第16回国試午前71問の類似問題

ME2第33回午後:第52問

電気メスについて誤っているのはどれか。

1: 指とわき腹が直接接触していると接触点に熱傷が発生しやすい。

2: 小児用対極板を使ったら電気メスの出力を成人用より低めに設定する。

3: 容量結合型対極板は同じ面積の導電接触型対極板より接触抵抗が小さい。

4: 対極板接触不良モニタにはスプリット形(ダブル形)対極板が必要である。

5: 対極板断線モニタ用の対極板のコードは2本組になっている。

ME2第35回午前:第49問

電気メスについて誤っているのはどれか。

1: フローティング型でも分流熱傷は発生しうる。

2: バイポーラ電極を用いるとモニタ障害が避けられる。

3: 一人の患者に複数台の電気メスを使用できる。

4: ジュール熱を利用している。

5: 心臓ペースメーカのデマンド機能誤作動を誘発する可能性がある。

国試第5回午後:第69問

超音波吸引器(CUSAなど)について正しいのはどれか。

1: ニッケル製トランスデューサが磁界の中で伸縮する性質を用いている。

2: プローブ自体は振動しない。

3: 除去したい組織を凝固して吸引する。

4: 発生する超音波は0.2kHz程度である。

5: 5. 微小血管でも凝固できない。

国試第21回午前:第77問

各種エネルギーの安全限界で正しいのはどれか。

a: 商用交流によるミクロショック最小誘発電流は1mAである。

b: 高周波電流による睾丸障害限界エネルギーは0.1W/ cm2である。

c: 超音波の生殖細胞への安全限界は0.1W/cm2である。

d: 1kHz以上では人体の感電閾値は周波数に比例する。

e: 患者に対する短時間の接触限界温度は41°Cである。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第21回午前:第89問

電気メスによるモニタ雑音対策として誤っているのはどれか。

1: モニタに高周波除去フィルタを使用する。

2: 電気メス出力を必要最小限にする。

3: フローティング型電気メスを使用する。

4: 対極版コードをモニタコードから離して使用する。

5: 絶縁型のトランスデューサを使用する。

ME2第40回午後:第51問

電撃閾値の周波数特性について正しいのはどれか。

1: 直流で閾値は最小である。

2: 商用交流付近で閾値は最大である。

3: 1kHz以上で閾値は周波数に比例して高くなる。

4: 体表から100Hz、10mAの電流で心室細動を誘発する。

5: 10kHzで感知できる電流の最小値は200mA程度である。

国試第8回午後:第8問

20Ωの抵抗に周波数50Hz、実効値100Vの正弦波交流電圧をかけたとき、正しいのはどれか。

a: 毎秒、約0.71kJの電気ェネルギーが熱に変わる。

b: 電圧の最大値は約71Vである。

c: 電流の実効値は約7.1Aである。

d: 500Wの電力が消費される。

e: 電流の最大値は約7.1Aである。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第8回午前:第69問

除細動器について正しいのはどれか。

a: 最大出力エネルギーは約400 J(ジュール)である。

b: 電極にぺーストを塗ってはならない。

c: 除細動にはAC(交流)通電が適する。

d: 併用する心電計は保護回路が入っていないものが適する。

e: 体外通電では術者はゴム手袋をはめて行う。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第23回午後:第36問

超音波吸引手術装置について正しいのはどれか。

a: 50MHzの超音波振動を利用する。

b: 超音波エネルギーを集束させて切開する。

c: 先端は100~300μmの振幅で振動する。

d: 滅菌した生理食塩液を使用する。

e: 皮膚切開に多用する。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第12回午前:第66問

除細動器について誤っているのはどれか。

1: 動作試験には150Ωの負荷抵抗を用いる。

2: 放電回路にはインダクタが挿入されている。

3: 出力パルス幅は約5msである。

4: 通電時には電極パドルを押し付ける。

5: 電極接触不良では装着部に熱傷が起こる。

国試第3回午後:第86問

誤っているのはどれか。

a: 人体がビリビリと感じ始める電流値を最少感知電流という。

b: 人体への電撃の作用機序は、電流によって発生する熱による組織破壊である。

c: 商用交流電流が危険なのは、人体組織がこの周波数付近の電流を最も流しやすいからである。

d: 電気メスでミクロショックが起こらないのは、この周波数の電流での発熱が小さいためである。

e: His束心電計では、ミクロショックを考慮した安全規格が要求される。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第21回午前:第55問

脳波計について正しいのはどれか。

1: 必要な周波数帯域は0.5~10Hzである。

2: 標準感度は1mV/5mmである。

3: 時定数0.3秒の低域遮断のための回路をもつ。

4: 同相除去比(CMRR)は50dB以下である。

5: 入力インピーダンスは100kΩ以下である。

国試第29回午後:第27問

脳波計について正しいのはどれか。

a: 必要な周波数帯域は5.0?60Hzである。

b: 低域遮断周波数を規定する時定数は0.03秒である。

c: 雑音レベルは3.0μVp-p 以下である。

d: A/D変換時のサンプリング周波数は200 Hz以上である。

e: 最大感度は10μV/mm である。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第13回午前:第77問

成人に影響を及ぼす電気エネルギーの値で誤っているのはどれか。

a: ミクロショックで心室細動を生じる商用交流 :10μA

b: マクロショックで心室細動を生じる商用交流 :200mA

c: 手で触れて感じる最小商用交流 :1mA

d: 電線を握った手を自分で離脱できる商用交流 :5mA

e: 電撃閾値が変化し始める周波数 :20kHz

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第4回午後:第75問

電気の生体に与える影響について正しいのはどれか。

a: 最少感知電流は離脱限界電流より小さい。

b: 生体に離脱限界以上の電流が流れると行動の自由を失う。

c: ミクロショック心室細動電流はマクロショック心室細動電流の1/100である。

d: 手に20mAの商用交流が流れても行動の自由は失われない。

e: 高周波電流は生体に熱作用をもたらす。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

ME2第33回午後:第37問

電気メスの取扱いで誤っているのはどれか。

1: 対極板の装着部位として大腿部は適している。

2: 対極板は滅菌しないで使用する。

3: 長すぎる対極板コードは丸めて束ねて使用する。

4: 能動電極は滅菌したものを使用する。

5: 使用後に発赤が見られたら熱傷や圧迫壊死を疑う。

ME2第35回午後:第5問

接地が防止対策にならないのはどれか。

1: ミクロショック

2: マクロショック

3: 電気メスによる熱傷

4: 心電図への交流雑音(ハム)

5: 静電気による電子部品の破壊

国試第15回午前:第77問

健常成人男性の電撃に対する生体反応で正しいのはどれか。

a: ミクロショックで心室細動を起こす電流値はマクロショックの最小感知電流の1/1000である。

b: マクロショックで心室細動を起こす電流値はミクロショックの1万倍である。

c: 離脱限界電流は5mA程度である。

d: 商用交流の周波数付近で最も反応しやすい。

e: 心電波形の受攻期に電気的刺激が加わると心室細動に移行しやすくなる。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第6回午後:第74問

各種エネルギーの安全限界について正しいのはどれか。

1: 皮膚に対する熱作用では高周波電磁波の方が超音波より低い。

2: 生殖細胞に障害を起こす超音波は0.01W/cm2である。

3: 熱傷を起こす温度は42°Cである。

4: 眼障害を起こす高周波電磁波は0.1W/cm2である。

5: ミクロショックを起こす低周波電流は10mAである。

国試第32回午後:第36問

RF容量結合型加温法で正しいのはどれか。

a: 100MHz以上の周波数の電波を用いる。

b: 誘電損により発熱する。

c: 電気抵抗の低い組織ほど加温されやすい。

d: 表面冷却のためにボーラス(水バッグ)を使用する。

e: 電極サイズが小さいほど電極近傍の加温強くなる。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e