第2回国試午後76問の類似問題

国試第8回午前:第84問

漏れ電流測定用の電圧計の特性として、JISで要求されているのはどれか。

a: 入力インピーダンス :1kΩ以下

b: 周波数特性 :直流から10MHzまで平坦

c: 測定精度 :真の値に対して±5%以内

d: 指示方法 :実効値

e: 表示桁数 :8桁以上

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

ME2第38回午後:第41問

定格10AのME機器の電源プラグの接地刃と金属外装との間にJIS T 0601-1の試験法に基づく電流を流し、その間の電位差を測定したところ3.0Vであった。接地線抵抗[mΩ]はいくらか。

1: 100

2: 120

3: 150

4: 200

5: 300

国試第31回午後:第37問

電流に対する人体の反応について正しいのはどれか。

a: 直接心臓に電流が流れ込んで起こる電撃をマクロショックという。

b: 直流電流は交流電流に比べて生体組織に化学的変化を起こしにくい。

c: 直接心臓に10μAの商用交流電流が流れると心室細動が誘発される。

d: 体表面に0.1Aの商用交流電流が流れると心室細動か誘発される。

e: 最小感知電流閾値は1kHzを境に周波数に比例して上昇する。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第24回午前:第34問

電気メスで正しいのはどれか。(医用治療機器学)

a: 数10~数100MHzの高周波電流が用いられる。

b: 標準的な負荷抵抗は5~50kΩである。

c: 切開にはバースト波が用いられる。

d: 対極板は高周波インピーダンスの低いものが望ましい。

e: 高周波漏れ電流は150 mA 以内である。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第21回午前:第67問

電気メスについて正しいのはどれか。

a: 心臓ペースメーカのデマンド機能誤作動を誘発する。

b: 切開には連続波を使用する。

c: 高酸素環境下ではバイポーラ方式を使用する。

d: 対極板はできるだけ血流の少ない部位に装着する。

e: 負荷抵抗は20kΩで設計されている。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

ME2第28回午後:第51問

ある機器の患者漏れ電流Ⅰは周波数が20kHzで電流値が5mAであった。この漏れ電流を、JIS T 0601-1で定められた漏れ電流測定器で測定した場合、いくらと測定されるか。

1: 100mA

2: 25mA

3: 0.25mA

4: 0.01mA

5: 0.25μA

国試第24回午前:第42問

JISにおける漏れ電流測定回路のコンデンサの役割はどれか。(医用機器安全管理学)

1: 人体の感電特性を考慮して低域(通過)フィルタを構成する。

2: ハム雑音を除去するための低域(通過)フィルタを構成する。

3: 漏れ電流が過大にならないように制限する。

4: 実効値を得るためにパルス状の漏れ電流を平滑化する。

5: 測定値の読み取りを安定させる。

ME2第39回午後:第51問

電流による障害で起こるおそれがないのはどれか。

1: 体表面から150mAの商用交流が流れたときに心室細動が誘発される。

2: 体表面から20mAの商用交流が流れたときに不随意運動が誘発される。

3: 心臓に直接200μAの商用交流が流れたときに心室細動が誘発される。

4: 体表面から500kHzで5mAの電流が流れたときにビリビリと感じる。

5: 直流電流が流れたときに電気分解によって生体組織が損傷される。

国試第23回午前:第34問

電気メスについて正しいのはどれか。

a: 対極板の面積は5cm2程度である。

b: 血行のよい部位には対極板を装着しない。

c: 対極板回路抵抗の増加は熱傷の原因である。

d: 高周波漏れ電流は150mA以下に規制されている。

e: 放電時に発生する低周波電流は電撃の原因となる。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第13回午前:第54問

脳波計測について正しいのはどれか。

1: 脳波計の入力インピーダンスは約1kΩである。

2: シールドルームの目的は地磁気の遮断である。

3: 針電極は皿電極より電極インピーダンスが高い。

4: 電極のインピーダンスが高いと雑音を誘導しやすい。

5: 電極の頭皮上の配置を誤ると感電事故につながる。

国試第14回午前:第81問

正しいのはどれか。

1: 外装漏れ電流は機器外装から機器の接地端子までの電流を測定する。

2: 患者漏れ電流Iは装着部から壁面接地端子までの電流を測定する。

3: 患者測定電流は内部電源機器の場合、測定する必要がない。

4: 内部電源機器の接地漏れ電流はクラスI機器と同じ方法で測定する。

5: 患者漏れ電流IIはF型装着部に電源電圧を加えて測定する。

国試第3回午後:第86問

誤っているのはどれか。

a: 人体がビリビリと感じ始める電流値を最少感知電流という。

b: 人体への電撃の作用機序は、電流によって発生する熱による組織破壊である。

c: 商用交流電流が危険なのは、人体組織がこの周波数付近の電流を最も流しやすいからである。

d: 電気メスでミクロショックが起こらないのは、この周波数の電流での発熱が小さいためである。

e: His束心電計では、ミクロショックを考慮した安全規格が要求される。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第35回午前:第42問

BF形装着部をもつクラスIのME機器で、図の漏れ電流測定の正常状態の許容値(交流)[μA]はどれか。 

25042

1: 10

2: 50

3: 100

4: 200

5: 500

ME2第35回午後:第42問

電気メスの出力電力を求めるために高周波電流計と分流抵抗を用い、図の回路を使用した。電流計の指示が30mAのとき電気メスの出力はおよそいくらか。

img11217-42-0

1: 57W

2: 75W

3: 97W

4: 108W

5: 119W

国試第2回午後:第81問

商用交流を1秒間通電したときの人体の電撃反応として正しいのはどれか。

a: 最少感知電流0.1mA

b: 離脱限界電流は10mA

c: マクロショック心室細動電流は100mA

d: ミクロショック心室細動電流は0.01mA

e: 心室細動が誘発される電流値はミクロショックではマクロショックの1/100

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第6回午後:第79問

ME機器の漏れ電流の程度による分類について正しいのはどれか。

1: B形、BF形、C形およびCF形の4つに分類される。

2: CF形機器は直接心臓に適用できる。

3: BF形機器はフローティング構造なので心臓に適応できる。

4: B形機器の正常値では患者漏れ電流は1mAまで許される。

5: CF形機器の正常状態での患者漏れ電流は100μAmまで許される。

ME2第39回午後:第53問

形別分類のBF形装着部とCF形装着部とのいずれにも当てはまるのはどれか。

1: フローティング方式である。

2: 正常状態の患者漏れ電流許容値が100μAである。

3: 直接心臓に適用できる。

4: 外部機器からの漏れ電流の保護がない。

5: ミクロショック対策となる。

ME2第32回午後:第52問

漏れ電流の単一故障状態として規定されていないのはどれか。

1: CF形装着部を持つ心電計の誘導コードに電源電圧が乗った状態

2: 心電図モニタの電極コードの1本が断線している状態

3: B形装着部を持つ機器の信号出力部に電源電圧が乗った状態

4: 3Pプラグのアースピンが折れている状態

5: 電源ヒューズの1本が断線している状態

国試第17回午後:第81問

交流電流(周波数<100kHz)が人体に流入する場合、正しいのはどれか。

1: 人体内に定在波が生じる。

2: 離脱電流とは刺激のために筋肉が弛緩してしまう電流閾値である。

3: 周波数が高いほど感知電流は低い。

4: 感知電流以下でも電流が直接心臓に流入すれば心室細動を発生し得る。

5: 電流密度が等しい場合、筋組織は脂肪組織より大きなジュール熱を発生する。

ME2第34回午後:第55問

医療機器の漏れ電流許容値について誤っているのはどれか。

1: 外装漏れ電流は体表への最小感知電流とされる商用交流1mAの1/100としている。

2: 単一故障時での接地漏れ電流の許容値は正常状態の2倍量まで許容している。

3: 単一故障時での患者測定電流の許容値は正常状態の5倍量まで許容している。

4: 患者漏れ電流Ⅰと患者測定電流の許容値は同じに定めている。

5: 患者漏れ電流Ⅱと患者漏れ電流Ⅲでは、単一故障状態の漏れ電流許容値のみ定めている。