図のように電気メス対極板には電極面が二つに分かれているタイプがある。その主な目的は何か。
1: 対極板コードの断線を監視する。
2: 対極板の接触不良を監視する。
3: 片方が剥がれても、もう片方が予備になる。
4: 対極板の装着が容易になる。
5: 対極板装着部の温度上昇を監視する。
レーザ手術装置の運用上、誤った操作はどれか。
1: 患者は保護眼鏡を着用する必要がない。
2: 術野での反射を極力さける。
3: 照射は一人の術者が行う。
4: 照射方向は打ち下げとする。
5: 照射部位を術者の目の位置よりなるべくはなす。
植込み型ペースメーカに機能障害を与えないのはどれか。
1: MRI
2: 電気メス
3: 電子商品監視機器(盗難防止ゲート)
4: 超音波診断装置
5: X線CT
体外式除細動器による心室細動除去の手順として誤っているのはどれか。
1: 胸部の汗を拭き取る。
2: 通電電極に十分ペーストを塗る。
3: R波同期スイッチをオンにする。
4: 通電電極を患者の胸に密着させる。
5: 心電図モニタ波形の確認をする。
体外衝撃波砕石装置(ESWL)の衝撃波発生源として使われていないのはどれか。
1: 電磁振動板
2: レーザ
3: 水中放電
4: 圧電素子
5: 微小発破
薬液注入に使用しないポンプはどれか。
1: フィンガポンプ
2: ローラポンプ
3: シリンジポンプ
4: ボルメトリックポンプ
5: 遠心ポンプ
シリンジポンプについて誤っているのはどれか。
1: 内臓バッテリーにより駆動できる。
2: ピストンシリンダ方式である。
3: 流量精度は±1%以下と規定されている。
4: フィンガポンプに比べて低流量の注入が可能である。
5: 輸液流量表示は1時間当たりの流量で表される。
電気メスの対極板に求められる条件として誤っているのはどれか。
1: 皮膚刺激性が低い。
2: 導電材が乾燥しにくい。
3: 柔軟性を有する。
4: 粘着度が高い。
5: 高周波インピーダンスが大きい。
腹腔鏡治療において気腹用ガスとして用いられるのはどれか。
1: 二酸化炭素
2: 笑 気
3: 酸 素
4: 圧縮空気
5: ヘリウム
超音波吸引手術装置について誤っているのはどれか。
1: 電歪素子にPZT(チタン酸ジルコン酸鉛)が用いられる。
2: プローブ先端のチップが機械振動して組織を破砕する。
3: 使用周波数は24~35kHz程度である。
4: プローブ先端の振動振幅は100~300μmである。
5: 術野洗浄用に蒸留水が用いられる。
治療用レーザについて誤っているのはどれか。
1: Arレーザはヘモグロビンの吸収を受けない。
2: Nd:YAGレーザの止血効果はタンパク質の熱変性による。
3: CO2レーザは急激な組織の温度上昇で組織を蒸散する。
4: レーザ光は波長が短いほど光量子エネルギーが大きい。
5: スポット径が小さいほど、組織の単位体積当たりに供給されるエネルギーは大きい。
電気メスについて誤っている組合せはどれか。
1: 切開作用 ―――― 蒸気爆発
2: 凝固作用 ―――― バースト波
3: 混合作用 ―――― 低ピーク電圧
4: 局所止血作用 ―― バイポーラ電極
5: メス先 ――――― 能動電極
マイクロ波手術装置について正しいのはどれか。
a: 周波数は5GHzである。
b: 硬組織切開に用いる。
c: 対極板は不要である。
d: 組織中の水分に誘電熱を発生させる。
e: バイポーラ型針状電極を用いる。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
超音波吸引手術装置で正しいのはどれか。
1: 肝臓手術には適用できない。
2: メス先の灌流には蒸留水を用いる。
3: 主作用は熱凝固である。
4: メス先の振幅は500~800μmである。
5: メス先の振動数は20~30kHzである。
内視鏡下で用いられるレーザ手術装置で誤っているのはどれか。
1: Nd:YAGレーザは主として凝固・止血に用いられる。
2: Nd:YAGレーザビームは石英ガラスファイバで伝送する。
3: 内視鏡の鉗子孔を利用して光ファイバを挿入する。
4: エキシマ・色素レーザは腫瘍の治療に用いられる。
5: クラス1(IEC:国際電気標準会議)に分類される。
CO2レーザ手術装置について正しいのはどれか。
1: 色素レーザである。
2: 波長が紫外領域にある。
3: 組織凝固能力が高い。
4: 術野周辺を水で湿らせたガーゼで覆い保護する。
5: 鋼刃メスより出血が多い。
結石破砕器で誤っているのはどれか。
1: 電気水圧方式では水中放電を用いる。
2: レーザ方式ではHe-Neレーザを用いる。
3: 体外衝撃波方式では発生衝撃波を収束させる。
4: 体外衝撃波方式では音響インピーダンス整合を行う。
5: 体外衝撃波方式では画像診断装置を併用する。
除細動器について正しいのはどれか。
1: 交流方式は直流方式より心筋障害が少ない。
2: 心房細動では心室細動より出力エネルギーの設定を高くする。
3: 最初の設定で除細動できなければ出力エネルギーを上げる。
4: 体内用パドルは一方を左房に他方を右房にあてる。
5: 体外用パドルは胸壁に軽くあてて通電する。
心臓ペースメーカについて正しいのはどれか。
1: 体外式ペースメーカのディマンド感度は変更できない。
2: ディマンド型ではパルスレートは固定されている。
3: プログラマブル・ペースメーカのパラメータは体外から変更できる。
4: 体内式ペースメーカの電源には水銀電池が使用される。
5: パルス振幅は約5V、パルス幅は約10msである。
体内式心臓ペースメーカで正しいのはどれか。
1: 単極刺激方式の本体は負極である。
2: 単極刺激方式の刺激電極は左心室に留置する。
3: 双極刺激方式の関電極と不関電極との間隔は約1mmである。
4: DDDでは刺激電極を心室と心房とに留置する。
5: VVIではファイティングが起こる。
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