第38回ME2午後37問の類似問題

ME2第32回午後:第50問

電流と人体反応の関係で正しいのはどれか。

1: マクロショックにおける心室細動誘発電流は最小感知電流の1000倍である。

2: 心臓カテーテルを通って心臓内に50μAの商用交流が流れると室細動を起こす。

3: 手足に貼った電極から5mA、60Hzの交流電流が流れると手足を動かせなくなる。

4: 直流電流には電気分解による生体組織損傷のリスクがある。

5: 100kHzにおける電撃閾値は50Hzの場合の2000倍である。

国試第4回午後:第73問

電撃について正しいのはどれか。 

a: 人体の反応は電流の流入出部によって異なる。

b: His束心電図検査は心臓に直接電流が流れ込み、心室細動が発生しないよう注意して行われる。

c: 皮膚に0.1mAの商用交流電流が流れるとビリビリと感じる。

d: 体表から受ける電撃により起こる事故死の多くは心筋症によるものである。

e: ミクロショックの場合、数μAの交流電流でも危険である。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第1回午後:第68問

除細動器について正しいのはどれか。

a: コイルに充電した数千ボルトのエネルギーをコンデンサを介して生体に放出する。

b: 通電時間は数ミリ秒である。

c: 心房細動の除細動にはR波同期出力装置を使用する。

d: 電極にはペーストを十分に塗り、また出力フローティングを確保する。

e: 最大出力エネルギーは約40J(ジュール)である。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

ME2第39回午後:第2問

標準12誘導心電計の誘導について誤っているのはどれか。

1: 12個の電極が装着される。

2: 6つの四肢誘導と6つの胸部誘導からなる。

3: V2誘導の電極は第4肋間胸骨左縁に貼り付ける。

4: 第Ⅱ誘導は左足電極と右手電極間の電位差を測る。

5: 第Ⅲ誘導は第Ⅰ誘導と第Ⅱ誘導から算出できる。

国試第35回午前:第85問

生体の電気特性について誤っているのはどれか。 

1: 誘電率は周波数の上昇とともに低下する。 

2: 骨格筋は脂肪組織よりも異方性が大きい。 

3: 細胞膜は1μF/cm2程度の静電容量をもつ。 

4: α分散はイオンの集散に起因する。 

5: β分散は約20GHzで生じる。 

国試第3回午後:第86問

誤っているのはどれか。

a: 人体がビリビリと感じ始める電流値を最少感知電流という。

b: 人体への電撃の作用機序は、電流によって発生する熱による組織破壊である。

c: 商用交流電流が危険なのは、人体組織がこの周波数付近の電流を最も流しやすいからである。

d: 電気メスでミクロショックが起こらないのは、この周波数の電流での発熱が小さいためである。

e: His束心電計では、ミクロショックを考慮した安全規格が要求される。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

ME2第29回午後:第2問

標準12誘導心電計の誘導について誤っているのはどれか。

1: 第Ⅰ誘導は右手電極と左手電極と間の電位差である。

2: 第Ⅲ誘導は第Ⅰ誘導と第Ⅱ誘導から計算で得ることができる。

3: 胸部誘導は単極誘導である。

4: 胸部誘導の導出に左足電極は不要である。

5: ディジタル心電計では8誘導から導出している。

国試第6回午前:第64問

生体物性について誤っているのはどれか。

1: 電気インピーダンスが生体内の部位によって異なる値を示すことは異方性である。

2: 刺激強度と反応とが比例関係にないことは非線形性である。

3: 導電率や誘電率が周波数によって変化することは周波数依存性である。

4: 人間の全身の骨格筋が60~150Wの熱を産生することは産熱である。

5: 神経細胞において、あるレベル以上の電気刺激で膜電位が跳躍的に変化してインパルスを発生することは細胞膜の興奮性である。

国試第21回午後:第83問

生体の電気的特性で誤っているのはどれか。

1: 低周波では誘電率が非常に大きい。

2: 電気定数が周波数に依存して変化することを周波数分散という。

3: α分散は約20GHzで観察される。

4: β分散は構造分散ともよばれる。

5: γ分散は水分子の誘電分散によって生じる。

国試第35回午前:第33問

電気メスについて正しいのはどれか。 

a: 利用しているのはグロー放電である。 

b: 凝固の出力波形は連続正弦波である。 

c: 切開時の搬送波は10kHzである。 

d: 高周波非接地形は対極板回路を接地より絶縁している。 

e: モノポーラ出力使用時には対極板が必要である。 

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

ME2第31回午後:第53問

ある治療機器の装着部に図のような図記号が表示してあった。正しいのはどれか。

img11209-53-0

1: 電源トランスの二次側に3000V以上の電圧が発生している。

2: 1000Vの静電気放電に耐性がある。

3: ピーク電圧で1500V以上の出力電圧が出る。

4: 雷撃に対して防護されている。

5: 目に障害を発生させるレベルのレーザ光を出力する。

ME2第32回午前:第49問

心臓ペースメーカについて誤っているのはどれか。

1: 心室刺激では心尖部に電極を留置する。

2: 体外式では単極電極を用いる。

3: 電極の先端は陰極側に接続する。

4: VVIペースメーカは心室を刺激する。

5: 心電図検知用電極は刺激電極と共用できる。

国試第9回午前:第55問

体表面電極を用いた生体電気計測について正しいのはどれか。

a: 不分極電極にはぺーストは不要である。

b: 皮膚は乾燥するとインピーダンスが小さくなる。

c: 四肢誘導心電図の振幅は1mVを超えることがある。

d: 電極の静止電位は100mVを超えることがある。

e: 同相雑音を減らすには差動増幅器を用いるのが有効である。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第4回午前:第73問

電撃について正しいのはどれか。

a: 人体の反応は電流の流出入部によって異なる。

b: His束心電図検査は心臓に直接電流が流れ込み心室細動が発生しないよう注意して行われる。

c: 皮膚に0.1mAの商用交流電流が流れるとビリビリ感じる。

d: 体対表から受ける電撃により起こる事故死の多くは心筋症によるものである。

e: ミクロショックの場合、数μAの商用交流電流でも危険である。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第1回午後:第74問

電撃について正しいのはどれか。

1: 人体の反応は流れる電流の周波数には無関係である。

2: His束心電図検査は心臓に直接電流が流れ込み、心室細動が発生しないよう注意して行われる。

3: 皮膚に0.01mAの商用交流電流が流れるとビリビリと感じる。

4: 体表から受ける電撃により起こる事故死の多くは心筋症によるものである。

5: ミクロショックの場合数μAの交流電流でも危険である。

国試第7回午後:第74問

誤っているのはどれか。

1: 生体内に皮膚を通して伝達される物理的エネルギーの密度が100mW/cm2以上になると不可逆的障害を引き起こす。

2: 神経・筋細胞を興奮させる低周波電流密度は約1mA/cm2以上である。

3: 電撃で人体に最も危険な周波数帯域は50~100Hzである。

4: 高周波電磁波は10W/cm2以上になって初めて熱傷を引き起こす。

5: 超音波によるキャビテーション(空洞化現象)は10W/cm2で起こる。

ME2第32回午後:第2問

除細動器について正しいのはどれか。

1: コンデンサに貯めた電荷を放電する。

2: 心房細動除去にはR波同期装置を用いない。

3: 充電電圧の最高値は700V程度である。

4: 成人の場合、体表通電には15~36Jのエネルギーが必要である。

5: 成人用体表通電電極の面積は180cm2以上である。

国試第31回午前:第35問

電気メスで正しいのはどれか。

1: 300~500kHz帯の電流を用いる。

2: 切開モードでは断続波を用いる。

3: 導電接触形対極板は静電接触形対極板より接触インピーダンスが大きい。

4: 高周波漏れ電流の許容値は500mA以内である。

5: 負荷抵抗10Ωでキャリブレーションする。

国試第8回午前:第57問

生体計測で使用される電極について正しいのはどれか。

a: 電極ペーストの主な役割は皮膚と電極との間のインピーダンスを下げることである。

b: 電極と電解質との界面で電極電位が発生し基線が変動する原因となる。

c: 脳波は針電極を用いるより皿電極を用いた方が雑音の少ない測定ができる。

d: 不分極電極を用いると、通常の電極を用いた場合より信号振幅が小さくなる。

e: 双極導出とは基準電極との電位差を差動増幅器を用いて測定する方法である。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第11回午前:第52問

生体電気計測について正しいのはどれか。

a: 計測状態のインピーダンスは、電極と皮膚のインピーダンスの並列接続で構成される。

b: 電極に電流が流れると電極と生体間に分極電圧が発生する。

c: 電圧増幅度100倍の差動増幅器の同相除去比(CMRR)が40dBのとき、同相入力信号として1mVを加えると1mVの出力が得られる。

d: 低周波領域では電極接触インピーダンスは周波数に比例する。

e: 電圧増幅器の入力インピーダンスはできるだけ小さい方がよい。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e