨神経によって支配されています。橈骨神経は深指屈筋を支配していません。

3
正解

長掌筋は正中神経によって支配されており、正しい組み合わせです。

4
正解

長母指伸筋は後骨間神経によって支配されており、正しい組み合わせです。

5
不正解

腕橈骨筋は橈骨神経によって支配されています。前骨間神経は腕橈骨筋を支配していません。

59
理学療法士・作業療法士共通問題 - 第53回 午前
重要度:重要 解説あり
解剖学的“嗅ぎタバコ入れ”で触診できるのはどれか。  
1
月状骨
2
三角骨
3
舟状骨
4
小菱形骨
5
有頭骨

解説

解剖学的嗅ぎタバコ入れは、長・短母指伸筋腱と長母指外転筋腱の間の三角形のくぼみであり、舟状骨が触診できる部位である。

選択肢別解説

1
不正解

月状骨は近位手根列を構成する手根骨の一つで、舟状骨と三角骨に挟まれる。嗅ぎタバコ入れではなく、リスター結節と中指中手骨底を結ぶ線上に指を置き、手関節を最大掌屈することで触診できる。

2
不正解

三角骨は近位手根列を構成する手根骨の一つで、豆状骨の背側にある。嗅ぎタバコ入れではなく、手関節回内位で掌屈気味の橈屈を加えると、尺骨茎状突起の部分で触診できる。

3
正解

舟状骨は近位手根列を構成する手根骨の一つで、橈骨手根関節の橈側を構成する。舟状骨は嗅ぎタバコ入れの直下で触診できるため、正しい選択肢である。

4
不正解

小菱形骨は遠位手根列を構成する手根骨の一つで、橈側の大菱形骨と尺側の有頭骨に挟まれる。嗅ぎタバコ入れではなく、示指中手骨の骨幹背側に沿って近位へ進むと、示指中手骨底部の膨らみを超えた部位で触診できる。

5
不正解

有頭骨は遠位手根列を構成する手根骨の一つで、橈側の小菱形骨と尺側の有鈎骨に挟まれる。嗅ぎタバコ入れではなく、リスター結節と中指中手骨底を結ぶ線上で掌屈位にて月状骨を確認した後、背屈を進めていくと触診できる。

51
理学療法士・作業療法士共通問題 - 第53回 午後
重要度:重要 解説あり
股関節で正しいのはどれか。  
1
顆状関節である。
2
大腿骨頸部は関節包外にある。
3
寛骨臼は前外側を向いている。
4
寛骨臼は腸骨のみで構成される。
5
腸骨大腿靭帯が関節包後面から補強している。

解説

股関節は、寛骨臼と大腿骨頭との間に形成される臼状関節であり、寛骨臼は前外側を向いている。股関節の関節包は強靭で、大腿骨頸部は関節包内にある。寛骨臼は腸骨、坐骨、恥骨の3つの骨で構成される。

選択肢別解説

1
不正解

股関節は顆状関節ではなく、寛骨臼と大腿骨頭との間に形成される臼状関節である。顆状関節は環椎後頭関節、顎関節、距骨下関節などがある。

2
不正解

大腿骨頸部は関節包外にあるというのは誤りで、股関節の関節包は強靭で、大腿骨頸部は関節包内にある。

3
正解

寛骨臼は前外側を向いているので、この選択肢は正しいです。

4
不正解

寛骨臼は腸骨のみで構成されるというのは誤りで、寛骨臼は腸骨、坐骨、恥骨の3つの骨で構成される。

5
不正解

腸骨大腿靭帯が関節包後面から補強しているというのは誤りで、腸骨大腿靭帯は関節包外靱帯の一つで、関節包前面と上面から補強している。

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52
理学療法士・作業療法士共通問題 - 第53回 午後
重要度:標準 解説あり
脊柱管の前壁に沿って走行する靱帯はどれか。  
1
黄色靱帯
2
棘間靱帯
3
棘上靱帯
4
後縦靱帯
5
前縦靱帯

解説

脊柱管の前壁に沿って走行する靱帯は後縦靱帯である。後縦靱帯は椎体の後面に沿い、脊柱管の前壁に沿って縦走し、脊柱の運動を抑制する一方で、椎間円板の保護の機能もある。

選択肢別解説

1
不正解

黄色靱帯は脊髄の後方にある椎弓間を結ぶ靱帯であり、脊柱管の前壁に沿って走行する靱帯ではない。黄色靱帯は弾性線維の影響で黄色を呈する。

2
不正解

棘間靱帯は隣接する上下の棘突起を結ぶ靱帯であり、脊柱管の前壁に沿って走行する靱帯ではない。

3
不正解

棘上靱帯は第7頸椎から仙骨までの棘突起先端間を結ぶ靱帯であり、脊柱管の前壁に沿って走行する靱帯ではない。

4
正解

後縦靱帯は椎体の後面に沿い、脊柱管の前壁に沿って縦走する靱帯である。後縦靱帯は脊柱の運動を抑制する一方で、椎間円板の保護の機能もある。このため、選択肢4が正しい答えである。

5
不正解

前縦靱帯は環椎の前結節から仙骨まで、脊柱前面を上下に縦走する靱帯であり、脊柱管の前壁に沿って走行する靱帯ではない。前縦靱帯は下方へ向かうほど靱帯の幅が広くなり、椎体と強固に結合する。

53
理学療法士・作業療法士共通問題 - 第53回 午後
重要度:重要 解説あり
大脳の領野と部位の組合せで正しいのはどれか。  
1
一次運動野――――――前頭葉
2
一次体性感覚野――――側頭葉
3
聴覚野――――――――頭頂葉
4
Broca野―――――――側頭葉
5
Wernicke野―――――後頭葉

解説

大脳の領野と部位の組合せで正しいのは一次運動野が前頭葉に位置するという選択肢1です。大脳の各領野は特定の機能を持ち、それぞれ異なる部位に位置しています。

選択肢別解説

1
正解

一次運動野は前頭葉の最も後側に位置し、運動機能を制御する役割を持っています。この組合せは正しいです。

2
不正解

一次体性感覚野は頭頂葉の最も前側に位置し、身体の感覚を処理する役割を持っています。側頭葉ではなく、頭頂葉に位置するため、この組合せは間違いです。

3
不正解

聴覚野は側頭葉の島に面した側にある横側頭回の中央部に位置し、聴覚情報を処理する役割を持っています。頭頂葉ではなく、側頭葉に位置するため、この組合せは間違いです。

4
不正解

Broca野は前頭葉の下前頭回の後部に位置し、言語の発話機能を制御する役割を持っています。側頭葉ではなく、前頭葉に位置するため、この組合せは間違いです。

5
不正解

Wernicke野は側頭葉の上側頭回の後上部とその付近に位置し、言語の理解機能を担っています。後頭葉ではなく、側頭葉に位置するため、この組合せは間違いです。

54
理学療法士・作業療法士共通問題 - 第53回 午後
重要度:最重要
中脳について誤っているのはどれか。  
1
黒質は被蓋と大脳脚との間に位置する。
2
皮質脊髄路は被蓋を通過する。
3
上小脳脚で小脳に連絡する。
4
大脳脚は腹側に位置する。
5
中脳蓋は背側に位置する。
55
理学療法士・作業療法士共通問題 - 第53回 午後
重要度:重要
視神経から視覚野に至る視覚伝導路の順で正しいのはどれか。  
1
視 索 → 視交叉 → 視放線 → 外側膝状体
2
視 索 → 視放線 → 外側膝状体 → 視交叉
3
視交叉 → 視 索 → 外側膝状体 → 視放線
4
視放線 → 視交叉 → 視 索 → 外側膝状体
5
視交叉 → 外側膝状体 → 視 索 → 視放線
56
理学療法士・作業療法士共通問題 - 第53回 午後
重要度:重要 解説あり
デルマトームと支配髄節の組合せで正しいのはどれか。  
1
母指―――――第3頸髄節
2
乳頭―――――第4胸髄節
3
臍 ―――――第8胸髄節
4
膝 ―――――第1腰髄節
5
肛門―――――第1仙髄節

解説

デルマトームは、特定の脊髄神経が支配する皮膚の領域を指します。この問題では、それぞれのデルマトームがどの髄節によって支配されているかを正しく組み合わせることが求められています。

選択肢別解説

1
不正解

母指は第6頸髄節(C6)によって支配されています。第3頸髄節(C3)は後頭部下部を支配しているため、この組み合わせは正しくありません。

2
正解

乳頭は第4胸髄節(Th4)によって支配されています。この組み合わせは正しいです。

3
不正解

臍は第10胸髄節(Th10)によって支配されています。第8胸髄節(Th8)は前胸壁を支配しているため、この組み合わせは正しくありません。

4
不正解

膝は第3腰髄節(L3)によって支配されています。第1腰髄節(L1)は鼠径部(大腿内側)を支配しているため、この組み合わせは正しくありません。

5
不正解

肛門は第4仙髄節(S4)によって支配されています。第1仙髄節(S1)は足部外側、足底を支配しているため、この組み合わせは正しくありません。

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53
理学療法士・作業療法士共通問題 - 第52回 午前
重要度:最重要
回旋筋腱板を構成する筋はどれか。2つ選べ。  
1
棘上筋
2
肩甲挙筋
3
広背筋
4
小円筋
5
前鋸筋
54
理学療法士・作業療法士共通問題 - 第52回 午前
重要度:最重要
第2中手骨底に付着する筋はどれか。  
1
円回内筋
2
尺側手根屈筋
3
浅指屈筋
4
長掌筋
5
橈側手根屈筋
55
理学療法士・作業療法士共通問題 - 第52回 午前
重要度:最重要
胸椎に付着する筋はどれか。  
1
外腹斜筋
2
肩甲挙筋
3
前鋸筋
4
僧帽筋
5
内腹斜筋
56
理学療法士・作業療法士共通問題 - 第52回 午前
重要度:最重要
二重神経支配の筋はどれか。  
1
長内転筋
2
大内転筋
3
中間広筋
4
半膜様筋
5
ヒラメ筋
51
理学療法士・作業療法士共通問題 - 第52回 午後
重要度:最重要
上腕骨小結節に付着する筋はどれか。  
1
棘下筋
2
棘上筋
3
肩甲下筋
4
小円筋
5
上腕二頭筋
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52
理学療法士・作業療法士共通問題 - 第52回 午後
重要度:最重要
皮下組織の直下に筋腹を触知する筋はどれか。  
1
棘上筋
2
方形回内筋
3
小殿筋
4
中間広筋
5
長腓骨筋
53
理学療法士・作業療法士共通問題 - 第52回 午後
重要度:最重要
腕神経叢の後神経束から分岐する神経はどれか。  
1
腋窩神経
2
筋皮神経
3
尺骨神経
4
正中神経
5
長胸神経
54
理学療法士・作業療法士共通問題 - 第52回 午後
重要度:重要
舌下神経について正しいのはどれか。  
1
舌筋を支配する。
2
両側支配である。
3
神経核は橋にある。
4
脳の背側から出る。
5
味覚の求心路である。
57
理学療法士・作業療法士共通問題 - 第52回 午後
重要度:標準
脳脊髄液の流路において、第三脳室と第四脳室の間に位置するのはどれか。  
1
Luschka孔
2
Magendie孔
3
Monro孔
4
中脳水道
5
脈絡叢
52
理学療法士・作業療法士共通問題 - 第51回 午前
重要度:重要
手根骨を図に示す。矢印の部位はどれか。 
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1
有鈎骨
2
有頭骨
3
舟状骨
4
小菱形骨
5
大菱形骨
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