第36回国試午後70問の類似問題

国試第17回午後:第51問

人工心肺による低体温体外循環中に血液を希釈する目的として正しいのはどれか。

a: 空気塞栓症を予防する。

b: 血液の粘度を下げる。

c: 組織灌流を良好にする。

d: 使用血液量を節減する。

e: 生体の酸素需要を促進する。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第26回午前:第71問

人工心肺による体外循環について正しいのはどれか。

a: 血小板数が低下する。

b: インスリン分泌が減少する。

c: 炎症性サイトカインが放出される。

d: 血清遊離ヘモグロピンが低下する。

e: 心房性ナトリウム利尿ペプチド(ANP)分泌が低下する。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第11回午後:第47問

人工心肺を用いて行う治療はどれか。

a: 脳動脈瘤クリッピング

b: 心室中隔欠損閉鎖術

c: 冠状動脈バイパス術

d: 胸部大動脈瘤人工血管置換術

e: 冠状動脈ステント術

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第27回午後:第70問

人工心肺による体外循環中の混合静脈血酸素飽和度(Svo2)について誤っているのはどれか。

1: 肺動脈カテーテルで測定できる。

2: 過度の血液希釈によって低下する。

3: 50%は酸素供給不足を意味する。

4: 80%は低心拍出量状態を意味する。

5: 人工心肺中の冷却時には上昇する。

国試第20回午後:第68問

血液透析回路への空気混入時の対応はどれか。(人工腎臓装置)

a: 酸素吸入

b: トレンデレンブルグ体位で左側臥位

c: 抗凝固薬の増量

d: 血液回路の冷却

e: 静脈回路の遮断

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第17回午後:第49問

人工心肺に用いる熱交換器について誤っているものはどれか。

1: 42°C未満の温水を流す。

2: 送血温は灌流水の温度と流量で調節する。

3: 金属製より樹脂製が多く使用されている。

4: 深部温と送血温との差に注意して冷却する。

5: 人工肺一体型では回路の単純化が図られる。

国試第26回午前:第79問

血液透析で正しいのはどれか。

1: いかなる場合も抑制帯を用いて抜針事故を防ぐ。

2: 透析液温度が異常上昇すると溶血を起こす。

3: 誤穿刺をしても術者を交代せず責任を全うする。

4: 空気誤入時には患者を右側臥位とする。

5: 多人数用透析液供給装置では透析液濃度を連続監視する装置を1個以上備える。

国試第2回午後:第42問

人工心肺の操作中に誤って空気を動脈内に送った場合の処置として正しいのはどれか。

a: 送血ポンプを逆回転する。

b: 送血ポンプを停止する。

c: 患者の頭部を低くする。

d: 逆行性の上大静脈送血をする。

e: 患者の体温を上げる。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第19回午後:第65問

血液透析中に血圧が低下し、十分な除水ができない患者に対する対策として正しいのはどれか。(人工腎臓装置)

a: 体外限外濾過法(ECUM)の追加

b: 高ナトリウム透析液の使用

c: 血液流量の増加

d: 使用透析器膜面積の拡大

e: 透析液温の低下(低温透析)

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第24回午後:第68問

膜型人工肺で正しいのはどれか。(生体機能代行装置学)

1: 親水性のある膜素材が使用される。

2: シリコン膜はニ酸化炭素よりも酸素のガス透過性が高い。

3: 多孔質膜は長時間使用しても血漿成分の漏出がない。

4: 複合膜では血液が酸素と直接接触する。

5: 中空糸型の外部灌流型では血液の流れに乱流が形成される。

国試第27回午前:第74問

人工心肺について正しいのはどれか。

1: 落差脱血では少なくとも1m以上の落差を確保する。

2: 吸引からの戻りが多い場合は脱血量よりも送血流量を増やす。

3: 脱血不良時には脱血カニューレの挿入をできるだけ深くする。

4: 脱血不良時には利尿剤を投与して尿量を増やす。

5: 大動脈解離を認めたら送血流量を上げる。

国試第21回午後:第53問

人工心肺に用いる熱交換器について誤っているのはどれか。

1: 42°C未満の温水を流す。

2: 送血温は灌流水の温度と流量とで調節する。

3: 金属製より樹脂製が多く使用されている。

4: 深部温と送血温との差に注意して冷却する。

5: 人工肺一体型では回路の単純化が図られる。

国試第10回午後:第47問

人工心肺について正しいのはどれか。

a: 抗凝固剤としてヘパリンを用いる。

b: 送血カニューレの不適切な固定は動脈回路内圧の異常の原因になる。

c: 加温器の温水の温度が高いほど溶血が少ない。

d: 動脈送血用カニューレが細いと血管内で流れが乱れない。

e: ローラ圧迫度が強すぎると溶血が起こる。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第17回午後:第48問

膜型人工肺について誤っているのはどれか。

a: 内部灌流型では中空糸内径を細くすると流量抵抗が増す。

b: 気泡型より血液損傷が少ない。

c: 均質膜の人工肺ではガス側へ血漿が漏れる。

d: 多孔質膜には親水性のものが用いられる。

e: 多孔質膜では表面張力によって血液と気体の間の界面が保たれる。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e