第39回午前第37問の類似問題

第38回午前:第67問

脳性麻痺児のADLで適切でないのはどれか。  

1: 座位は腹臥位→四つ這い位→座位の順で行うのが容易である。

2: 痙直型では割り座位が安定するので奨励する。

3: 痙直型では男子用トイレでは体幹支持バーが介助に有効である。

4: アテトーゼ型では滑り止めマットなどで食器を固定すると良い。

5: アテトーゼ型では足で蹴って車椅子駆動を行う。

第40回午前:第66問

人工股関節術後のADL指導で誤っているのはどれか。  

1: 靴ひもは椅子座位で外転、外旋して結ぶ。

2: 床のものは患側を後ろにずらして拾う。

3: 低い椅子に深く腰をかける。

4: 側臥位では外転位を保持する。

5: 寝る時はベッドを使用する。

第53回午後:第17問

70歳の男性。3年前に右手の振戦によってParkinson病を発症し、在宅で治療を行っている。ADLは自立していたが、1か月前に風邪をひいてから歩く速さが遅くなり、歩行の際に一歩めが思うように前に出ず、歩き出してからも前方に転びそうになることが多いという。在宅での理学療法における歩行指導で適切なのはどれか。2つ選べ。  

1: 両下肢に弾性包帯を装着する。

2: 足関節に重錘バンドを装着する。

3: 一歩目を小さく前に出すよう指導する。

4: 床にはしご状の目印を付けてまたがせる。

5: かけ声などをかけてもらいながら歩くよう指導する。

第44回午前:第90問

慢性呼吸不全で息切れのある患者のADLの指導で誤っているのはどれか。  

1: リーチャーの利用

2: かぶりシャツの着用

3: 手すりの設置

4: 洋式トイレの使用

5: 半身浴の励行

第37回午前:第94問

片麻痺患者への動作指導で正しいのはどれか。  

1: 患側を下にして寝返りをする。

2: 起き上がりの介助ではまず頭部を起こす。

3: ベッドからの立ち上がりでは健側下肢は前方におく。

4: ベッドから車椅子への移乗は患側下肢を軸に回転する。

5: 車椅子は健側上肢と患側下肢とで駆動する。

第47回午後:第14問

45歳の女性。脊髄小脳変性症。ADLは自立している。独歩は可能で、会社へは電車で通勤している。最近ふらつきが多くなり、時に転倒することがあるという。この患者に指導する内容として適切なのはどれか。  

1: 杖歩行

2: 片脚起立訓練

3: 下肢のスクワット訓練

4: 職場での車椅子の使用

5: リズムに合わせた歩行訓練

第53回午後:第41問

IADLに含まれるのはどれか。2つ選べ。  

1: 階段の昇降をする。

2: 髪を洗う。

3: 掃除をする。

4: 電話をかける。

5: 髭を剃る。

第54回午後:第36問

慢性閉塞性肺疾患患者のADLで息切れを軽減させるための指導として適切なのはどれか。  

1: 洗髪は両手で行う。

2: 靴下の着脱は床に座り行う。

3: ズボンの着脱は立位で行う。

4: 和式トイレを洋式トイレに変更する。

5: 前開きシャツをかぶり型シャツに変更する。

  • 答え:4
  • 解説:慢性閉塞性肺疾患患者のADLで息切れを軽減させるための指導は、呼吸困難を誘発しにくい方法や、胸腹部を圧迫しない方法を選択することが重要です。
  • 両手での洗髪は呼吸補助筋を緊張させ、呼吸困難を誘発しやすいため、慢性閉塞性肺疾患患者には片手での洗髪を指導するのが適切です。
  • 靴下の着脱を床座位で行うと、体幹を屈曲させることになり、胸腹部を圧迫し、横隔膜の活動を制限してしまうため、適切ではありません。椅子座位で足を組んで実施するとよいです。
  • ズボンの着脱を立位で実施すると、体幹前屈位になり呼吸がしにくくなるため、適切ではありません。椅子座位で息を吐きながら実施するとよいです。
  • 和式トイレは体幹前屈位になるため、洋式トイレに変更することで呼吸が楽になります。また、排便の際は、力んで息苦しくならないよう、呼吸に合わせて息を吐きながら力むようにすることが適切です。
  • 腕を肩よりも上げると息苦しくなるため、かぶり型シャツよりも前開きシャツの方が慢性閉塞性肺疾患患者にとって望ましい選択です。
  • 科目:内科疾患
  • 重要度:プレミアム特典
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第47回午後:第36問

慢性呼吸不全患者の在宅ADL・IADL指導で適切なのはどれか。2つ選べ。  

1: 整髪は、両手で結う。

2: 洗髪では、吸気のときに洗う。

3: 上衣は、前開き服を選択する。

4: 排便では、息を止めて腹圧をかける。

5: 物干しは、さおを肩の高さに下ろして洗濯物をかける。

第49回午前:第8問

45歳の女性。脊髄小脳変性症。ADLは自立している。独歩は可能で、会社へは電車で通勤している。最近ふらつきが多くなり、ときに転倒することがあるという。この患者に指導する内容として適切なのはどれか。  

1: 背臥位でのストレッチ

2: 眼球運動による前庭刺激運動

3: 立位での下肢筋力増強

4: 外的リズムに合わせた平地歩行

5: T字杖を使用した応用歩行

第52回午前:第32問

右半球損傷による全般性注意障害の片麻痺患者に対する初期の基本動作支援について正しいのはどれか。  

1: 移乗動作の誤りを繰り返し修正する。

2: 杖歩行は複数人とすれ違う環境から開始する。

3: 車椅子駆動練習は外乱の少ない環境から開始する。

4: 寝返りにおける性急な動作は口頭指示で修正する。

5: 起き上がり動作は一連の動作を一度に口頭で指導する。

第36回午前:第29問

車椅子生活者のADLに配慮した住宅として適切でないのはどれか。  

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第39回午前:第4問

50歳の女性。脳梗塞による右片麻痺。発症5日経過。ブルンストローム法ステージは上肢、手指、下肢ともにIであり、ベッド上座位保持が5分間可能となった。この時期のADLとして適切なのはどれか。2つ選べ。  

1: トイレでの排泄を誘導する。

2: 食事の際、右手で食器を押さえる。

3: 日中は離床し車椅子に座る。

4: ズボン着脱は背臥位で介助する。

5: 左手で右手の清拭を行う。

第41回午前:第23問

ADL指導上正しいのはどれか。2つ選べ。  

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第42回午前:第48問

手段的ADLに含まれないのはどれか。  

1: 買 物

2: 洗 濯

3: 入 浴

4: 服 薬

5: 家計管理

第38回午前:第16問

図に示す動作を行う脊髄損傷患者について答えよこの患者のADLで正しいのはどれか。 

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1: 寝返りには手すりが必要

2: 長座位保持には手すりが必要

3: 食事には長対立装具が必要

4: 更衣はズボンを除いて可能

5: 洋式トイレの使用が可能

第53回午後:第40問

脳卒中後の左片麻痺の患者が車椅子からベッドへの移乗動作を行う際の介助方法として適切なのはどれか。  

1: 装具は外して行う。

2: 車椅子の後方から介助する。

3: 車椅子上で殿部を前方に移動させておく。

4: ベッドに対して車椅子を平行に設置する。

5: ベッドの高さは車椅子の座面より高くしておく。

第44回午前:第22問

55歳の男性。3年前からろれつが回らず歩行が不安定で介助が必要であり、起き上がるとめまいが起こる。上肢の測定障害のためADLが制限されている。頭部MRIを示す。この患者に対する適切な治療計画はどれか。 

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1: 四つ這い訓練

2: 主動筋と拮抗筋との協調運動訓練

3: 反動を利用した立ち上がり訓練

4: ロフストランド杖による歩行訓練

5: 改造自動車を利用した移動の指導

第56回午後:第37問

IADLの項目に含まれるのはどれか。  

1: 化 粧

2: 義足の装着

3: バスの利用

4: 歩行器を使用した歩行

5: 車椅子からベッドヘの移乗

  • 答え:3
  • 解説:IADL(Instrumental Activities of Daily Living)は、手段的日常生活動作を指し、ADL(Activities of Daily Living)以外の家事や社会生活での活動が含まれます。
  • 化粧は整容に関連するため、ADLと考えられ、IADLには含まれません。
  • 義足の装着はADL動作の準備であり、IADLには含まれません。
  • バスの利用は公共交通機関の利用(移送の形式)となるため、IADLに含まれます。これが正解です。
  • 歩行器を使用した歩行は移動動作であり、ADLに含まれるため、IADLには含まれません。
  • 車椅子からベッドへの移乗は移乗動作であり、ADLに含まれるため、IADLには含まれません。
  • 科目:その他の身体障害
  • 重要度:プレミアム特典
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第51回午後:第83問

IADLの項目に含まれるのはどれか。  

1: 化粧

2: 義足の装着

3: バスの利用

4: 歩行器を使用した歩行

5: 車椅子からベッドへの移乗