第38回午前第53問の類似問題

第42回午前:第49問

前交通動脈動脈瘤術後に両側前頭葉基底部の梗塞を認めた患者に対する作業療法で考慮すべき症状はどれか。  

1: 感覚性失語

2: 健忘症候群

3: 構成障害

4: 視覚失認

5: 相貌失認

第41回午前:第59問

脳卒中片麻痺の肩手症候群で誤っているのはどれか。  

1: 手指の腫脹から始まる。

2: ブルンストローム法ステージ上肢IV以上で起こりやすい。

3: 肩甲骨は内転・下方回旋をとりやすい。

4: 肩の他動的外転・外旋が制限されやすい。

5: 鎮痛にはTENSが用いられる。

第53回午後:第6問

21歳の男性。交通事故によるびまん性軸索損傷と診断された。意識は清明で運動麻痺はない。新しい物事を覚えるのが困難で記憶の障害が顕著である。この患者に対する適切なアプローチはどれか。  

1: 毎日異なる課題を与える。

2: 記憶の外的補助手段を使う。

3: 試行錯誤が必要な課題を行う。

4: 複数の学習課題を同時に行う。

5: 日課は本人のペースで柔軟に変更する。

  • 答え:2
  • 解説:この問題では、記憶障害がある患者に対する適切なアプローチを選択することが求められています。記憶障害のある患者には、外的補助手段を使って記憶を補助する方法が適切です。
  • 毎日異なる課題を与えるのは負荷が大きく、十分な練習効果が得られないため、この方法は適切ではありません。
  • 記憶の外的補助手段を使うことで、日々行うことや注意すべきことをノートに健忘録のように記録しておき、これを見ながら行動することで、記憶障害による困難さを補助できるため、この方法が適切です。
  • 試行錯誤が必要な課題を行わせると、誤ったことも記憶できず、誤りを繰り返すことが多いため、この方法は適切ではありません。
  • 複数の学習課題を同時に行うと、進行状況の把握が困難になり、混乱しやすいため、この方法は適切ではありません。
  • 日課が本人のペースで進むことは良いですが、日課を変更することで、手続き記憶のように、一度修得したことを利用して行動することが困難になる可能性があるため、この方法は適切ではありません。
  • 科目:高次脳機能障害
  • 重要度:プレミアム特典
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第51回午後:第32問

前交通動脈の動脈瘤塞栓術後に両側前脳基底部の梗塞で生じやすい症状はどれか。  

1: 構成障害

2: 視覚失認

3: 相貌失認

4: 感覚性失語

5: 健忘症候群

第56回午前:第34問

病巣と症状の組合せで正しいのはどれか。  

1: 延髄背外側 ── 片麻痺

2: 内包前脚 ── 感覚障害

3: 前頭葉 ── 半側空間無視

4: 歯状核 ── 協調運動障害

5: 視 床 ── 嚥下障害

第47回午前:第43問

頭部外傷によるびまん性軸索損傷で誤っているのはどれか。  

1: バランスの障害がみられる。

2: 四肢の外傷が理学療法の阻害因子になる。

3: 記憶障害のため復学が困難になる。

4: 認知障害の回復は良好である。

5: 行動障害が社会生活上の問題となる。

第36回午前:第92問

アルツハイマー型認知症患者の作業療法場面でみられないのはどれか。  

1: 語間代によるコミュニケーションの低下

2: まだら認知症による作業能力の低下

3: 記銘力低下による作業手順の混乱

4: 失見当識による作業時間の間違い

5: 人格変化による孤立化

第34回午後:第85問

末梢神経麻痺の症候で正しいのはどれか。2つ選べ。 ア.不随意運動イ.感覚障害ウ.筋萎縮エ.病的反射オ.腱反射亢進  

1: ア

2: イ

3: ウ

4: エ

5: オ

第44回午前:第7問

65歳の女性。右利き。脳出血による左片麻痺。発症後6か月経過。Brunnstrom法ステージは上肢IV、手指IV、下肢V。感覚障害と高次脳機能障害とはない。屋内は独歩可能である。日常生活で実用可能な両手動作はどれか。2つ選べ。  

1: 財布から硬貨を出す。

2: ズボンを引き上げる。

3: りんごの皮をナイフでむく。

4: 荷物を頭上の棚の上に載せる。

5: 首の後ろでネックレスを留める。

第41回午前:第47問

右大脳半球の広範な脳梗塞の患者にみられるのはどれか。2つ選べ。 ア.頭部が左方向を向いている。イ.視線が左方向に向いている。ウ.皿の食物を左側だけ食べる。エ.車椅子を左側の壁にぶつけやすい。オ.座位時左側に倒れやすい。  

1: ア

2: イ

3: ウ

4: エ

5: オ

第40回午前:第4問

65歳の女性。右利き。脳梗塞による右片麻痺。発症後5日経過。JCS(Japan coma scale)は1桁。ブルンストローム法ステージは上下肢、手指いずれもIであった。飲水でひどくむせていた。早期プログラムとして適切でないのはどれか。  

1: 安静時座位の右肩甲帯は前方突出位に保持する。

2: 安静時座位の右股関節は外転・外旋位に保持する。

3: 間接的嚥下訓練を行う。

4: 関節可動域訓練を1日2回行う。

5: 右上肢の自己介助運動を指導する。

第42回午前:第90問

解離性障害の症状で適切でないのはどれか。  

1: 健忘

2: 遁走

3: 妄想気分

4: 失見当識

5: 多重人格

第34回午前:第64問

適切でない組合せはどれか。2つ選べ。 ア.手続き記憶の障害-システム手帳の利用を促す。イ.注意障害-作業場面を簡素にする。ウ.半側空間無視-無視傾向のある側に目印を設定する。エ.半側身体無視-両手同時動作が必要な課題を与える。オ.観念運動失行-言語による指示の頻度を増す。  

1: ア

2: イ

3: ウ

4: エ

5: オ

第50回午後:第73問

疾患または症候と異常歩行の組合せで誤っているのはどれか。  

1: 運動失調 - 酩酊歩行

2: Parkinson病 - すくみ足歩行

3: 脳卒中片麻痺 - 尖足歩行

4: 総腓骨神経麻痺 - 分回し歩行

5: 両下肢痙性麻痺 - はさみ脚歩行

第53回午後:第32問

中等度の片麻痺患者に対する前開きカッターシャツの着衣動作指導の導入として正しいのはどれか。  

1: 立位保持が可能となってから開始する。

2: ぴったりしたサイズのものを選択する。

3: 非麻痺側の袖から通す。

4: 麻痺側の袖は肩まで引き上げる。

5: ボタンは真ん中から留める。

第44回午前:第90問

慢性呼吸不全で息切れのある患者のADLの指導で誤っているのはどれか。  

1: リーチャーの利用

2: かぶりシャツの着用

3: 手すりの設置

4: 洋式トイレの使用

5: 半身浴の励行

第36回午前:第48問

自助具と疾患との組合せで適切でないのはどれか。  

1: ソックスエイド-アテトーゼ型脳性麻痺

2: レバー式水道栓-慢性関節リウマチ

3: 万能カフ- ─頸髄損傷

4: ループ付きタオル─脳卒中片麻痺

5: ストローホルダー─進行性筋ジストロフィー

第35回午前:第6問

47歳の右利きの女性。脳出血発症後2か月経過。ブルンストローム法ステージは上肢IV、手指IV、下肢V。麻痺側の感覚障害を認めた。図に発症時の出血部位(出血部位:網かけ)を示す。脳の他の部位には萎縮や低吸収域を認めなかった。患側上肢の分離運動を促通するための作業で適切でないのはどれか。  

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第47回午後:第8問

50歳の男性。右利き。脳梗塞発症後2週経過。頭部CTを示す。この患者にみられる状態として考えにくいのはどれか。 

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1: Gerstmann症候群

2: 左下肢運動麻痺

3: 左上肢感覚低下

4: 左空間無視

5: 身体失認

第40回午前:第20問

神経麻痺と装具との組合せで誤っているのはどれか。  

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