第38回午前第54問の類似問題

第48回午後:第28問

中心性頸髄損傷で正しいのはどれか。  

1: 感覚障害はない。

2: 頸部過伸展によって生じる。

3: 重度の膀胱直腸障害が残存する。

4: 上肢より下肢の障害が強い。

5: 椎骨の損傷を合併する。

第52回午後:第75問

疾患と病因・病理学的変化の組合せで正しいのはどれか。  

1: Creutzfeldt Jakob病―――感染性疾患

2: Parkinson病―――――――脱髄疾患

3: 肝性脳症―――――――――神経変性疾患

4: 正常圧水頭症―――――――血行障害

5: 多発性硬化症―――――――腫瘍性疾患

第50回午後:第84問

出血部位と出現しやすい症候の組合せで正しいのはどれか。  

1: 被殻 - 作話

2: 皮質下 - 複視

3: 視床 - 注意障害

4: 小脳 - 反響言語

5: 橋 - 半側空間無視

第55回午後:第84問

脊髄損傷で正しいのはどれか。  

1: 受傷直後は尿失禁状態となる。

2: 排尿筋括約筋協調不全は生じない。

3: 残尿が150 mLでは導尿は不要である。

4: 核・核下型神経因性膀胱であれば尿道カテーテル長期留置を行う。

5: 核上型神経因性膀胱であればトリガーポイントの叩打による反射性排尿を試みる。

  • 答え:5
  • 解説:脊髄損傷によって生じる排尿障害は、損傷の位置によって核上型神経因性膀胱と核・核下型神経因性膀胱に分類される。核上型では反射性排尿が可能であり、トリガーポイントの叩打による反射性排尿を試みることが適切である。
  • 受傷直後は脊髄ショックの状態となり、排尿反射が消失し、尿閉の状態となるため、この選択肢は間違いです。
  • 脊髄損傷によって排尿筋と括約筋の協調が正常に作用しなくなるため、排尿筋括約筋協調不全は生じることがあります。この選択肢は間違いです。
  • 残尿は概ね50 mL以下が理想であり、残尿が150 mLでは導尿が必要となることがあるため、この選択肢は間違いです。
  • 核・核下型神経因性膀胱では導尿が必要となるが、尿道カテーテルの長期留置は慢性の尿路感染症を生じるため、望ましくない。この選択肢は間違いです。
  • 核上型神経因性膀胱では、膀胱にある程度尿が溜まると反射的に排尿筋の収縮が起こり、排尿する状態である。この場合、トリガーポイントの叩打により、体性膀胱反射を利用して反射性排尿を試みるとよい。この選択肢が正しいです。
  • 科目:神経・筋系の障害と臨床医学
  • 重要度:プレミアム特典
  • 類似問題を見る
  • この問題について報告する

第35回午後:第49問

急性炎症で誤っているのはどれか。  

1: 循環障害

2: 滲 出

3: 壊 死

4: 増 殖

5: 充 血

第49回午後:第83問

頸髄損傷患者でみられる脊髄ショック期の徴候はどれか。  

1: 温痛覚解離

2: 腱反射亢進

3: 痙性四肢麻痺

4: 自律神経過反射

5: 肛門括約筋反射消失

第43回午後:第75問

糖尿病の合併症で誤っているのはどれか。  

1: 腎症

2: 緑内障

3: 網膜症

4: ニューロパチー

5: 下肢壊疽

第42回午前:第45問

誤っている組合せはどれか。  

1: VAS-腰痛症

2: GCS-意識障害

3: SLTA-失語症

4: MMSE-認知症

5: SIAS-脊髄損傷

第36回午前:第48問

自助具と疾患との組合せで適切でないのはどれか。  

1: ソックスエイド-アテトーゼ型脳性麻痺

2: レバー式水道栓-慢性関節リウマチ

3: 万能カフ- ─頸髄損傷

4: ループ付きタオル─脳卒中片麻痺

5: ストローホルダー─進行性筋ジストロフィー

第54回午前:第23問

疾患と作業種目の組合せで正しいのはどれか。  

1: 関節リウマチ――――粘土細工

2: 小脳梗塞――――――切り絵

3: 脊髄小脳変性症―――卓球

4: Parkinson病 ――――上方への輪通し

5: 慢性閉塞性肺疾患――デコパージュ

  • 答え:4
  • 解説:この問題では、疾患と作業種目の組み合わせが正しいかどうかを判断する必要があります。正しい組み合わせは、疾患の症状に対して作業種目が適切であり、患者にとって有益であることが求められます。
  • 関節リウマチの患者には粘土細工は望ましくありません。なぜなら、関節リウマチ患者の指関節や手関節に負担がかかるためです。粘土細工は、手指の筋力低下を示す末梢神経損傷や巧緻性が低下した程度の軽度片麻痺などで用いられます。
  • 小脳梗塞の患者には切り絵は適切ではありません。なぜなら、小脳梗塞では企図振戦を生じるため、切り絵などの刃物の使用は危険だからです。切り絵は、カッターの操作が可能なレベルの軽度片麻痺などで用いられます。
  • 脊髄小脳変性症の患者には卓球は適切ではありません。なぜなら、脊髄小脳変性症は失調症状がみられるため、卓球で必要となる俊敏な移動やラケットの操作は困難だからです。卓球は、立位保持が可能なごく軽度のParkinson病などで用いられます。
  • Parkinson病の患者には上方への輪通しが適切です。なぜなら、Parkinson病では固縮や姿勢反射障害がみられるため、上方への輪通しなどの大関節を利用した粗大運動は、棒体操などと同様に、これらの症状に対して有効だからです。
  • 慢性閉塞性肺疾患の患者にはデコパージュは適切ではありません。なぜなら、デコパージュは揮発性油を使用することもあるため、呼吸器疾患患者に対しては望ましくないからです。デコパージュは、手指の巧緻性が低下した末梢神経損傷や軽度片麻痺などで用いられます。
  • 科目:基礎作業療法学・作業療法管理学
  • 重要度:プレミアム特典
  • 類似問題を見る
  • この問題について報告する

第36回午前:第50問

頸髄損傷の早期理学療法とその目的との組合せで誤っているのはどれか。  

1: 肺理学療法-無気肺の予防

2: 他動的関節可動域訓練-関節拘縮の予防

3: 座位訓練-横隔膜の筋力強化

4: 残存筋の自動介助訓練-筋力の維持・改善

5: 体位変換-褥瘡の予防

第38回午前:第46問

脳卒中患者の摂食・嚥下障害で誤っているのはどれか。  

1: 仮性球麻痺や球麻痺に伴いやすい。

2: 急性期には比較的高頻度にみられる。

3: 水やお茶は誤嚥しやすい。

4: リクライニング位は誤嚥防止に役立つ。

5: 右側の咽頭麻痺では顔を左に向けて食べさせる。

第50回午前:第87問

痙縮を生じにくい疾患はどれか。  

1: 脳梗塞

2: 外傷性脳損傷

3: 中心性頸髄損傷

4: 胸椎黄色靱帯骨化症

5: 腰椎椎間板ヘルニア

第41回午後:第76問

糖尿病に合併しやすい疾患で誤っているのはどれか。  

1: 閉塞性動脈硬化症

2: 脳血管障害

3: 虚血性心疾患

4: 白内障

5: 急性膵炎

第37回午後:第52問

誤っている組合せはどれか。  

1: 静脈瘤-静脈壁限局性拡張

2: 動脈硬化症-アテローム変性

3: 虚血性心疾患-冠動脈血栓

4: 糖尿病性網膜症-眼底部小動脈瘤

5: レイノー病-閉塞性血栓性血管炎

第36回午後:第95問

誤っている組合せはどれか。  

1: アルコール性肝障害-γ-GTP上昇

2: 肝硬変-食道静脈瘤

3: 十二指腸潰瘍-黄疸

4: 胆石症-上腹部痛

5: 急性膵炎-アミラーゼ値上昇

第51回午前:第94問

突然の左不全片麻痺を呈して搬送された患者の発症後3時間の頭部MRIの拡散強調像を示す。最も考えられるのはどれか。 

51_0_94

1: 脳出血

2: 脳梗塞

3: 脳腫瘍

4: 脳動静脈瘻

5: くも膜下出血

第36回午前:第6問

39歳の男性。頸髄完全損傷(第7頸髄節まで機能残存)で発症後3か月経過。脊髄損傷以外の合併損傷はなく、受傷後の合併症にも著しいものはない。理学療法で適切でないのはどれか。  

1: プッシュアップによる除圧

2: 浴槽への出入り動作

3: ベッドから車椅子への側方移乗

4: 車椅子から便器への移乗

5: キャスターを上げての段差の下降

第35回午前:第7問

頸髄損傷(第6頸髄節まで機能残存)患者の褥瘡予防のための除圧方法で誤っているのはどれか。  

35_0_7

第38回午後:第87問

四肢血行障害と関係が深い疾患で誤っているのはどれか。  

1: レイノー症候群

2: シェーグレン症候群

3: 胸郭出口症候群

4: 前脛骨区画症候群

5: フォルクマン拘縮