除細動器について正しいのはどれか。
a: 最大出力エネルギーは約40J(ジュール)である。
b: コンデンサに蓄えたエネルギーを短時間に放出する。
c: 通電時間は数ミリ秒(ms)である。
d: 体外通電では術者はゴム手袋をはめてはならない。
e: 体外通電では電極部に熱傷は起きない。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
ハイパーサーミアについて正しいのはどれか。
a: 容量結合型加温には数kHz-数十kHzの周波数を使用する。
b: 超音波加温は空気層を通して組織を加温する。
c: 皮膚表面の冷却にボーラス(水バッグ)を用いる。
d: マイクロ波加温では周波数の増加に対して加温できる深さが減少する。
e: 組織内加温では針電極を刺入する。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
治療機器と利用している作用エネルギーとの組合せで正しいのはどれか。
a: 低周波治療器 音 波
b: ESWL 電磁波
c: 光線治療器 光
d: 冷凍手術器 熱
e: IABP 圧 力
超音波吸引装置に関して適切なのはどれか。
1: 発振周波数:500kHz
2: 超音波振動子:電歪型
3: ストローク幅:10μm
4: 発振スイッチ:ハンドピースボタン
5: 洗浄液:滅菌精製水
電気メスのモノポーラ型メス先電極について正しいのはどれか。
1: 温度検知機能がある。
2: 非通電時でも皮膚切開ができる。
3: メス先よりアーク放電が生じる。
4: バースト波出力を用いることができない。
5: メス先の炭化物は接触インピーダンスを小さくする。
正しいのはどれか。
a: 2.4GHzの電磁波は非電離放射線である。
b: 携帯電話で使用される周波数は約500 kHzである。
c: 小電力医用テレメータは出力が規定値以内であれば任意の周波数を用いてよい。
d: 心電計に電磁障害が起きると患者測定電流が増加する。
e: 電気メス使用時は心臓ペースメーカを固定レートにする。
超音波凝固切開装置について正しいのはどれか。
1: 電気メスに比べて切開部位の組織温度は高くなる。
2: 非接触で凝固できる。
3: 凝固と切開はフットスイッチで切り替える。
4: 煙が発生するため視野が悪くなる。
5: 内視鏡下手術に用いられる。
次の組合せで誤っているのはどれか。
1: 電気メスの搬送周波数 -- 400kHz
2: マイクロ波メスの周波数 -- 300MHz
3: 低温常圧型冷凍手術装置の冷却最低温度 -- -196℃
4: 超音波吸引手術装置の先端チップ振動振幅 -- 150μm
5: CO2レーザメスの発振波長 -- 10.6μm
炭酸ガスレーザ手術装置について正しいのはどれか。
1: 光ファイバで導光する。
2: 凝固専用である。
3: 波長10.6μmの赤外光を使用する。
4: 組織深部に到達する。
5: 出力光はガラスを透過する。
炭酸ガスレーザ手術装置について誤っているのはどれか。
1: 主に凝固用として使う。
2: 多関節ミラーで導光する。
3: 波長は10.6μmである。
4: 組織深部には到達しない。
5: 出力光はガラスに吸収される。
超音波凝固切開装置で誤っているのはどれか。
1: 超音波振動を直接組織に与える。
2: 摩擦熱を利用する。
3: 組織温度は800°C前後になる。
4: 切開と凝固を同時に行える。
5: 内視鏡手術に使用できる。
治療機器と主作用との組合せで誤っているのはどれか。(医用治療機器学)
a: 電気メス 誘電熱
b: マイクロ波手術装置 ジュール熱
c: CO2レーザメス 電離
d: レーザ結石破砕 衝撃波
e: 超音波ネブライザ 振動
電気メスについて誤っているのはどれか。
1: 術中脳波モニタに針電極を用いると熱傷の恐れがある。
2: 対極板の面積は広いほうが安全である。
3: 引火性麻酔ガスの使用は禁忌である。
4: 対極板は接地しなければならない。
5: ペースメーカの誤動作を引き起こす恐れがある。
がんの温熱療法について正しいのはどれか。(医用治療機器学)
a: マイクロ波加温法は浅在性腫瘍の加温に有効である。
b: 外部加温法の加湿目標は60°C以上である。
c: 集束超音波照射には加温作用はない。
d: RF容量結合型では電磁障害は発生しない。
e: 体表面の冷却にボーラスを利用する。
誘発筋電図検査について正しいのはどれか。
1: 電気刺激にはパルス幅0.1~0.5msの波形を用いる。
2: アイソレータはミクロショックを防ぐために用いる。
3: 運動神経伝導速度の測定には針電極を用いる。
4: 筋の機械振動を音で確認するためにスピーカを用いる。
5: 検出回路の時定数は1sとする。
電気メスで正しいのはどれか。
1: 300~500kHz帯の電流を用いる。
2: 切開モードでは断続波を用いる。
3: 導電接触形対極板は静電接触形対極板より接触インピーダンスが大きい。
4: 高周波漏れ電流の許容値は500mA以内である。
5: 負荷抵抗10Ωでキャリブレーションする。
電気メスについて正しいのはどれか。
a: スプリット形対極板により電極の接触不良を監視する。
b: 凝固には断続波を用いる。
c: 発振器にはマグネトロンを用いる。
d: 静電結合型対極板の接触抵抗は導電型よりも低い。
e: 対極板面積の安全範囲は出力に依存する。
CO2レーザ手術装置について正しいのはどれか。
a: 固体レーザを用いている。
b: レーザ波長は10.6μmである。
c: レーザ光は水分に吸収される。
d: 金鏡を使用したマニピュレータで伝送する。
e: 内径2mmの動脈からの出血を止められる。
a: バイポーラ電極は対極板が必要である。
b: 凝固にはバースト波を用いる。
c: 身体の部分同士の接触が分流熱傷の原因となる。
d: ペースメーカ障害の原因となる。
e: 出力電力の増加に伴い対極板の必要面積は減少する。
MRIについて正しいのはどれか。
a: 直流磁場と交流磁場とを交互に加える。
b: 主に酸素原子の核磁気共鳴を利用する。
c: 水分量の差によって組織の形態を見ることができる。
d: 代謝の情報を得る方法もある。
e: 超電導磁石を利用した装置もある。
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