血液浄化療法装置の過去問


国試第2回午後:第54問

透析液中に含まれない成分はどれか。

1: アミノ酸

2: カリウム

3: カルシウム

4: ナトリウム

5: マグネシウム

国試第2回午後:第53問

血漿交換が有効なのはどれか。

a: 薬物中毒

b: 家族性高コレステロール血症

c: 脳卒中

d: 心筋梗塞

e: 劇症肝炎

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第2回午後:第52問

血液透析液に用いられる緩衝剤はどれか。

a: リン酸

b: 重曹

c: 酢酸

d: ブドウ糖

e: 塩化ナトリウム

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第2回午後:第51問

血液透析について誤っているのはどれか。

a: セルロース膜は補体の活性化作用が強い。

b: 透析膜素材として、合成高分子系膜が最も多用されている。

c: 拡散効率を高めるためには並流がよい。

d: クリアランスは通常、透析液流量の関数で示される。

e: 尿素のふるい係数は約1.0である。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第2回午後:第50問

血液の浄化の原理として誤っているのはどれか。

1: 拡散の速度は分子量に依存する。

2: 拡散の推進力は濃度差である。

3: 濾過の推進力は膜間の圧力差である。

4: 外濾過の主要な推進力は半透膜間の濃度差である。

5: 浸透圧の保持にはブドウ糖が役立つ。

国試第2回午後:第49問

血症と酢酸透析液間の各成分濃度比較で誤っているのはどれか。

a: 血漿の総Ca濃度は透析液のそれとほぼ等しい。

b: 血漿のK+濃度は透析液のそれより高い。

c: 血漿のNa+濃度は透析液のそれとほぼ等しい。

d: 血漿のHCO3濃度は透析液のそれよりも高い。

e: 血漿のCH3COO濃度は透析液のそれとほぼ等しい。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第2回午後:第48問

血液浄化について誤っているのはどれか。

a: 単針透析法では血流方向に沿って穿刺する。

b: 透析患者のAlP上昇は上皮小体機能亢進症の合併を示唆する。

c: 糖尿病性腎不全患者の血液透析には無糖透析液が用いられる。

d: 重炭酸透析液用の希釈水は酢酸透析用のものに比べて水処理の必要性が低い。

e: 重炭酸透析液作製には通常、2原液希釈法供給装置が用いられる。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第2回午後:第47問

血液浄化について誤っているのはどれか。

1: 血流量と透析液流量および透析液中の当該物質の濃度が判明していればクリアランス値は算出できる。

2: クリアランス値は常に血流量(ml/min)以下である。

3: 限外濾過量を増加させればクリアランス値は増加する。

4: 血液濾過でふるい係数が1の物質のクリアランス値は1分間に濾過された量と同じである。

5: 透析液再循環方式では時間の経過とともにダイアライザのクリアランス値は低下する。

国試第2回午後:第46問

適切でない組み合わせはどれか。

a: Reye ・・・・・・・・・・・・・・高リン血症

b: 手根管症候群 ・・・・・・・アミロイドーシス

c: Restless legs ・・・・・・・・・中枢神経障害

d: 透析脳症 ・・・・・・・・・・・カドミウム

e: 貧血 ・・・・・・・・・・・・・・・エリスロポエチン

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第2回午後:第45問

血液透析中通常、持続的にモニタしていないのはどれか。

1: 透析液の漏血

2: 透析液の浸透圧

3: 静脈側回路内圧

4: 透析液の電導度

5: 血液回路内の気泡

国試第2回午後:第44問

血液浄化に用いるブラッドアクセスについて正しいのはどれか。

a: すべて血流のシャントによるものである。

b: 標準的内シャントは橈骨静脈、橈骨皮静脈間につくられる。

c: E-PTEEはブラッドアクセス用人工血管として最も広く用いられている。

d: 動脈表在化によるものは動静脈シャントによるものより心負荷が大きい。

e: 人工血管を用いる内シャントは穿刺部の動脈瘤の発生頻度が低い。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第2回午後:第43問

血液浄化法について正しいのはどれか。

a: 現在、我が国で行われている血液濾過は前希釈方式を用いている。

b: 血液濾過では中分子物質のクリアランスに比べ小分子物質のクリアランスは大きい。

c: 吸着法では血中コレステロールの除去はできない。

d: 血液吸着で用いられている活性炭では電解質、pHの調整はできない。

e: DFPPではアルブミンの回収ができる。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第1回午後:第53問

ブラッドアクセスに関連する事項として正しいのはどれか。

a: 内シャントは橈骨動脈と尺側皮静脈と吻合したものが多い。

b: 鎖骨下静脈のカテーテルは透析用ブラッドアクセスとして使用されている。

c: 動脈表在化は心疾患を伴った患者には適当なブラッドアクセスである。

d: 単針透析(Single needle dialysis)ではシャントの血流と逆方向に穿刺する。

e: 人工血管に用いた内シャントは感染を起こしにくい。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第1回午後:第50問

正しいのはどれか。

a: 血液透析は小分子量物質の除去効率がよい。

b: 血漿交換法は免疫疾患の治療に用いられている。

c: 活性炭を用いる血液吸着は尿素の除去効率が悪い。

d: 腹膜潅流用の透析液の浸透圧は血液透析液のそれより低い。

e: 血液濾過は不均衡症状を起こしやすい。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第1回午後:第44問

血液流量200ml/min、透析液流量500ml/minの条件で血液透析を行った。透析開始1時間後、ダイアライザ入口および出口のクレアチニン濃度は、それぞれ10.0、4.0mg/dlであった。クリアランス(ml/min)として正しいのはどれか。ただし限外濾過流量は無視できるものとする。

1: 105

2: 110

3: 115

4: 120

5: 125

国試第1回午後:第43問

有効膜面積2.0m2の透析器(ダイアライザ)の濾過係数をECUM法(Extracorporeal ultrafiltration method)によって測定した。血流量を200ml/min、膜間圧力差(TMP:transmembrane pressure)を200mmHgとし、6分間で240mlの濾液が得られた。濾過係数〔ml/(hr・m2・mmHg)〕として正しいのはどれか。

1: 6

2: 20

3: 30

4: 120

5: 360

国試第1回午後:第42問

血液透析開始3時間後に静脈圧の上昇が見られた。原因として考えられるのはどれか。

a: 血液ポンプの送血不良

b: 動脈回路の狭窄による血流不良

c: ヘパリン注入ポンプの作動不良による中空糸の閉塞

d: 静脈側留置針の位置異常による血流不良

e: 静脈側ドリップチェンバー(エアトラップ)内での凝血による血流不良。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第1回午後:第41問

血液透析中の血液回路内に空気が入る原因として誤っているのはどれか。

a: 動脈側カニューレの接続不良

b: 洗浄充填回路の閉塞のし忘れ

c: 圧モニター回路の接続不良

d: 静脈側カニューレの接続不良

e: 静脈回路の折れ曲がり

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第1回午後:第40問

正しいのはどれか。

a: 陰圧で限外濾過をかけるときは血液回路の陽圧は無視できる。

b: ECUM法(Extra corporeultrafiltration method)では血清浸透圧の変化が少ないので血圧が安定している。

c: 現在我が国で用いられている血液濾過法は後希釈法である。

d: 血液濾過のクレアチニンクリアランスは1分間の濾過量に等しい。

e: 活性炭を用いる血液吸着ではクレアチニンの除去効率が低い。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第1回午後:第39問

多人数透析液(自動)供給装置について正しいのはどれか。

a: 混合方式では、フィードバック方式が多く用いられている。

b: 混合方式では、定量ポンプ方式が多く用いられている。

c: 原液を希釈水で35倍に希釈する方式が多い。

d: 透析液濃度のチェックに電気伝導度測定監視装置が組み込まれている。

e: 電気伝導度測定監視装置には温度制御は必要ない。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e