脳波記録中に不規則な基線の動揺があった。考えにくい原因はどれか。
1: 分極電圧の大きい電極を使用した。
2: 周囲に人の動きがあった。
3: 呼吸による体動があった。
4: 電源電圧の変動が大きかった。
5: 時定数を大きく設定した。
四肢誘導による心電図の計測時に基線がゆっくりと動揺した。原因として考えられるのはどれか。
1: 患者が寒さのため震えていた。
2: 電極装着部に塗ったペーストが不足していた。
3: 電源用の商用交流電線が電極リードと接近していた。
4: 測定中に不整脈による徐脈が発生した。
5: 測定中に電気メスを使用した。
誤っているのはどれか。
1: 脳磁図は脳の神経細胞の電気的活動を示す。
2: 脳波計は100dB以上の増幅度が必要である。
3: 誘発脳波は外界からの刺激に対して脳波中に現れる反応である。
4: 脳波計の低域遮断の時定数は通常3秒以上である。
5: 脳磁図はSQID磁束計で測定する。
生体情報モニタの心電図に基線の動揺が見られた。原因として考えられるのはどれか。
1: 低域遮断周波数を高く設定していた。
2: CMRRの高い増幅器を使用していた。
3: 銀-塩化銀電極を使用していた。
4: 医療スタッフの往来で静電気の影響を受けた。
5: ハムフィルタを使用していた。
脳波計の時定数を0.3sから0.1sに切り替えたときの現象として正しいのはどれか。
1: α波の振幅が増加する。
2: δ波に比べθ波の振幅減少が大きくなる。
3: 混入していた心電図のR波の振幅が増加する。
4: ハム雑音の振幅が増加する。
5: 基線が動揺したときの戻りが速くなる。
脳波記録について誤っているのはどれか。
1: 検査前に電極と人体との接触抵抗を測定する。
2: 単極導出では耳垂を基準電極とする。
3: 双極導出では頭皮上の2点間の電位差を導出する。
4: ニュートラル電極は後頭部に装着する。
5: 各種誘導の組み合わせをモンタージュという。
生体電気現象でないのはどれか。
1: 脳 波
2: 心電図
3: 筋電図
4: 眼振図
5: 肺磁図
脳波計測について誤っているのはどれか。(生体計測装置学)
1: 臨床上利用される周波数は0.5~100Hzである。
2: 標準感度は50μV/5mmである。
3: 時定数は0.3sである。
4: 周波数が8~14Hzの脳波をα波と呼ぶ。
5: β波はリラックスしているときの脳波である。
1: 脳波計の入カインピーダンスは10kΩ程度である。
3: 商用交流からの静電誘導は雑音の原因となる。
4: 移動平均法は筋電図の除去に利用される。
5: 導出電極は円板状皿電極が用いられる。
脳波計測に影響を与えない因子はどれか。
1: 心電図
2: 呼 吸
3: 脈 波
4: 発 汗
5: 大脳誘発電位
誘発脳波計測について誤っているのはどれか。
1: 脳手術時のモニタリングに利用される。
2: 刺激から潜時をもって誘発電位が現れる。
3: 刺激に同期して誘発電位の加算平均処理を行う。
4: 聴性誘発電位計測にはクリック音が用いられる。
5: 安静時脳波よりも誘発脳波の電位変動は大きい。
標準的な紙送り速度で脳波計測を行ったところ、図のような波形が得られた。網かけ部分の波形の種類はどれか。
1: α波
2: β波
3: γ波
4: ∂波
5: θ波
1: 神経、骨格筋、心筋などは電流によって刺激されると興奮する。
2: 高周波電流では周波数が高くなるほど刺激作用は減る。
3: 体表面から低周波電流を流した場合、10mA程度で心室細動が生じる。
4: 体内から心臓に低周波電流を流した場合、100μA程度で心室細動が生じる。
5: 高周波電流の加熱作用は治療にも用いられる。
テレメータによる心電図モニタ波形が乱れる原因として考えられないのはどれか。
1: 電波の受信不良
2: 患者の体動
3: 保護接地線の断線
4: 電極の接触不良
5: 携帯電話の使用