誤っているのはどれか。
a: 血管壁中のエラスチンの割合が増加すると脈波伝搬速度が速くなる。
b: 安静立位状態では平均動脈圧は測定部位に関わらず同じである。
c: ヘマトクリット値が上昇すると血液の粘性が増加する。
d: 血管内径が小さくなると血管抵抗は上昇する。
e: 末梢血管抵抗が同じであれば心拍出量が増加すると平均血圧は上昇する。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
動脈の血流、血圧について誤っているのはどれか。
a: 平均血圧は最高血圧と最低血圧の算術平均である。
b: ヘマトクリット値の増加に伴い見かけの粘性は低下する。
c: 圧脈波の伝搬速度は血管壁の硬化や平均血圧の上昇に伴い増大する。
d: 拍動流では血圧が心臓収縮期と拡張期に対応して変動する。
e: 圧脈波の波形の変化は血管壁の性質や血管分岐部の反射などに起因する。
熱希釈式心拍出量測定で正しいのはどれか。
1: 末梢動脈よりカテーテルを挿入する。
2: 注入液はできるだけゆっくり注入する。
3: 注入するブドウ糖液は体温に調整して使用する。
4: カテーテル係数は常に一定値に設定しておく。
5: 不整脈では測定回数を多くしてその平均値を使用する。
血圧と血液について正しいのはどれか。
a: 末梢動脈の平均血圧は収縮期と拡張期との血圧の単純平均として求められる。
b: 血圧のピーク値は測定する動脈の種類にかかわらず同じである。
c: 血液波形は動脈の測定部位にかかわらず同じである。
d: 脈圧とは1拍動中の最高血圧と最低血圧との差である。
e: 脈波伝搬速度は血管壁の硬さによって変化する。
図は大動脈圧とその平均血圧の波形である。平均血圧を得るための回路として正しいのはどれか。
1: 1
2: 2
3: 3
4: 4
5: 5
血圧・血流について正しいのはどれか。
a: 平均大動脈圧は収縮期と拡張期との血圧の単純平均として求められる。
b: 血圧のピーク値は測定する動脈にかかわらず同じである。
c: 血流波形は動脈の測定部位にかかわらず同じである。
心拍出量に影響を及ぼさない因子はどれか。
1: 静脈潅流量
2: 循環血液量
3: 肺活量
4: 血圧
5: 心拍数
正しいのはどれか。
a: 動脈血圧のピーク値は体の部位によって異なる。
b: 血管内径が小さくなると血管抵抗は上昇する。
c: 血管に石灰化が起こると脈波伝搬速度は増加する。
d: 大動脈では動圧の値と静圧の値はほぼ等しい。
e: 動脈径が大きいほど脈波伝搬速度は増加する。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
上腕動脈の血圧について正しいのはどれか。
a: 平均血圧は収縮期血圧と拡張期血圧の加算平均である。
b: 聴診法による血圧測定ではクスマウル音を聴取する。
c: 収縮期血圧と拡張期血圧との差が脈圧である。
d: 細動脈の血管抵抗増加により上昇する。
e: 交感神経興奮により上昇する。
a: 平均動脈圧は拡張期圧と収縮期圧との平均値である。
b: 動脈圧は拡張期圧と収縮期圧との間を変動する。
c: 動脈圧波形は血管の部位によって異なる。
d: 動脈圧波形の変化は主に血流速度に起因する。
e: 圧脈波の伝搬速度は血流速度に等しい。
健常成人の冠循環について正しいのはどれか。
a: 安静時の心拍出量の約5%が注ぐ。
b: 運動時には心拍出量の約25%が注ぐ。
c: 左冠状動脈血流は拡張期に比べて収縮期に増加する。
d: 冠状動脈は大動脈弓から左右一対が分枝する。
e: 冠循環血流の約70%が冠状静脈洞を通って右心房にかえる。