血液浄化について誤っているのはどれか。
1: 血流量と透析液流量および透析液中の当該物質の濃度が判明していればクリアランス値は算出できる。
2: クリアランス値は常に血流量(ml/min)以下である。
3: 限外濾過量を増加させればクリアランス値は増加する。
4: 血液濾過でふるい係数が1の物質のクリアランス値は1分間に濾過された量と同じである。
5: 透析液再循環方式では時間の経過とともにダイアライザのクリアランス値は低下する。
血液浄化に用いるブラッドアクセスについて正しいのはどれか。
a: すべて血流のシャントによるものである。
b: 標準的内シャントは橈骨静脈、橈骨皮静脈間につくられる。
c: E-PTEEはブラッドアクセス用人工血管として最も広く用いられている。
d: 動脈表在化によるものは動静脈シャントによるものより心負荷が大きい。
e: 人工血管を用いる内シャントは穿刺部の動脈瘤の発生頻度が低い。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
ブラッドアクセスに関連する事項として正しいのはどれか。
a: 内シャントは橈骨動脈と尺側皮静脈と吻合したものが多い。
b: 鎖骨下静脈のカテーテルは透析用ブラッドアクセスとして使用されている。
c: 動脈表在化は心疾患を伴った患者には適当なブラッドアクセスである。
d: 単針透析(Single needle dialysis)ではシャントの血流と逆方向に穿刺する。
e: 人工血管に用いた内シャントは感染を起こしにくい。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
有効膜面積2.0m2の透析器(ダイアライザ)の濾過係数をECUM法(Extracorporeal ultrafiltration method)によって測定した。血流量を200ml/min、膜間圧力差(TMP:transmembrane pressure)を200mmHgとし、6分間で240mlの濾液が得られた。濾過係数〔ml/(hr・m2・mmHg)〕として正しいのはどれか。
1: 6
2: 20
3: 30
4: 120
5: 360
正しいのはどれか。
a: 陰圧で限外濾過をかけるときは血液回路の陽圧は無視できる。
b: ECUM法(Extra corporeultrafiltration method)では血清浸透圧の変化が少ないので血圧が安定している。
c: 現在我が国で用いられている血液濾過法は後希釈法である。
d: 血液濾過のクレアチニンクリアランスは1分間の濾過量に等しい。
e: 活性炭を用いる血液吸着ではクレアチニンの除去効率が低い。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
多人数透析液(自動)供給装置について正しいのはどれか。
a: 混合方式では、フィードバック方式が多く用いられている。
b: 混合方式では、定量ポンプ方式が多く用いられている。
c: 原液を希釈水で35倍に希釈する方式が多い。
d: 透析液濃度のチェックに電気伝導度測定監視装置が組み込まれている。
e: 電気伝導度測定監視装置には温度制御は必要ない。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e