第38回午前第12問の類似問題

第50回午後:第16問

44歳の患者。Ⅱ度の熱傷がある部位を図に示す。受傷後3日目に保持すべき肢位で正しいのはどれか。 

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1: 頸部中間位

2: 肩関節外転位

3: 右前腕回内位

4: 体幹軽度屈曲位

5: 股関節軽度屈曲位

第55回午後:第33問

Brunnstrom法ステージの検査において、ステージと可能な随意運動の組合せで正しいのはどれか。  

1: 手指Ⅲ――座位で不十分な全指伸展

2: 上肢Ⅲ――座位で肩関節内転・肘関節伸展・前腕回内

3: 下肢Ⅲ――座位で膝関節屈曲位で踵を床につけたまま足関節背屈

4: 下肢Ⅳ――立位で股関節伸展位での膝関節屈曲

5: 下肢Ⅴ――立位で股関節外転

第40回午前:第34問

50歳の女性。外傷性頸髄損傷。筋力は左右とも三角筋5、上腕二頭筋5、上腕三頭筋4、長橈側手根伸筋4、橈側手根屈筋1、手指伸筋4、手指屈筋0、体幹筋0、下肢筋0であった。この患者の機能残存レベルはどれか。  

1: 第5頸髄節

2: 第6頸髄節

3: 第7頸髄節

4: 第8頸髄節

5: 第1胸髄節

第36回午前:第58問

痙直型片麻痺児の促通すべき要素で誤っているのはどれか。  

1: 患側肩甲帯の前方突出

2: 正中位での上肢活動

3: 体幹の支持性

4: 立位で下肢の陽性支持反射

5: 座位での平衡反応

第57回午前:第42問

急性期の肩手症候群への理学療法として正しいのはどれか。  

1: CI療法

2: Codman体操

3: 肩関節周囲筋の再教育

4: BFOによる良肢位の保持

5: 肩関節周囲筋の積極的な他動伸張運動

第46回午前:第10問

62歳の女性。脳梗塞発症後3日目。早期の離床とADL獲得を目標に作業療法が開始された。初回の訪室時、目を閉じていたが呼びかけると開眼した。発語は聞き取れるが内容に一貫性がみられない。運動の指示に応じた動きは見られず、四肢は屈曲する傾向がある。バイタルサインは、体温37.1℃、脈拍は98/分、不整脈は認めず、血圧140/98 mmHg、経皮的動脈血酸素飽和度(SpO2)は98%であった。問いかけへの返答があいまいで自覚症状を十分に聴取できなかったため、主治医に確認した上で、リハビリテーションの中止基準(日本リハビリテーション医学会による)を遵守することを前提に離床させることとなった。作業療法開始後、中止する必要があるのはどれか。2つ選べ。  

1: 脈拍が140/分を超えたとき

2: 不整脈が出現したとき

3: 拡張期血圧が110 mmHgとなったとき

4: 収縮期血圧が170 mmHgとなったとき

5: SpO2が95%になったとき

第43回午前:第12問

78歳の女性。布団を持ち上げようとした際、背部から腹部への強い帯状痛を生じ、寝返りも困難となったため入院となった。入院時のエックス線写真AとMRI写真Bを示す。この患者がベッド上で行う理学療法で適切でないのはどれか。 

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1: 両側下肢への弾性ストッキングの着用

2: 背臥位で砂のうを用いた両上肢の筋力強化

3: 足関節の底背屈自動運動

4: 重錘バンドを用いた下肢伸展挙上運動

5: コルセットを装着しての背臥位での殿部挙上運動

第49回午前:第3問

82歳の男性。右利き。突然の意識消失のため救急搬入された。入院後意識は回復した。発症後2時間のMRI拡散強調像を示す。今後この患者に生じる可能性の高い症状はどれか。 

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1: 観念失行

2: 左右失認

3: 運動性失語

4: 観念運動失行

5: 左半側空間無視

第41回午前:第20問

4歳の男児。痙直型両麻痺。平行棒内両手支持での立位保持は可能だが、はさみ状歩容である。運動療法で適切でないのはどれか。  

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第42回午前:第80問

転倒による右大腿骨頸部内側骨折に人工骨頭置換術を施行したとき、術後の起立訓練開始時期への影響が最も少ないのはどれか。  

1: 術前の歩行能力

2: セメントの使用

3: 手術切開創の治癒

4: 心機能の低下

5: 片麻痺の合併

第56回午後:第5問

32歳の男性。左利き。交通事故により右上腕切断となった。断端長は10.0 cmで、残存肢の上腕長は25.0 cmであった。能動義手製作のために選択する肘継手として最も適切なのはどれか。  

1: 軟性たわみ式継手

2: 倍動肘ヒンジ継手

3: 能動単軸肘ヒンジ継手

4: 遊動単軸肘ヒンジ継手

5: 能動単軸肘ブロック継手

  • 答え:5
  • 解説:この患者は上腕長25 cmで断端長が10 cmであり、40%の短断端。肘継手は、生体の肘関節を代償するための継手部品で、上腕部と前腕部を繋ぐものである。適切な肘継手を選ぶことが重要である。
  • 軟性たわみ式継手は、コイルばねなどの軟性の素材で出来ている継手で、前腕義手で使用されるものである。上腕カフと前腕部を連結するために用いられるが、この患者の状況には適していない。
  • 倍動肘ヒンジ継手は、ソケットの動きに対して2倍の角度に増幅させるヒンジ機構があり、スプリットソケットと呼ばれる特殊なソケットの内・外側に取り付けられる継手である。短断端または極短断端で用いられるが、この患者の状況には適していない。
  • 能動単軸肘ヒンジ継手は、ブロック継手が収まらず使用できない、上腕長断端の肘義手や、前腕義手でも極短断端で肘の機能が少なく支持性がほとんどない場合に用いられる。この患者の状況には適していない。
  • 遊動単軸肘ヒンジ継手は、長断端で利用される。この患者の状況には適していない。
  • 能動単軸肘ブロック継手は肘屈曲の動きをハーネスの動きで固定・解除する装置であり、義手上腕部とひじブロック継手との結合部分にある。短断端に適用できるため、この患者に最も適切な選択肢である。
  • 科目:義肢・装具・支援機器・自助具等
  • 重要度:プレミアム特典
  • 類似問題を見る
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第34回午前:第36問

17歳の女子。転換性障害。高校1年の2学期終了前にボーイフレンドと別れてから欠席がちとなり、頭痛、肩こり、無気力を訴えた。進級後も欠席が多く大学病院を受診したが、症状の改善がみられず2か月入院した。入院中に手首を切ったことがある。その後、復学したが教室で頻回に倒れ再入院となった。復学を目的に作業療法が処方された。作業に気乗りしないと頭痛を訴え、難しいと依存的になる。作業療法士の対応で適切なのはどれか。  

1: 訴えを聞き作業を休ませる。

2: 復学を条件に作業を続ける。

3: 難しいところは療法士が手伝う。

4: 患者とルールを決めて作業を行う。

5: 患者の希望した作業を行う。

第42回午前:第13問

23歳の男性。スノーボードで転倒し受傷。術前と術後のエックス線写真(別冊No. 1A、B)を別に示す。この患者の作業療法プログラムで誤っているのはどれか。 

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1: 肘関節の関節可動域訓練

2: MP屈曲位を保持した握り-放しの訓練

3: 背側・掌側骨間筋の筋力増強訓練

4: コックアップスプリントを用いた装具療法

5: 表在感覚の知覚再教育

第47回午後:第41問

左中大脳動脈閉塞で生じやすい高次脳機能障害はどれか。  

1: 自然にバイバイと手を振ることはできるが、指示されるとできない。

2: 着る手順を説明できるが、誤った着方をする。

3: 重度の運動麻痺があるのに、歩けると主張する、

4: 視界の左半分にある物を見落とす。

5: 色紙の色分けができない。

第42回午前:第48問

ブルンストローム法ステージ(上肢・手指)と麻痺側上肢で実用的に可能な家事動作との組合せで正しいのはどれか。  

1: 上肢II・手指II-フライパンをコンロにかけて保持する。

2: 上肢III・手指III-シャツにアイロンをかける。

3: 上肢IV・手指III-テーブルの雑巾がけをする。

4: 上肢IV・手指IV-シンクの水栓をひねる。

5: 上肢V・手指V-包丁でジャガイモの皮をむく。

第44回午前:第19問

75歳の女性。突然の意識障害で搬入された。発症当日の頭部CTを示す。発症3日目のJCS(Japan coma scale)は10点であった。この時点での理学療法で適切なのはどれか。2つ選べ。 

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1: 体位変換

2: 座位訓練

3: 移乗訓練

4: 腹筋強化

5: 関節可動域訓練

第50回午前:第17問

80歳の女性。多発性脳梗塞。動作の観察から、明らかな運動麻痺はみられないが軽度の感覚障害が予想される。軽度の認知症があり、口頭での詳細な手順の説明は理解しにくい。深部感覚検査として適切なのはどれか。  

1: 非検査肢の自動運動による模倣試験

2: 非検査肢の他動運動による模倣試験

3: 検査肢の自動運動による再現試験

4: 検査肢の他動運動による再現試験

5: 関節定位覚(母指探し)検査

第53回午前:第1問

68歳の女性。変形性股関節症。発症して10年が経過し、右人工股関節全置換術を施行することとなった。術前評価として歩行分析を行ったところ、右立脚期にDuchenne歩行が観察された。この患者に行う検査として重要度が低いのはどれか。  

1: 筋力検査

2: 形態計測

3: 疼痛検査

4: 反射検査

5: 関節可動域検査

第53回午後:第7問

45歳の男性。左大腿切断後。大腿義足を用いた歩行練習中、左立脚中期に過度の腰椎前弯が観察された。原因として正しいのはどれか。  

1: 義足長が長過ぎる。

2: 足継手の後方バンパーが弱過ぎる。

3: ソケットが前方に位置し過ぎている。

4: ソケットの初期屈曲角が不足している。

5: 膝継手の摩擦が弱過ぎる。

第39回午前:第76問

疾患と術後理学療法との組合せで誤っているのはどれか。  

1: 頸椎椎間板ヘルニア-頸椎モビライゼーション

2: 反復性肩関節前方脱臼-肩甲下筋ストレッチング

3: 肘部管症候群-手内筋筋力強化

4: コーレス骨折-自己他動的手関節伸展運動

5: 上腕骨頸部(近位部)骨折-コッドマン体操