呼吸療法装置の過去問


国試第5回午後:第57問

高気圧酸素治療の適応として正しいのはどれか。

a: 急性一酸化炭素中毒

b: 本態性高血圧症

c: 急性中耳炎

d: 脳空気塞栓

e: バージャー病

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第5回午後:第36問

誤っているのはどれか。

1: IPPVでは吸気時にだけ陽圧をかける。

2: PEEPでは呼気終末時に一定の圧をかける。

3: 無気肺、肺水腫などの治療にはPEEPがよい。

4: IPPVにPEEPを加えると吸気、呼気を通じて気道は陽圧となる。

5: IPPVにPEEPを加えると機能的残気量が減少する。

国試第5回午後:第35問

人工呼吸器の基本的構成順序として正しいのはどれか。

1: ガス取入口-吸気口-酸素濃度調節器-加湿器-Yアダプタ-呼気弁-呼気口

2: ガス取入口-酸素濃度調節器-加湿器-Yアダプタ-吸気口-呼気弁-呼気口

3: ガス取入口-吸気口-加湿器-酸素濃度調節器-Yアダプタ-呼気弁-呼気口

4: ガス取入口-酸素濃度調節器-吸気口加湿器-Yアダプタ-呼気弁-呼気口

5: 5. ガス取入口-吸気口-酸素濃度調節器-Yアダプタ-加湿器-呼気弁-呼気口

国試第5回午後:第34問

陽圧人工呼吸の合併症でないのはどれか。

1: 心拍出量減少

2: 気 胸

3: 尿量増加

4: 脳潅流圧低下

5: 気管壁壊死

国試第5回午後:第33問

正しい組合せはどれか。

a: EIP 呼気終末休止

b: CPAP 持続気道陽圧

c: SIMV 同期式間欠的強制換気

d: MMV 強制分時換気

e: HFV 高圧換気

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第5回午後:第32問

人工呼吸療法について正しいのはどれか。

a: 患者と人工呼吸器の換気が同期しない状態をファイティングという。

b: 静脈潅流量が減少する。

c: 血圧は上昇する。

d: 人工呼吸の開始基準としての呼吸数は成人で60回/分以上である。

e: 人工呼吸の初期設定は成人で換気回数20~30回/分である。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第5回午後:第31問

正しいのはどれか。

1: 補助呼吸とは患者の呼吸を全くなくしてしまう人工呼吸法である。

2: PEEPでは通常、2~3cmH2Oの陽圧をかける。

3: PEEPは小児の人工呼吸に適している。

4: CPAPは調節呼吸に用いられる。

5: IMVは人工呼吸器からの離脱によく用いられる。

国試第5回午後:第29問

従量式人工呼吸器について正しいのはどれか。

a: 換気量直接設定方式と吸気流量・吸気時間設定方式がある。

b: 終末吸気気道内圧を設定することによって換気量を決める方式である。

c: 回路の漏れは問題にならない。

d: 重症呼吸不全患者に適している。

e: 呼吸量、吸入圧のモニタが重要である。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第5回午後:第28問

正しいのはどれか。

1: 人工呼吸器では血中二酸化炭素(CO2)の排出はできない。

2: 人工呼吸器として現在鉄の肺が最もよく用いられる。

3: 非再呼吸方式は人工呼吸器の一般的方式である。

4: 人工呼吸器には加湿器は必須ではない。

5: 人工呼吸器で現在よく使用されるのは従圧式である。

国試第5回午前:第20問

機械的人工呼吸の開始基準(成人)について誤っているのはどれか。

a: PaO2 :70mmHg以下(空気呼吸時)

b: PaCO2 :55mmHg以上

c: 肺活量 :15mL/kg以下

d: 1秒量 :10mL/kg以下

e: VD/VT(死腔換気率) :25%以上

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第4回午後:第61問

肺機能と血液性状とが正常な患者に3絶対気圧の高気圧酸素治療を行ったとき、その患者の動脈血の全酸素含有量(vol%)として最も近いのはどれか。

1: 21

2: 24

3: 27

4: 30

5: 33

国試第4回午後:第60問

健常人が大気圧環境で純酸素吸入を継続したときの肺胞気酸素分圧(mmHg)として最も近いのはどれか。

1: 360

2: 460

3: 560

4: 660

5: 760

国試第4回午後:第42問

酸素療法に際して適切でないのはどれか。

1: ベンチュリーマスク

2: 両鼻腔カニューレ

3: フェイステント

4: 経鼻カテーテル

5: テーブルタップ

国試第4回午後:第41問

高頻度ジェット呼吸法(HFJV)の呼吸数(回数/分)はどれか。

1: 5~20

2: 30~70

3: 80~300

4: 400~1,000

5: 1,100~3,000

国試第4回午後:第40問

プレッシャーサポートの特徴として正しいのはどれか。

a: 吸気に合わせて行う。

b: 吸気流量は一定でない。

c: 換気仕事が減少する。

d: 自発呼吸がないときにも使用できる。

e: 吸気流量は一定である。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第4回午後:第39問

自発呼吸を残しながら行う呼吸補助方式はどれか。

a: CPAP

b: SIMV

c: EIP

d: IRV

e: IPPV

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第4回午後:第38問

成人男性の人工呼吸の開始基準として誤っているのはどれか。

1: 呼吸数が60回/分

2: 空気呼吸でPaO2が40mmHg

3: 肺活量が50mL/kg

4: PaCO2が60mmHg

5: 吸気力が-10cmH2O

国試第4回午後:第37問

人工呼吸器について正しいのはどれか。

a: 従量式では回路に少々洩れがあっても換気量はよく保たれる。

b: 従量式は最近あまり用いられない。

c: 従量式ではコンプライアンスの変化による換気量への影響が少ない。

d: 従圧式は補助呼吸性能がよい。

e: 従圧式の長所はPEEPができることである。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第4回午後:第36問

人工呼吸器回路の基本的構成として誤っているのはどれか。

1: 送気口

2: 患者回路

3: 加湿器

4: 呼気弁

5: 換気量計

国試第4回午後:第35問

人工呼吸器装着中に気道内湿度を保つ方法として適切でないのはどれか。

1: ジェットネブライザ

2: ディフュージョンヘッド型加湿器

3: カスケード型加湿器

4: 人工鼻

5: 灯芯型加湿器