腹腔鏡治療において気腹用ガスとして用いられるのはどれか。
1: 二酸化炭素
2: 笑 気
3: 酸 素
4: 圧縮空気
5: ヘリウム
超音波吸引手術装置について誤っているのはどれか。
1: 電歪素子にPZT(チタン酸ジルコン酸鉛)が用いられる。
2: プローブ先端のチップが機械振動して組織を破砕する。
3: 使用周波数は24~35kHz程度である。
4: プローブ先端の振動振幅は100~300μmである。
5: 術野洗浄用に蒸留水が用いられる。
治療用レーザについて誤っているのはどれか。
1: Arレーザはヘモグロビンの吸収を受けない。
2: Nd:YAGレーザの止血効果はタンパク質の熱変性による。
3: CO2レーザは急激な組織の温度上昇で組織を蒸散する。
4: レーザ光は波長が短いほど光量子エネルギーが大きい。
5: スポット径が小さいほど、組織の単位体積当たりに供給されるエネルギーは大きい。
電気メスについて誤っている組合せはどれか。
1: 切開作用 ―――― 蒸気爆発
2: 凝固作用 ―――― バースト波
3: 混合作用 ―――― 低ピーク電圧
4: 局所止血作用 ―― バイポーラ電極
5: メス先 ――――― 能動電極
マイクロ波手術装置について正しいのはどれか。
a: 周波数は5GHzである。
b: 硬組織切開に用いる。
c: 対極板は不要である。
d: 組織中の水分に誘電熱を発生させる。
e: バイポーラ型針状電極を用いる。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
超音波吸引手術装置で正しいのはどれか。
1: 肝臓手術には適用できない。
2: メス先の灌流には蒸留水を用いる。
3: 主作用は熱凝固である。
4: メス先の振幅は500~800μmである。
5: メス先の振動数は20~30kHzである。
内視鏡下で用いられるレーザ手術装置で誤っているのはどれか。
1: Nd:YAGレーザは主として凝固・止血に用いられる。
2: Nd:YAGレーザビームは石英ガラスファイバで伝送する。
3: 内視鏡の鉗子孔を利用して光ファイバを挿入する。
4: エキシマ・色素レーザは腫瘍の治療に用いられる。
5: クラス1(IEC:国際電気標準会議)に分類される。
CO2レーザ手術装置について正しいのはどれか。
1: 色素レーザである。
2: 波長が紫外領域にある。
3: 組織凝固能力が高い。
4: 術野周辺を水で湿らせたガーゼで覆い保護する。
5: 鋼刃メスより出血が多い。
結石破砕器で誤っているのはどれか。
1: 電気水圧方式では水中放電を用いる。
2: レーザ方式ではHe-Neレーザを用いる。
3: 体外衝撃波方式では発生衝撃波を収束させる。
4: 体外衝撃波方式では音響インピーダンス整合を行う。
5: 体外衝撃波方式では画像診断装置を併用する。
除細動器について正しいのはどれか。
1: 交流方式は直流方式より心筋障害が少ない。
2: 心房細動では心室細動より出力エネルギーの設定を高くする。
3: 最初の設定で除細動できなければ出力エネルギーを上げる。
4: 体内用パドルは一方を左房に他方を右房にあてる。
5: 体外用パドルは胸壁に軽くあてて通電する。
心臓ペースメーカについて正しいのはどれか。
1: 体外式ペースメーカのディマンド感度は変更できない。
2: ディマンド型ではパルスレートは固定されている。
3: プログラマブル・ペースメーカのパラメータは体外から変更できる。
4: 体内式ペースメーカの電源には水銀電池が使用される。
5: パルス振幅は約5V、パルス幅は約10msである。
体内式心臓ペースメーカで正しいのはどれか。
1: 単極刺激方式の本体は負極である。
2: 単極刺激方式の刺激電極は左心室に留置する。
3: 双極刺激方式の関電極と不関電極との間隔は約1mmである。
4: DDDでは刺激電極を心室と心房とに留置する。
5: VVIではファイティングが起こる。
輸液ポンプについて正しいのはどれか。
1: フィンガポンプはチューブをローラーでしごく。
2: ドロップセンサの原理は光透過計測である。
3: ドロップセンサは薬液の成分を分析する。
4: 成人用点滴セットは20滴で1mlである。
5: 5. 小児用点滴セットは80滴で1mlである。
内視鏡的結石破砕装置について正しいのはどれか。
1: 電気水圧衝撃波方式では生体内に挿入したプローブ先端で放電を起こす。
2: 電気水圧衝撃波方式では電気エネルギーから衝撃波への変換効率が80%以上ある。
3: 超音波方式では1MHz以上の超音波が使用される。
4: 超音波方式では超音波発振時に吸引を停止する。
5: レーザ方式ではCO2レーザが使用される。
体外衝撃波結石破砕装置(ESWL)について正しいのはどれか。
a: 微小爆発方式では音響レンズで衝撃波を収束させる。
b: 圧電素子方式では圧電素子を球面状に配列してある。
c: 電極放電方式では回転楕円体面反射で衝撃波を収束させる。
d: 電極放電方式では真空中に置いた2本の電極の間で放電を行う。
e: 電極放電方式では1ms程度の放電を行う。
マイクロ波メスについて正しいのはどれか。
a: 周波数は500kHzである。
b: 切開に適している。
d: 誘電損で発熱する。
e: 心電図モニタに影響を与えない。
Nd:YAGレーザ手術装置について正しいのはどれか。
a: 非接触照射で鋭利な切開ができる。
b: 半導体レーザを使用している。
c: 発振波長は近赤外領域にある。
d: 石英ガラス光ファイバで伝送できる。
e: 生体組織へ照射した場合の発熱深さは0.1mm以内である。
レーザ手術装置について正しいのはどれか。
a: ハンドピースはオートクレーブで滅菌する。
b: ファイバ先端の汚れはアルコールガーゼで拭きとる。
c: 術者は使用レーザに適応した保護メガネを着用する。
d: 照射野からの拡散反射光も危険である。
e: 手術野からの煙霧の排除は医療ガス設備の吸引を用いる。
電気メスの出力について正しいのはどれか。
1: 出力波形の基本周波数は20~30kHzである。
2: 凝固では、連続的な正弦波を用いる。
3: 無負荷時の出力電圧の最高値は1000V以上である。
4: スプレー凝固で用いる出力電圧の最高値は切開より低い。
5: 出力の校正は5kΩの負荷抵抗(無誘導)で行う。
電気メスの使用法について正しいのはどれか。
a: 患者の体位変換のたびに対極板の装着部位を点検する。
b: 終業点検でコード類の損傷の有無を点検する。
c: 接地された金属部分を患者の身体に接触させない。
d: 通電中に出力の調整を行ってもよい。
e: 余分なメス先コードはたるませずに巻いておく。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
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