脳波記録について誤っているのはどれか。
1: 検査前に電極と人体との接触抵抗を測定する。
2: 単極導出では耳垂を基準電極とする。
3: 双極導出では頭皮上の2点間の電位差を導出する。
4: ニュートラル電極は後頭部に装着する。
5: 各種誘導の組み合わせをモンタージュという。
心電計の校正電圧を記録したところ、図のような波形が得られた。異常と思われるのはどれか。
1: 同相除去比
2: 増幅感度
3: 時定数
4: 入力インピーダンス
5: 出力インピーダンス
図は心電図第Ⅰ誘導のQRS波形である。QRS波前半では左手の電位が高く、QRS波後半では右手の電位が高いのはどれか。
1: 1
2: 2
3: 3
4: 4
5: 5
筋電図測定についての組合せで誤っているのはどれか。
1: 針電極 -- 神経伝導速度
2: 電気刺激 -- 誘発反応
3: 誘発電位 -- 同期加算
4: 電位変化 -- 10μV~10mV
5: 周波数成分 -- 1~10,000Hz
心電図誘導で右手、左手、左足の電位が、それぞれ -6mV、lmV、5mV であるとき、aVL の電位[mV] はどれか。
1: -9
2: -5
3: 1.5
4: 5
5: 7.5
心臓ペースメーカについて誤っているのはどれか。
1: 心室刺激では心尖部に電極を留置する。
2: 体外式では単極電極を用いる。
3: 電極の先端は陰極側に接続する。
4: VVIペースメーカは心室を刺激する。
5: 心電図検知用電極は刺激電極と共用できる。
体内式心臓ペースメーカで正しいのはどれか。
1: 単極刺激方式の本体は負極である。
2: 単極刺激方式の刺激電極は左心室に留置する。
3: 双極刺激方式の関電極と不関電極との間隔は約1mmである。
4: DDDでは刺激電極を心室と心房とに留置する。
5: VVIではファイティングが起こる。
筋電計について誤っているのはどれか。
1: 筋電図の振幅は数百mV程度である。
2: 導出する針電極の針には白金線が入っている。
3: 神経伝導速度は近位と遠位の2点の誘発電位波形から得る。
4: 電気刺激はアイソレーションして出力する。
5: 電気刺激の最大出力電圧は約300Vである。
正しいのはどれか。
a: His束心電図は標準四肢誘導で計測できる。
b: 心電計のアース線はできるだけ細いものがよい。
c: 心電図のR波の波高は通常100μV以下である。
d: 心電図を長時間記録するにはホルタ心電計が適している。
e: 心電図の波形の1周期は心臓の1回の拍動に対応している。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
皮膚から導出する誘発筋電図記録について誤っているのはどれか。
1: 刺激電極は水をしみ込ませたフェルトを用いる。
2: 単極の刺激電極を用いる。
3: 目的の神経を刺激できているかは波形で確認する。
4: 神経伝導速度は近位・遠位部の2点間の電位検出の時間差から算出する。
5: 導出には導電性ペーストを塗布した銀-塩化銀電極を用いる。
図の記号がついた心電図モニタについて誤っているのはどれか。
1: 胸部誘導の心電図をモニタすることができる。
2: ペーシング電極から心内心電図を誘導できる。
3: ICUのモニタとして望ましい心電図モニタである。
4: 外装漏れ電流(接触電流)は人工呼吸器と同じ程度でよい。
5: 除細動器を使用するときは誘導コードを外す必要がある。
植込み型心臓ペースメーカについて正しいのはどれか。
1: リード電極の先端側の極性は陰性である。
2: DDDでは単極刺激電極を用いる。
3: 心室刺激では心基部に電極を留置する。
4: VVIでは心房を刺激する。
5: 電池寿命はモードによらず一定である。
手動式除細動器の操作として正しいのはどれか。
1: パドル誘導ではパドルの位置を逆にしても心電図波形の極性は変わらない。
2: 心室細動の治療ではR波同期機能をONにする。
3: 介助者は患者の身体を押さえる。
4: 通電電極を強く押しつけると熱傷の恐れがある。
5: 患者の酸素吸入は一時停止する。
ペースメーカで正しいのはどれか。
1: VVIのペースメーカの電極は左心房に留置する。
2: 完全A-V(房室)ブロックの患者には右心房を刺激する。
3: 低周波治療器と併用してもよい。
4: 自発心電図を検出しないときに刺激を出すことをデマンド機能という。
5: 刺激電圧は1~5mV程度である。
図は標準12誘導心電図の誘導法を電気回路で表したものである。図の誘導はどれか。
1: Ⅰ誘導
2: Ⅲ誘導
3: aVR誘導
4: aVL誘導
5: V3誘導
ある心電計の患者測定電流の1つを測定したい。漏れ電流測定用器具(MD)はどこに入れればよいか。
1: 右手誘導コードと機器の接地端子との間
2: 右手誘導コードと左手誘導コードとの間
3: 左手誘導コードと壁面接地端子との間
4: 信号入力部と壁面接地端子との間
5: 信号出力部と胸部誘導V1のコードとの間
図Aに示す正常な心電図で記録された心電図が別の心電図で図Bのように記録された。考えられる原因は何か。
1: 時定数が小さくなった。
2: 記録感度が高すぎた。
3: 同相弁別比が低下していた。
4: 高域遮断周波数が低すぎた。
5: 右足電極コードに断線があった。
心臓ぺースメーカについて誤っているのはどれか。
a: ICHD表示コードの第1文字は心電図波形の検出部位を示す。
b: 出力の測定には500Ωの負荷抵抗を用いる。
c: 一発の刺激エネルギーは100μJ程度である。
d: デマンド型は自発収縮とのファイティングを防止する。
e: 心室刺激電極は左心室心尖部に置く。
心電計の時定数について正しいのはどれか。(生体計測装置学)
a: 心電図の波形取り込み速度を表している。
b: 入力インピーダンスに比例する。
c: 入力電圧に対する過渡応答の特性を表している。
d: 増幅器の低域遮断周波数に反比例する。
e: 大きくすると高い周波数成分は減衰する。
心電図モニタで心拍数の誤検出の原因となりにくいのはどれか。
1: 高振幅T波
2: 筋電図の混入
3: ペースメーカ刺激電圧
4: 低振幅R波
5: 低振幅P波
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