レーザ手術装置の使用について誤っているのはどれか。(医用治療機器学)
a: レーザ光の出射方向は水平方向とする。
b: レーザ光の照射は術者自身が行う。
c: 補助者も保護眼鏡を着用する。
d: 照射部位周囲の組織をレーザ光から防護する。
e: レーザ光出射端と術者の目の高さとを合わせる。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
温熱療法について正しいのはどれか。(医用治療機器学)
1: 癌組織の最適加温温度は38~39°Cである。
2: RF容量結合型では筋肉組織は脂肪組織より加温されやすい。
3: マイクロ波加温法では数+MHzまでの電磁波を使用する。
4: 前立腺肥大症の治療に超音波加温法は用いない。
5: RF容量結合型はマイクロ波加温法より透過深度が大きい。
正しいのはどれか。(医用治療機器学)
1: CO2レーザ 脱毛処理
2: Nd:YAGレーザ 網膜光凝固
3: Arレーザ 疼痛治療
4: 半導体レーザ 尿路結石破砕
5: エキシマレーザ 角膜形成術
輸液に用いる機器について正しいのはどれか。(医用治療機器学)
a: 予圧注入方式は携帯型によく用いられる。
b: ローラポンプ方式では薬液の流れ方向が一方向弁機構で制御される。
c: 自然滴下方式では滴下センサは用いない。
d: フィンガポンプ方式はローラポンプ方式より高流量を得やすい。
e: シリンジポンプ方式は低流量でも精度が高い。
体外衝撃波結石破砕装置について誤っているのはどれか。(医用治療機器学)
1: 衝撃波を結石に当てて破砕する。
2: 衝撃波は水中で発生させる。
3: 衝撃波の集束には回転楕円反射面を利用する。
4: 衝撃波は骨組織に吸収されやすい。
5: 衝撃波が肺に当たらないようにする。
マイクロ波手術装置について正しいのはどれか。(医用治療機器学)
a: 心電図モニタに対する電磁波障害はない。
b: 主に誘電加熱による作用を利用する。
c: 2450MHzの周波数を使用する。
d: 対極板が必要である。
e: 凝固より切開に利用されることが多い。
電気メスについて正しいのはどれか。(医用治療機器学)
a: 300kHz~5MHzの高周波を使用する。
b: モノポーラ出力では対極板が必要である。
c: 小児の場合は対極板を半分に切って使用する。
d: バイポーラ電極を使用すればモニタ障害が起こらない。
e: 対極板接地形では高周波分流が起こりやすい。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
除細動器の同期出力装置について正しいのはどれか。(医用治療機器学)
a: 心房細動の除去に必要である。
b: 心電図のR波にタイミングを合わせて除細動するために必要である。
c: 心室細動の除去に必要である。
d: AED(automatexternal defibrillator)には必要である。
e: 直流除細動器には必要でない。
冷凍手術器について正しいのはどれか。
1: 常温高圧型の冷却原理はジュール・トムソン効果である。
2: 常温高圧型の冷凍手術器本体には断熱構造が不可欠である。
3: 常温高圧型は大きな病変の破壊に適している。
4: 炭酸ガスは低温常圧型における冷却剤として使用される。
5: 液体窒素の自然蒸発は1日に0.1%程度である。
超音波吸引手術器について正しいのはどれか。
1: 金属メスと同様に鋭利な切開が可能である。
2: 太い血管まで破砕・吸引する。
3: プローブ先端は伸縮振動する。
4: 整形外科において骨切り用として多用されている。
5: 電気メスより迅速な切関速度が特徴である。
上部消化管内視鏡を用いた治療について誤っているのはどれか。
a: Nd:YAGレーザの光ファイバは鉗子孔から挿入する。
b: Nd:YAGレーザは早期胃癌の治療に用いられる。
c: スネアによるポリープ切除の原理は電気メスと同じである。
d: エタノールの局所穿刺注入によって胃壁を消毒する。
e: 胃壁の粘液除去にマイクロ波を用いる。
CO2レーザについて誤っているのはどれか。
1: 生体組織の切開に使用する。
2: 湿ったガーゼは誤照射保護に有効である。
3: CO2レーザの保護メガネはArレーザに対しても使用できる。
4: CO2レーザの保護メガネをかけてもガイド光が見える。
5: 眼に対する傷害は角膜の変性である。
腹腔鏡下手術について正しいのはどれか。
1: 気腔用ガスとして酸素を使用する。
2: 深部静脈血栓症の予防として下肢のマッサージ器を使用する。
3: 使用する腹腔鏡は軟性鏡のみである。
4: 低侵襲手術なので全身麻酔は必要ない。
5: 腹腔鏡の滅菌にはオートクレーブを使用する。
輸液ポンプについて正しいのはどれか。
1: フィンガポンプはチューブをローラでしごく。
2: ドロップセンサの原理は光透過計測である。
3: ドロップセンサは薬液の成分を分析する。
4: 成人用点滴セットは10滴で1mlである。
5: 小児用点滴セットは20滴で1mlである。
PTCAについて誤っているのはどれか。
a: バルーンを約10気圧で拡張する。
b: バルーン拡張時間は心電図変化をモニタしながら決定する。
c: PTCAのPとはpunctureを表す。
d: バルーン拡張は病変血管の弾性変形範囲内で行う。
e: バルーンは血管狭窄部にガイドワイヤで導く。
植込み式心臓ペースメーカの適応となる疾患はどれか。
a: 洞不全症候群(SSS)
b: 発作性上室性頻拍
c: 頻拍性心房細動
d: 心室細動
e: 第3度房室ブロック
除細動器について正しいのはどれか。
1: 心室拍動の治療はR波同期で除細動を行う。
2: 一般的に交流通電を用いている。
3: 直接心臓に通電する場合は体外通電時の半分程度に出力を下げる。
4: 2つの出力端子はいずれも接地から浮いている。
5: 植込み型除細動器(ICD)では100~300Jのエネルギーで通電する。
電気メスについて誤っている組合せはどれか。
1: 凝固用波形 バースト波
2: 患者の対地インピーダンスの低下 高周波分流
3: バイポーラ方式 微細手術
4: ペースメーカ誤作動 デマンド機構
5: 熱傷 対極板面積過大
レーザ治療器と光吸収体との組合せで誤っているのはどれか。
1: 光線力学的治療(PDT)器 ----------- ヘマトポルフィリン誘導体
2: ルビーレーザ黒あざ治療器 --------- メラニン
3: Arレーザ網膜凝固装置 ------------ ヘモグロビン
4: Ho:YAGレーザ治療器 ------------ コラーゲン
5: CO2レーザ治療器 ---------------- 水
1: 気腹には二酸化炭素が用いられる。
2: 電気メスの使用は禁忌である。
3: 従来の開腹手術ほどの生体情報モニタは必要でない。
4: 腹腔内では腹腔鏡のレンズは曇らない。
5: 従来の開腹手術と違い深部静脈血栓症は起こらない。
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