第37回午後第59問の類似問題

第45回午前:第83問

障害受容に至る心理状態で誤っているのはどれか。  

1: 否定

2: 保続

3: 後悔

4: 悲嘆

5: 葛藤

第38回午後:第61問

障害受容の段階に含まれないのはどれか。  

1: 怒り

2: 悲哀

3: 投射

4: 適応

5: ショック

第35回午後:第56問

障害受容の反応で適切でないのはどれか。  

1: 悲 哀

2: 投 射

3: 怒 り

4: 否 認

5: 再 起

第38回午後:第57問

障害を「必ず治る」と言い張る行動に最も関連する心理はどれか。  

1: 補償

2: 抑圧

3: 退行

4: 否認

5: 制止

第54回午後:第79問

障害受容で誤っているのはどれか。  

1: 社会環境によって影響される。

2: 障害者同士の交流により促進される。

3: 抑うつ状態の患者には積極的な指導を行う。

4: 混乱している患者の怒りは医療者にも向く。

5: ショックを受けている状態の患者は安全に見守る。

  • 答え:3
  • 解説:障害受容は、障害者が自分の障害を受け入れ、自己の価値観を再構築するプロセスです。この過程では、社会環境や障害者同士の交流が影響を与え、患者の心の状態に応じた対応が求められます。
  • 社会環境は障害受容に影響を与えます。障害者が社会から負わされる苦しみや偏見があるため、社会環境が障害受容の過程に関与します。
  • 障害者同士の交流は障害受容を促進します。社会的相互作用の中で価値観の転換が生じ、障害受容が進むことがあります。
  • 抑うつ状態の患者に対して積極的な指導を行うのは誤りです。障害受容において患者は内心の格闘があり、治療者は患者の状態を理解し、見守ることが大切です。
  • 混乱期にある患者は周囲の人に対して反抗的、攻撃的な態度を示すことがあり、その怒りは医療者にも向くことがあります。混乱期にある患者に対しては、傾聴して受容するだけでなく、提案も有効となります。
  • ショックを受けている状態の患者は安全に見守ることが重要です。患者の話を傾聴し、安全に見守ることで、患者がうつ状態になるのを避けることが可能となります。
  • 科目:臨床心理学
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第39回午後:第69問

「見るものや聞くものがピンとこない」と訴える精神状態はどれか。  

1: 離人状態

2: 不安状態

3: 強迫状態

4: 妄想状態

5: 健忘状態

第45回午前:第79問

患者が治療者に不満を抱き、沈黙を続けているときの防衛機制はどれか。  

1: 抑圧

2: 否認

3: 解離

4: 行動化

5: 反動形成

第38回午前:第92問

精神遅滞の障害像で誤っているのはどれか。  

1: 情緒障害

2: 意識障害

3: 認知障害

4: 学習障害

5: 運動障害

第51回午後:第98問

回避がみられるのはどれか。  

1: 心気障害

2: 身体化障害

3: 強迫性障害

4: 全般性不安障害

5: PTSD〈外傷後ストレス障害〉

第41回午前:第89問

気分障害(うつ状態)の患者の作業療法中にみられないのはどれか。  

1: 作業能率の低下

2: 作業種目への執着

3: 評価への高い関心

4: 複雑な作業への困惑

5: 失敗へのこだわり

第36回午前:第85問

双極性感情障害(躁うつ病)の患者で特徴的でないのはどれか。  

1: 攻撃的な言動

2: 罪責的な言動

3: 確認的な言動

4: 誇大的な言動

5: 干渉的な言動

第44回午後:第99問

人前で発言することを恐れ、それを回避する場合に可能性が高いのはどれか。  

1: 適応障害

2: 解離性障害

3: 強迫性障害

4: 社会恐怖症

5: 広場恐怖症

第55回午後:第99問

解離性障害の治療として正しいのはどれか。  

1: 破壊的行動を許容する。

2: 空想の肥大化について指摘しない。

3: 有害な刺激を無理に取り除かない。

4: 速やかに心的外傷の直面化を図る。

5: 病気と治療について明確に説明する。

  • 答え:5
  • 解説:解離性障害の治療では、患者や家族に病気と治療について明確に説明することが重要です。治療環境を整え、破壊的行動や空想の肥大化に対処し、心的外傷への直面化には焦らず、患者の人格の発達を促すことが大切です。
  • 破壊的行動を許容するのではなく、行動制限を設けて患者の人格の発達を促すことが重要です。
  • 空想の肥大化について指摘しないのではなく、空想・幻想の肥大化や没入傾向を指摘し、適切な対処が必要です。
  • 有害な刺激を無理に取り除かないのではなく、安心できる治療環境を整えるために、有害なことが明確な刺激は取り除く必要があります。
  • 速やかに心的外傷の直面化を図るのではなく、患者のペースに合わせて人格の統合や心的外傷への直面化に取り組むことが適切です。
  • 解離性障害の症状は、患者本人や家族が十分に理解していないことがあるため、疾患についての知識や治療について明確に説明することが重要です。これが正しい選択肢です。
  • 科目:精神障害と臨床医学
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第57回午後:第81問

障害受容に至る5つの過程において3番目に現れるのはどれか。  

1: 解決への努力期

2: ショック期

3: 混乱期

4: 受容期

5: 否認期

  • 答え:3
  • 解説:障害受容の過程は5つのステージがあり、それぞれショック期、否認期、混乱期、解決への努力期、受容期となります。この過程を経ることで、障害を受け入れることができるようになります。
  • 解決への努力期は障害受容の過程の4番目に現れるステージであり、この時点では問題解決の方法を模索し始める段階です。3番目に現れるステージではないため、この選択肢は誤りです。
  • ショック期は障害受容の過程の最初のステージであり、障害に対する衝撃や困惑が生じる時期です。3番目に現れるステージではないため、この選択肢は誤りです。
  • 混乱期は障害受容の過程の3番目に現れるステージであり、この時期には自分の感情や状況に対する理解が混乱し、悩みや苦しみが生じることがあります。この選択肢は正解です。
  • 受容期は障害受容の過程の最後のステージであり、この時期には障害を受け入れ、自分の状況を理解し始めることができます。3番目に現れるステージではないため、この選択肢は誤りです。
  • 否認期は障害受容の過程の2番目に現れるステージであり、この時期には自分が障害を持っていることを否定し、現実から逃避しようとすることがあります。3番目に現れるステージではないため、この選択肢は誤りです。
  • 科目:臨床心理学
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第44回午前:第86問

気分障害(うつ状態)の患者の作業療法中にみられないのはどれか。  

1: 疲れやすい。

2: 頑張り過ぎる。

3: 失敗にこだわる。

4: 興味が移りやすい。

5: 意思決定が苦手である。

第53回午前:第79問

欲求を満たせないときに、正反対の欲求を発展させ心的平衡を保とうとする防衛機制はどれか。  

1: 抑圧

2: 否認

3: 行動化

4: 合理化

5: 反動形成

  • 答え:5
  • 解説:防衛機制は、心理的なストレスや不安を軽減するために無意識に働く心の働きです。この問題では、欲求を満たせないときに正反対の欲求を発展させ心的平衡を保とうとする防衛機制を求めています。正解は反動形成です。
  • 抑圧は、自分が受け入れがたい欲求や感情を無意識に心の奥底に押し込める防衛機制です。これにより、意識からその欲求や感情を遠ざけることができますが、正反対の欲求を発展させるわけではありません。
  • 否認は、自分が受け入れたくない現実や感情を、まるで存在しないかのように無視する防衛機制です。これにより、その現実や感情に対処しなくても済むようになりますが、正反対の欲求を発展させるわけではありません。
  • 行動化は、欲求や感情を直接的な行動に変換する防衛機制です。これにより、欲求や感情を表現することができますが、正反対の欲求を発展させるわけではありません。
  • 合理化は、欲求が満たされない時に、理屈をつけて自分を正当化し、納得させる防衛機制です。これにより、欲求不満を軽減することができますが、正反対の欲求を発展させるわけではありません。
  • 反動形成は、欲求を満たせないときに、その正反対の欲求を発展させて心的平衡を保つ防衛機制です。例えば、自分が嫌いな人に対して、過剰に親切になることで、その嫌悪感を抑えることができます。この防衛機制は、欲求不満を緩和し、心の安定を保つ効果があります。
  • 科目:臨床心理学
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第38回午前:第82問

作業療法の場面で躁状態とうつ状態に共通してみられるのはどれか。  

1: 他者への干渉

2: 焦燥感の表出

3: 自殺に関する言動

4: 他罰的な言動

5: 自己評価の低下

第44回午後:第97問

統合失調症で障害されない精神機能はどれか。  

1: 意 識

2: 知 覚

3: 感 情

4: 意 欲

5: 思 考

第52回午前:第78問

自分自身が受け入れることができない衝動・観念を、他の人が持っているとする防衛機制はどれか。  

1: 反動形成

2: 合理化

3: 否認

4: 投影

5: 抑圧

第34回午後:第60問

心理療法の基本的技法で適切でないのはどれか。  

1: 支持する。

2: 説得する。

3: 表現させる。

4: 洞察させる。

5: 現実吟味をさせる。