第29回国試午前73問の類似問題

国試第4回午後:第33問

人工心肺による体外循環の血液に及ぼす影響について正しいのはどれか。

a: 赤血球の損傷

b: 血漿蛋白の変性

c: 血漿遊離ヘモグロビン濃度の増加

d: 血液粘度の低下

e: ヘマトクリット値の増加

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第35回午後:第72問

人工心肺を用いた体外循環中の事象と対処法について誤っているのはどれか。 

1: 溶血が顕著な場合にはポンプチューブの圧閉度を調整する。 

2: 代謝性アルカローシス時には炭酸水素ナトリウムを投与する。 

3: ヘマトクリット値の低下時には水分バランスをチェックする。 

4: ACTが延長しないときにはヘパリンを追加する。 

5: 脱血不良時には脱血カニューレの挿入部位をチェックする。 

国試第30回午後:第72問

乳幼児の人工心肺を用いた体外循環で成人と比較して正しいのはどれか。

a: 無輸血体外循環が容易である。

b: 体重1 kg 当たりの適正灌流量が少ない。

c: 目標灌流圧が低い。

d: 体液バランスの不均衡が生じやすい。

e: 急速な冷却が望ましい。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第33回午前:第71問

人工心肺による体外循環時に血中カリウム値の上昇を来すのはどれか。

a: 溶 血

b: 代謝性アルカローシス

c: インスリン投与

d: 低体温

e: 心筋保護液注入

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第36回午前:第73問

人工心肺を用いた体外循環について正しいのはどれか。

1: .ヘパリンは送血管および脱血管の挿入が完了した後に投与する。

2: .ACT(活性化凝固時間)は150~250秒に維持する。 

3: 目標とする至適灌流量が得られた状態を完全体外循環という。 

4: 血液希釈限界はヘモグロビン10g/dLである。 

5: 復温灌流中には送脱血温の温度較差を10℃以内とする。 

国試第36回午前:第71問

人工心肺を用いた体外循環に伴う生体の変化について正しいのはどれか。

a: 補体系が活性化する。 

b: 血小板数が減少する。 

c: リンパ球数が減少する。 

d: 血中抗利尿ホルモンが減少する。 

e: 血中ブラジキニンが減少する。 

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第17回午後:第53問

人工心肺による体外循環中のトラブル対応として誤っている組み合わせはどれか。

1: 停電による人工心肺装置の停止 手動によるポンプ操作

2: 人工肺のガス交換能低下 人工肺の交換

3: 熱交換器の水漏れ 冷温水槽の交換

4: 血液回路の破損 回路の交換

5: 脱血カニューレの脱落 送血ポンプの停止

国試第27回午後:第71問

人工心肺による体外循環中の操作で心筋酸素消費量を増加させるのはどれか。

1: IABPの併用

2: 細動心の除細動

3: アドレナリンの投与

4: 左心腔内血液の吸引(ベンティンブ)

5: 部分体外循環から完全体外循環への移行

国試第7回午後:第43問

人工心肺による体外循環中、血液に現れる影響はどれか。

a: 赤血球の損傷

b: ヘマトクリット値の増加

c: 異常白血球の出現

d: 血漿たんぱくの変性

e: 血小板の減少

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第25回午後:第74問

人工心肺中のトラブルとその対応との組合せで正しいのはどれか。

a: 脱血カニューレの脱落 ------------- 送血ポンプの停止

b: 膜型人工肺におけるwlung ------ 人工肺の交換

c: 人工肺内の血栓形成 ------------- ヘパリンの追加投与

d: 熱交換器の水漏れ --------------- 冷温水槽の交換

e: 大動脈内への気泡の誤送 ----------- 送血ポンプの逆回転

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第23回午後:第68問

人工心肺装置について誤っている組合せはどれか。

a: 冠灌流回路 ------------- 心内圧の減少

b: 血液濃縮器 ------------- 余剰水分の排出

c: 動脈フィルタ ------------ 微小気泡の除去

d: 血液吸引回路 ----------- 心腔内出血の回収

e: ベント回路 -------------- 心筋保護液の注入

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第31回午前:第71問

乳児の人工心肺を用いた体外循環で成人と比較して正しいのはどれか。

a: 無血充填時の希釈率が高くなる。

b: 体表面積当たりの至適潅流量が多い。

c: 至適潅流圧が高い。

d: 無輸血体外循環が容易である。

e: 水分バランスの管理が容易である。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第21回午後:第57問

人工心肺使用中の溶血の直接的原因とならないのはどれか。

1: 吸引ポンプの回転数上昇

2: 脱血不良による陰圧の発生

3: 熱交換器による過度の加温

4: 小口径カニューレによるジェット流形成

5: ヘパリン投与不足

国試第9回午後:第53問

人工心肺装置を用いた体外循環中に空気塞栓が発生した。 送血停止の後に行うべき処置として正しいのはどれか。

1: トレンデレンブルグ体位にして低温で上大静脈送血を行う。

2: ファウラー体位にして低温で大動脈送血を行う。

3: トレンデレンブルグ体位にして高温で大動脈送血を行う。

4: ファウラー体位にして高温で上大静脈送血を行う。

5: 仰臥位にして低温で大動脈送血を行う。

国試第11回午後:第47問

人工心肺を用いて行う治療はどれか。

a: 脳動脈瘤クリッピング

b: 心室中隔欠損閉鎖術

c: 冠状動脈バイパス術

d: 胸部大動脈瘤人工血管置換術

e: 冠状動脈ステント術

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第20回午後:第50問

一定の灌流圧で送血したときの流量について正しいのはどれか。(体外循環装置)

1: 血液を希釈すると増加する。

2: 低体温にすると増加する。

3: 末梢血管抵抗が減少すると減少する。

4: 小さな口径のカニューレを使うと増加する。

5: 血液粘度が上昇すると増加する。

国試第3回午後:第40問

人工心肺による体外循環中のモニタリングに通常必要でないのはどれか。

1: 動脈圧

2: 中心静脈圧

3: 房圧

4: 筋電図

5: 心電図

国試第26回午後:第69問

人工心肺装置について誤っている組合せはどれか。

a: 冠灌流回路 --------------------- 心内圧の低減

b: 血液濃縮器 --------------------- 余剰水分の排出

c: 動脈フィルター ------------------ 微小気泡の除去

d: 血液吸引回路 ------------------ 術野内の血液回収

e: ベント回路 --------------------- 心筋保護液の注入

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第9回午後:第47問

人工心肺使用中の状態として適切でないのはどれか。

a: 血液流量4L/分でリザーバ液面レベルは500mlになっている。

b: 灌流血圧は70mmHgになっている。

c: 回路内圧は400mmHgになっている。

d: 加温装置で復温時の循環水温度は45°Cである。

e: 開心操作中は心電図がフラットになっている。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

ME2第39回午後:第34問

人工心肺による完全体外循環中の混合静脈血酸素飽和度に影響を与えないのはどれか。

1: 送血流量

2: 吹送ガスの酸素濃度

3: 体 温

4: ヘモグロビン濃度

5: 麻酔器の換気量