信号処理について正しいのはどれか。
a: 50Hzの雑音を除去するには遮断周波数25Hzの高域(通過)フィルタを用いる。
b: 角周波数ωと周波数fとの間の関係はf=2πωで表される。
c: 不規則雑音に埋もれた信号を1000回加算平均すると雑音成分はもとの1/√1000になる。
d: 時系列信号の周波数成分を知るにはフーリエ変換が有効である。
e: 時系列信号のAD変換では標本化の前に量子化を行う。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
正しいのはどれか。
a: オーディオアンプは中間周波帯域の電力増幅器である。
b: 医用計測器に多く使用されている増幅器は差動増幅器である。
c: 抵抗とコンデンサ、又は抵抗とインダクタンスにより近似的な微積分回路をつくることができる。
d: 生体の皮膚インピーダンスを考慮すると生体信号増幅器の入力インピーダンスは低い方がよい。
e: NOR回路のみで任意の演算回路を構成することはできない。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
生体の電気現象を計測するための増幅器で正しいのはどれか。
a: 増幅器への入力電圧をEiその出力連圧をE0とするとEi/E0を電圧増幅率という。
b: 増幅器の感度は電圧利得で表すことができる。
c: 差動増幅器の両入力端子に等しい振幅の同相入力を加えると出力は零になる。
d: 前置増幅器は入力インピーダンスを小さくするように設計されている。
e: 心電図を記録するための増幅器には100dB以上の増幅度が必要である。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
図の回路のインピーダンスの絶対値はどれか。ただし、ωは角周波数である。
1: $ \sqrt {R+\frac {1}{\omega ^{2}c^{2}}}$
2: $ \sqrt {R^{2}+\omega ^{2}c^{2}}$
3: $ \frac {1}{\sqrt {R^{2}+\omega ^{2}c^{2}}}$
4: $ \sqrt {\frac {1}{1+\omega ^{2}c^{2}\pi ^{2}}}$
5: $\frac {1}{\sqrt {1+\omega ^{2}c^{2}R^{2}}}$
電子回路による電気信号の増幅について正しいのはどれか。
1: 増幅度(利得)が大きいほど信号対雑音比(S/N)が大きい。
2: 電圧増幅するためには増幅器の入力インピーダンスは大きい方がよい。
3: 最もよく用いられる半導体の増幅素子はダイオードである。
4: 半導体工学の進歩によりどのように小さな信号を増幅する場合でも雑音を問題にする必要がなくなった。
5: 生体信号を計測するときには増幅器の入力インピーダンスより出力インピーダンスに注意する必要がある。