人工心肺を用いた体外循環中の血液凝固系管理で正しいのはどれか。
1: ACT(活性化凝固時間)を 200 秒以下に維持する。
2: 全回路ヘパリンコーティング人工心肺では充填時のヘパリン量を半減できる。
3: プロタミン投与によって血圧は上昇する。
4: プロタミンには軽度の抗凝血作用があるのでヘパリン中和時の過量投与は避 ける。
5: プロタミン投与後も術野出血が続く場合は吸引ポンプを回し回収を続ける。
人工心肺中の血液への影響について正しいのはどれか。
a: 送血ポンプは溶血の原因になる。
b: T細胞やNK細胞の活性が低下する。
c: 顆粒球は人工心肺開始直後から一過性に増加する。
d: 血小板は70~80%減少する。
e: 溶血によりハプトグロピンが増加する。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
正しい組合せはどれか。
a: 慢性腎不全 エリスロポエチン分泌の低下
b: 痛風 血清尿酸値の上昇
c: 肝硬変 アルドステロン分泌の低下
d: バセドウ病 副甲状腺ホルモン分泌の亢進
e: 糖尿病 インスリン分泌の低下
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
人工心肺を用いた体外循環について正しいのはどれか。
1: .ヘパリンは送血管および脱血管の挿入が完了した後に投与する。
2: .ACT(活性化凝固時間)は150~250秒に維持する。
3: 目標とする至適灌流量が得られた状態を完全体外循環という。
4: 血液希釈限界はヘモグロビン10g/dLである。
5: 復温灌流中には送脱血温の温度較差を10℃以内とする。
人工心肺を用いた体外循環中に血中カリウム濃度の上昇につながるのはどれか。
a: 赤血球液充填
b: カルシウム投与
c: インスリン投与
d: フロセミド投与
e: 代謝性アシドーシス
正しいのはどれか。
a: 成長ホルモンの分泌亢進はくる病を起こす。
b: ACTHは副腎皮質ホルモンの分泌を促す。
c: 脳下垂体のホルモン分泌は視床下部の調節を受ける。
d: 褐色細胞腫は低血圧の原因となる。
e: アルドステロンの分泌低下症をアルドステロン症という。
人工心肺を用いた体外循環においてインシデントレポートを提出すべきなのはどれか。
a: ヘパリン投与後にACTを測定しなかった。
b: ヘマトクリット値が低下したため赤血球輸血を行った。
c: 血圧が低下したため流量を増加させた。
d: 体外循環離脱困難でありIABPを挿入した。
e: 大動脈遮断後ヘパリンを投与していないことに気づき、ヘパリンを投与した。
人工心肺による体外循環の至適灌流量について誤っているのはどれか。(体外循環装置)
1: 体表面積を基準に求める。
2: 血液を希釈した場合、増加させる。
3: 体温が低下した場合減少させる。
4: 混合静脈血の酸素飽和度によって調節する。
5: 体表面積あたりの成人の灌流量は乳児に比べ多い。
人工心肺による体外循環で潅流圧低下を引き起こすのはどれか。
a: 大動脈遮断解除
b: 血漿増量剤投与
c: 冷却開始
d: 血管収縮剤投与
e: 大動脈解離
a: カルシトニン ------------- 骨形成促進
b: 副甲状腺ホルモン -------- 骨吸収促進
c: レニン ------------------ タンパク分解酵素
d: アルドステロン ----------- Na排泄促進
e: プロラクチン ------------- 乳汁分泌抑制
人工心肺による体外循環で用いる薬物について誤っている組合せはどれか。
1: 重炭酸ナトリウム液・・・・・・・・・・アルカローシスの補正
2: ヘパリンナトリウム・・・・・・・・・・・抗凝固薬
3: 硫酸プロタミン・・・・・・・・・・・・・・ヘパリンナトリウムの中和
4: ACD駅・・・・・・・・・・・・・・・・・・・抗凝固薬
5: リンゲル液・・・・・・・・・・・・・・・・・血液希釈
人工心肺による体外循環の終了時に血液凝固能を正常化するのに用いるのはどれか。
1: ヘパリン
2: マニトール
3: 塩化カルシウム
4: 重炭酸ナトリウム
5: 硫酸プロタミン
腎臓の集合管に作用するホルモンはどれか。
a: レニン
b: アンジオテンシンⅡ
c: アルドステロン
d: バソプレシン
e: エリスロポエチン
人工心肺時の血液希釈で正しいのはどれか。
a: 溶血量が軽減する。
b: 酸素運搬能が増加する。
c: 血液粘稠度が増加する。
d: 膠質浸透圧が増加する。
e: 組織血液を良好にする。
人工心肺時のヘパリン及びプロタミンについて正しいのはどれか。
1: ヘパリンでACTを200秒以上に保つ。
2: プロタミンによる中和は全てのカニューレを抜去してから行う。
3: プロタミンには血液凝固作用がある。
4: プロタミン投与時にみられる血圧低下は血管拡張作用による。
5: アンチトロンビンIII欠損症ではプロタミン抵抗性を示す。
人工心肺について誤っているのはどれか。
1: ローラポンプは圧閉度を調整する。
2: 体外循環開始前にプロタミンを投与する。
3: 送血カニューレは大動脈に挿入する。
4: 体外循環開始時に酸素の吹送を開始する。
5: 大動脈を遮断してから心筋保護液を注入する。
人工心肺による体外循環開始前に靜注されるヘパリンナトリウムの量として適切なのはどれか。
1: 1.0~1.5mg/kg(体重)
2: 2.0~3.0mg/kg(体重)
3: 4.0~5.0mg/kg(体重)
4: 7.0~9.0mg/kg(体重)
5: 10.0~12.0mg/kg(体重)
低体温での体外循環について正しいのはどれか。
a: 酸素消費量の減少
b: 血液粘度の低下
c: ヘモグロビン酸素解離曲線の右方移動
d: 血液凝固能の低下
e: 体外循環の安全域の拡大
人工心肺による体外循環時に使用される薬剤について誤っている組合せはどれか。
a: マンニトール 浸透圧の調節
b: 乳酸加リンゲル 膠質浸透圧の保持
c: 炭酸水素ナトリウム アルカローシスの補正
d: ハプトグロビン製剤 高度溶血への対応
e: 塩化カルシウム 心収縮力の増強
下垂体前葉ホルモンによって調節されるのはどれか。(医学概論)
a: 副腎皮質ホルモン
b: 黄体ホルモン
c: 抗利尿ホルモン
d: レニン
e: アドレナリン
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