ディジタル脳波計を用いた双極導出記録に交流雑音が混入した。原因として考えられないのはどれか。
1: 中性点電極(ボディアース電極)リードの断線
2: システムリファレンス電極リードの断線
3: 電極リードのシールド線の断線
4: 同相弁別比の低下
5: 耳垂電極リードの断線
心電図モニタにおいて心拍数のカウントに影響を及ぼす可能性がないのはどれか。
1: 体動の発生
2: 心電図のT波の増高
3: 電気メスの使用
4: ペースメーカの使用
5: パルスオキシメータの使用
電気メスについて誤っている組合せはどれか。
1: 凝固用波形 バースト波
2: 患者の対地インピーダンスの低下 高周波分流
3: バイポーラ方式 微細手術
4: ペースメーカ誤作動 デマンド機構
5: 熱傷 対極板面積過大
図Aに示す正常な心電図で記録された心電図が別の心電図で図Bのように記録された。考えられる原因は何か。
1: 時定数が小さくなった。
2: 記録感度が高すぎた。
3: 同相弁別比が低下していた。
4: 高域遮断周波数が低すぎた。
5: 右足電極コードに断線があった。
心電図モニタのアラームについて誤っているのはどれか。
1: 不整脈アラームは患者ごとに設定する。
2: 患者の体動は誤アラームの原因になる。
3: 患者にペースメーカを使用していると誤アラームの原因になる。
4: 波高が高いT波では心拍数が少なく表示されることがある。
5: 心拍数アラームの上限・下限値を自動設定する機能がある。
心電図検査室での心電計の取扱いについて誤っているのはどれか。
1: 記録紙は感熱紙を使用する。
2: 患者にアース線を接続する。
3: 金属ベッドを接地する。
4: 誘導コードと電源コードを離す。
5: 商用交流雑音が混入する場合はハムフィルタをオンにする。
心電計の保守点検で適切でないのはどれか。
1: 3P電源コードと機器本体との接触状態の確認
2: 誘導コードと電極の接触状態の確認
3: 電極使用後の表面研磨
4: 感度毎の波形の確認
5: 疑似波形の記録
電気メスの分流に対する患者安全モニタとして誤っているのはどれか。
1: 対極板コード断線モニタ
2: 患者回路連続性モニタ
3: 高周波漏れ電流モニタ
4: 対極板温度モニタ
5: 対極板接触不良モニタ
心電図検査室における雑音対策として有効でないのはどれか。
1: 心電計を接地する。
2: ベッドを接地する。
3: 誘導コードをまとめる。
4: ベッドを壁から離す。
5: 電極表面をピカピカに磨く。
心電図記録中にハム雑音が重畳した場合の対応で誤っているのはどれか。
1: 電源コードを誘導コードから離す。
2: 患者を蛍光灯の真下から離す。
3: 室温を調整する。
4: 患者リードを束ねる。
5: 金属ベッドを接地する。
心電計の校正電圧を記録したところ、図のような波形が得られた。異常と思われるのはどれか。
1: 同相除去比
2: 増幅感度
3: 時定数
4: 入力インピーダンス
5: 出力インピーダンス
植込み式心臓ペースメーカの誤作動の原因とならないのはどれか。
1: 携帯電話
2: 胸部エックス線撮影
3: 電気毛布
4: MRI
5: コンピュータ
心房細動の治療に除細動器を使用した際、通電スィッチを入れたにもかかわらず作動しなかった。原因として考えられるのはどれか。
a: 電極のペーストが不足していた。
b: 対極板をつけ忘れていた。
c: 術者がゴム手袋をしていなかった。
d: R波同期出力装置が不良で作動しなかった。
e: 電極ケーブルが断線していた。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
脳波記録中に不規則な基線の動揺があった。考えにくい原因はどれか。
1: 分極電圧の大きい電極を使用した。
2: 周囲に人の動きがあった。
3: 呼吸による体動があった。
4: 電源電圧の変動が大きかった。
5: 時定数を大きく設定した。
医療の場でのEMI(電磁障害)の原因にならないのはどれか。
1: 電気メス
2: 携帯電話
3: パソコン
4: TVゲーム
5: 補聴器
心房細動の治療に除細動器を使用した際、通電スィッチを入れたにもかかわらず出力がでなかった。原因として考えられるものはどれか。
a: 術者がゴム手袋をしていなかった。
b: 電極ペーストが不足していた。
c: コンデンサが不良で充電されていなかった。
e: 対極板をつけ忘れていた。
電気メスについて誤っているのはどれか。
1: フローティング型でも分流熱傷は発生しうる。
2: バイポーラ電極を用いるとモニタ障害が避けられる。
3: 一人の患者に複数台の電気メスを使用できる。
4: ジュール熱を利用している。
5: 心臓ペースメーカのデマンド機能誤作動を誘発する可能性がある。
心電図テレメータについて誤っているのはどれか。
1: UHF帯の電波を利用している。
2: 心電図信号は受信機でAD変換される。
3: 送信機に使用するアルカリ乾電池の寿命は1週間程度である。
4: 3電極のうち2電極に患者測定電流を流して呼吸をモニタすることが多い。
5: A型の送信機の出力は1mW以下である。
心房細動の治療に除細動器を使用した際、通電スイッチを入れたが作動しなかった。原因として考えられるのはどれか。
b: 電極ぺーストが不足していた。
脳波の高感度記録(5倍感度)の雑音対策として不適切なのはどれか。
1: 電極コードは1本ずつ離して配置する。
2: 電極ボックスは患者の頭の近くに置く。
3: 周囲の医療機器はベッドからなるべく離して配置する。
4: 脳波計と同一の電源回線に大電力機器を接続しない。
5: 記録中に患者周囲での人の動きがないようにする。
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