体外心マッサージについて正しいのはどれか。
a: 正しい手の位置は胸骨の下半分である。
b: 圧迫は肘をのばし垂直方向に力をかける。
c: 圧迫頻度は毎分60回がよい。
d: 圧迫と除圧の時間比は1:2がよい。
e: 圧迫は胸骨が1~2cm沈む程度に押す。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
一次救命処置として正しいのはどれか。
a: 頭部後屈法は気道確保法の一つである。
b: ハイムリック法は上気道内の異物除去法の一つである。
c: ローロ人工呼吸法での一回換気量は2000mlを目標とする。
d: 体外式心マッサージ法は一分間に40回のペースで行う。
e: 成人の心臓マッサージでは胸骨を1cm以上圧迫しない。
心臓マッサージ器について正しいのはどれか。
a: 救急医療において心停止患者の搬送時に用いる。
b: 前胸壁圧迫部は胸骨の左側奇りに置く。
c: 手動式のものは一人で同時に人工呼吸も行える。
d: ガス容量500lのボンベを動力源としたとき2本で約15分間作動する。
e: 自動式では圧迫回数40~80回/分である。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
正しいのはどれか。
a: 口-口人工呼吸が有効に行えない原因の多くは気道確保が不十分のためである。
b: ハイムリック法は喉頭や気管内の異物を除去する方法である。
c: 心マッサージは肋骨を骨折しないように、柔らかいベッドの上で行う。
d: 一人で蘇生術を行うときは心マッサージ60回と人工呼吸10回を交互に行う。
e: 頚動脈の脈拍触知は心マッサージの効果を知る指標になる。
自動式心マッサージ器の仕様として誤っているのはどれか。
1: 酸素または圧縮空気を駆動源とするものが多い。
2: 圧迫回数は40~80回/分である。
3: ストロークの長さは0~10cmである。
4: 1サイクルに対する押し時間の比率は30~70%である。
5: 圧迫力は0~200kgである。
正常成人について誤っているのはどれか。
1: 肺胞気の酸素分圧は約100mmHgである。
2: 安静時の心拍出量は1分間に約5Lである。
3: 機能的残気量は予備呼気量と残気量との和である。
4: 不整脈のない心電図では、1分間の心拍数は60をR-R間隔(秒)で除して求められる。
5: 左室の収縮期圧は右室の収縮期圧にほぼ等しい。
心肺蘇生法で正しいのはどれか。
1: ABCは処置の順番を意味する。
2: 心電図上で平担波を確認してから行う。
3: 呼気吹き込みによって脳機能は維持される。
4: 子機吹込み法では1回換気量を3倍にする。
5: 心マッサージと人工呼吸との回数比は術者数にかかわらず5:1である。
心マッサージ器について正しいのはどれか。
a: 心臓の有効な拍動が停止したときに使用する。
b: 全身の血液循環を完全に維持できる。
c: 心マッサージ器を使用しているときは人工呼吸の必要はない。
d: 手動式と自動式の二種類がある。
e: 自動式の駆動源は高圧酸素または圧縮空気である。
心肺蘇生法におけるABCについて誤っているのはどれか。
1: 一次救命処置でいうBとは人工呼吸である。
2: 心臓マッサージは柔かいベッド上で施行する。
3: マウスツーマウス人工呼吸が普及している。
4: 一人で行う場合、人工呼吸と心臓マッサージとの比は2:15である。
5: 蘇生中の1回換気量は成人で800~1200mlである。
a: 成人の安静時心拍出量は4~6L/minである。
b: 心音第I音は僧帽弁の開放により生じる。
c: 1回拍出量は静脈潅流量に影響されない。
d: 心筋収縮力はアシドーシスにより低下する。
e: 心臓は自発的に活動電位を発生している。