各種治療機器の過去問


国試第14回午前:第67問

除細動器について正しいのはどれか。

a: 出力波形の観測には50Ωの負荷抵抗(無誘導)を用いる。

b: 出力電流波形は20ms以上長く尾を引くパルスがよい。

c: 有効に除細動が行われた場合はパドルを接触させた皮膚に熱傷ができる。

d: 心房細動の除去はR波同期で行う。

e: 出力端子と接地問の静電容量によって高周波分流が起こる。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第14回午前:第66問

心臓ぺースメーカについて正しいのはどれか。

a: 副作用の一つに横隔膜刺激がある。

b: 体外式は内部電源機器である。

c: 植込み式の内蔵電池はマンガン電池である。

d: 植込み式では双極電極の方が単極電極より電気ノイズによる感知不全を起こしやすい。

e: 植え込み式のリード線をマルチ・ファイラーコイルとするのは断線対策である。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第13回午後:第81問

生体の深部加温に用いられるのはどれか。

a: 紫外線

b: 静磁場

c: エックス線

d: 電磁波

e: 超音波

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第13回午前:第79問

生体への電気刺激を目的とするのはどれか。

1: ガンマナイフ

2: 低周波治療器

3: 超短波治療器

4: マイク回波治療器

5: 心マッサージ器

国試第13回午前:第75問

腹腔鏡下手術について誤っているのはどれか。

1: 直径5~10mmの挿入管を腹壁に固定する。

2: O2ガスを腹腔内に送気して空間をつくる。

3: 術者はモニタテレビの画像を観察する。

4: 電気メスを使用できる。

5: 柄が長い特別の手術器械を用いる。

国試第13回午前:第74問

輸液ポンプについて誤っているのはどれか。

a: シリンジポンプ方式の送液精度は±3%以内である。

b: フィンガポンプ方式は輸液チューブをしごくことによって送液する。

c: フィンガポンプ方式の送液精度は±30%である。

d: ドロップセンサは気泡を検出する。

e: バッテリーの充電状態を定期的に点検する。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第13回午前:第73問

体外衝撃波結石破砕装置(ESWL)について正しいのはどれか。

a: ジェット水流で衝撃波を発生させる。

b: 圧電素子で衝撃波を発生させる。

c: 回転楕円体面で衝撃波を収束させる。

d: 水バッグで人体とカップリングする。

e: 照射部位の皮膚が損傷する。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第13回午前:第72問

尿路結石のレーザ砕石法について誤っているのはどれか。

1: レーザ光は光ファイバで伝送する。

2: パルス波レーザを用いる。

3: CO2レーザを使用する。

4: 内視鏡観察下で使用する。

5: レーザ光の照射によって衝撃波が発生する。

国試第13回午前:第71問

CO2レーザ手術装置について正しいのはどれか。

a: 固体レーザを用いている。

b: レーザ波長は10.6μmである。

c: レーザ光は水分に吸収される。

d: 金鏡を使用したマニピュレータで伝送する。

e: 内径2mmの動脈からの出血を止められる。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第13回午前:第70問

Nd:YAGレーザ手術装置について誤っているのはどれか。

1: 可視光である。

2: 止血・凝固作用に優れている。

3: 組織内での光散乱が大きい。

4: 石英光ファイバを通して体腔内に導入できる。

5: 保護メガネを着用する。

国試第13回午前:第69問

マイクロ波メスについて正しいのはどれか。

1: 鋭利な切開ができる。

2: エネルギーは水分に吸収される。

3: 対極板が必要である。

4: 心臓ぺースメーカの動作に干渉しない。

5: マイクロサージェリで有用性が高い。

国試第13回午前:第68問

電気メスの熱傷事故の原因として考えられないのはどれか。

1: 対極板コードが断線している。

2: 対極板面積が小さい。

3: 対極板コードが短い。

4: 患者の背部に水分がたまっている。

5: 患者の手が周囲の金属部に接している。

国試第13回午前:第67問

心臓ぺースメーカについて誤っているのはどれか。

a: ICHD表示コードの第1文字は心電図波形の検出部位を示す。

b: 出力の測定には500Ωの負荷抵抗を用いる。

c: 一発の刺激エネルギーは100μJ程度である。

d: デマンド型は自発収縮とのファイティングを防止する。

e: 心室刺激電極は左心室心尖部に置く。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第13回午前:第66問

体外式除細動器について誤っているのはどれか。

1: 電極回路の一方が接地されている。

2: 成人用電極の最小面積は50cm2に規定されている。

3: 心室細動の除去には150~400Jのエネルギーを使用する。

4: 心房細動の除去にはR波に同期して通電する。

5: 心房細動の除去には50~150Jのエネルギーを使用する。

国試第12回午前:第90問

電気メスによって機能が障害されないのはどれか。

1: 心電計

2: IABP装置

3: 輸液ポンプ

4: 無影灯

5: アイソレーションモニタ

国試第12回午前:第75問

腹腔鏡下手術について誤っているのはどれか。

1: 腹腔内に空間を作る。

2: 同時に複数の術者が術野を観察できる。

3: 複数の手術器械を同時に使用できる。

4: 電気メスは禁忌である。

5: 入院期間が短縮される。

国試第12回午前:第74問

電気メスの対極板装着法として正しいのはどれか。

a: 接触抵抗が少ないように装着する。

b: 出力200Wに対して10cm2の対極板を用いる。

c: 対極板コードはコイル状に巻いておく。

d: 身体の一部をアースされた金属部に接触させておく。

e: 装着部位への血液の付着を避ける。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第12回午前:第73問

超音波吸引手術装置について誤っているのはどれか。

1: 振動数は20~30kHzである。

2: ニッケル製トランスデューサは磁歪素子である。

3: メス先の最大ストロークは300μmである。

4: 術中の灌流液には蒸留水を用いる。

5: 血管を残すことができる。

国試第12回午前:第72問

CO2レーザ手術装置の運用について誤っているのはどれか。

1: 可視光レーザが照射部位を示す。

2: 光沢のある金属製手術器械を用いる。

3: 照射野で発生した煙は排除する。

4: 術者は保護眼鏡をかける。

5: 誤照射傷害を防止するため生理食塩液を含ませたガーゼを用いる。

国試第12回午前:第71問

マイクロ波メスについて誤っているのはどれか。

1: 発熱原理は誘電加熱である。

2: 照射面から深度約2cmまででほとんどのエネルギーが吸収される。

3: 対極板を装着する。

4: 肝臓の切除手術に用いられる。

5: 眼球の熱傷害に注意する。