誤っているのはどれか。(人工呼吸療法)
a: 動脈血二酸化炭素分圧は換気の指標である。
b: 呼気終末二酸化炭素分圧は動脈血二酸化炭素分圧に近似する。
c: 赤外線吸光法は呼気ガス中の二酸化炭素側定法の一つである。
d: サイドストリーム法では、毎分1~2Lの呼吸ガスがサンプリングされる。
e: 二酸化炭素呼出開始時点が呼気開始に一致する。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
高気圧酸素治療について正しいのはどれか。
a: 木綿製の治療衣に着替えさせる。
b: 臨床工学技士は一人で複数の装置を操作できる。
c: 空気加圧の装置であれば化学カイロを搬入できる。
d: 治療終了後に装置点検を毎回行う。
e: 減圧は毎分0.8kg/cm2(0.078MPa)以下の速度で行う。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
酸素療法について正しいのはどれか。
a: 酸素は高圧低温下で空気を液化分離して製造される。
b: 未使用酸素ボンベ内の圧力は約15MPaである。
c: 鼻カニューレ法で60%以上の吸気酸素濃度を得ることができる。
d: 在宅では液化酸素を利用することができない。
e: 副作用として酸素中毒に注意する。
高気圧酸素治療における加圧時に発症する合併症はどれか。
a: 皮下気腫
b: 急性動脈ガス塞栓
c: 溶出性中耳炎
d: 鼓膜損傷
e: 副鼻腔障害
高気圧酸素治療装置で正しいのはどれか。
a: 第1種治療装置は単室構造に限定される。
b: 第1種治療装置は酸素加圧式に限定される。
c: 定期点検は2年に1回が義務づけられている。
d: 定期点検では安全弁の分解点検を要する。
e: 日常点検での使用前点検では通話装置の動作を確認する。
酸素療法の副作用はどれか。
a: 吸収性無気肺
b: 空気塞栓症
c: 皮下気腫
d: 酸素中毒
e: 呼吸抑制
カプノメトリについて誤っているのはどれか。(人工呼吸療法)
a: 動脈血二酸化炭素分圧の近似値が得られる。
b: 二酸化炭素呼出曲線開始時点と呼気開始とが一致する。
c: サイドストリーム型のガスサンプル量は約1L/分である。
d: 二酸化炭素の赤外線吸収原理を利用している。
e: 呼気終末二酸化炭素分圧は肺胞換気量に反比例する。
調節換気において、人工呼吸器の異常と有害事象との組合せで誤っているのはどれか。
1: 弁の開放不全 圧損傷
2: 呼吸流路の屈曲 換気の異常
3: 呼吸回路内のリーク 低二酸化炭素血症
4: 加温加湿器の停止 喀痰の硬化
5: 吸入気酸素濃度の異常上昇 酸素中毒
呼吸機能について誤っているのはどれか。
1: 自発呼吸下の吸気時に肺胞内圧は陰圧である。
2: 機能的残気量は予備呼気量と残気量の和である。
3: 肺コンプライアンスが小さいと肺は膨らみやすい。
4: 肺動脈血の二酸化炭素分圧は肺静脈血のそれよりも高い。
5: 酸素は二酸化炭素よりも肺胞での拡散能が小さい。
一酸化窒素吸入療法について正しいのはどれか。
a: 一酸化窒素には血管拡張作用がある。
b: 一酸化窒素は酸化されて有害な二酸化窒素になる。
c: 一酸化窒素はヘモグロビンと結合すると失活する。
d: 一酸化窒素吸入により換気血流不均等が悪化する。
e: 一酸化窒素吸入によりメトヘモグロビンが減少する。
高気圧酸素治療の加圧時に生じる合併症はどれか。
a: 鼓膜障害
b: 腸管破裂
d: 肺の過膨張症候群
e: 副鼻腔スクイーズ
大気圧下酸素治療と比較したときの 3 絶対気圧高気圧酸素治療の動脈血酸素について正しいのはどれか。ただし、健常肺でヘモグロビン濃度は正常とする。
1: 動脈血酸素分圧は変わらない。
2: 溶解型酸素量は変わらない。
3: 結合型酸素量は3倍に増加する。
4: 動脈血酸素含量は3倍に増加する。
5: 溶解型酸素量は結合型酸素量を上回ることはない。
高気圧酸素治療の適応はどれか。
a: ガス壊疽
b: 潰瘍性大腸炎
c: 気 胸
d: 腹膜炎
e: 脳空気塞栓症
a: 嫌気性菌感染症
b: 急性虫垂炎
c: 気管支喘息
d: 急性一酸化炭素中毒
e: 麻痒性イレウス
代謝性アシドーシスについて正しいのはどれか。
a: 動脈血二酸化炭素分圧(PaCO2)は上昇する。
b: 幽門狭窄症で発生する。
c: 重炭酸濃度は低下する。
d: カリウムは細胞内から細胞外に出る。
e: カルシウムイオン濃度は低下する。
気管挿管下での陽圧換気による影響で正しいのはどれか。(生体機能代行装置学)
1: 体温上昇
2: 頭蓋内圧亢進
3: 気道クリアランス増加
4: 心拍出量増加
5: 尿量増加
高(気)圧酸素療法の装置について誤っているのはどれか。
a: 第1種装置は患者1名だけを収容する小型タンクである。
b: 第1種装置は酸素で加圧することができる。
c: 第2種装置は患者とともに医療従事者も入ることができる大型タンクである。
d: 第2種装置は酸素で加圧することができる。
e: 第2種装置で監視できる生体情報は、我が国では心電図と脳波に限られる。
第2種高気圧酸素治療装置について適切でないのはどれか。
1: 治療前に患者に耳抜きの訓練をさせる。
2: 加圧には酸素ガスを用いる。
3: 減圧速度は毎分0.8kgf/cm2以下で行う。
4: タンク内に電気機器は持ち込まない。
5: 静電気を発生する衣類は着用しない。
組織への酸素運搬量を左右する因子はどれか。(人工呼吸療法)
a: 心拍出量
b: ヘモグロビン値
c: 酸素飽和度
d: 体 温
e: 混合静脈血酸素分圧
在宅酸素療法について正しいのはどれか。
1: 慢性心不全に用いられる。
2: 肺高血圧症に用いられない。
3: 慢性閉塞性肺疾患(COPD)の予後を改善しない。
4: 動脈血の二酸化炭素分圧の確認は不要である。
5: 吸気デマンドバルブで酸素ボンベの使用時間は 10 倍に伸びる。
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