第37回午後第59問の類似問題

第41回午前:第91問

神経症性障害患者の作業療法で適切でないのはどれか。  

1: 心気症を示す患者では、レクリエーションや運動を促す。

2: 不安発作を示すときは、作業の中断を考慮する。

3: 過剰な不安を抱くときは、作業量を増やす。

4: 身体表現性障害では、身体機能改善を優先する。

5: 自己評価が低いときは、達成しやすい作業に変更する。

第36回午前:第89問

境界型人格障害の患者への作業療法士の対応として適切でないのはどれか。  

1: 支持的態度を維持する。

2: チーム間でかかわりの合意をしておく。

3: 指示的態度を維持する。

4: 物事を一緒に考えていく姿勢を示す。

5: 実施時間の取り決めは明確にする。

第37回午前:第77問

器質性精神障害患者において観察だけでは評価が困難なのはどれか。  

1: 理解力

2: せん妄

3: 対人関係

4: 病識

5: 意欲

第40回午前:第89問

神経性無食欲症患者の作業療法場面でみられないのはどれか。  

1: 過活動

2: 過剰適応

3: 強迫的なこだわり

4: 対人交流の希薄さ

5: 評価に対する無関心

第48回午前:第98問

雑踏の中で強い不安が生じ、その場所を避けるようになるのはどれか。  

1: 適応障害

2: 解離性障害

3: 強迫性障害

4: 広場恐怖症

5: 社交恐怖症

第50回午前:第99問

強迫性障害について誤っているのはどれか。  

1: 曝露反応妨害法が用いられる。

2: 強迫行為はさせられ体験による。

3: 対称性へのこだわりがみられる。

4: 不合理な観念が繰り返し浮かぶ。

5: 選択的セロトニン再取り込み阻害薬が用いられる。

第57回午後:第79問

欲求を満たせないときに、正反対の欲求を発展させ心的平衡を保とうとする防衛機制はどれか。  

1: 置き換え

2: 合理化

3: 反動形成

4: 否 認

5: 抑 圧

  • 答え:3
  • 解説:この問題は、欲求を満たせないときに心的平衡を保とうとする防衛機制を尋ねています。正解は反動形成で、無意識の中の抑圧されている強い感情や欲求が意識できる側面で正反対の行動で表れるものです。
  • 置き換えは、欲求を本来の目標で満たすことができないために別の目標で満たすことです。これは欲求を別の形で満たす方法であるため、正反対の欲求を発展させるものではありません。
  • 合理化は、都合の悪い行動や状況を事実とは違う理由で正当化する自己防衛機制です。これは自分の行動を正当化するための言い訳を作ることであり、正反対の欲求を発展させるものではありません。
  • 反動形成は正解です。これは無意識の中の抑圧されている強い感情や欲求が意識できる側面で正反対の行動で表れるものです。例えば、好きな相手に意地悪をする行為や親を憎んでいるが献身的に親孝行を行なうなどの行動が見られます。
  • 否認は、自分自身が受け入れがたい状況や不快な経験や欲求を無意識になかったことにすることです。これは現実を否定することで心の平衡を保つ方法であり、正反対の欲求を発展させるものではありません。
  • 抑圧は、不安や苦痛となる考えや記憶を無意識に気持ちに押し込み、忘れさせることです。これは不快な感情や記憶を無意識に抑え込むことで心の平衡を保つ方法であり、正反対の欲求を発展させるものではありません。
  • 科目:臨床心理学
  • 重要度:プレミアム特典
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第39回午前:第78問

情緒の不安定な失語症患者の作業療法開始時の面接で適切でないのはどれか。  

1: 身振り手振りを交えたコミュニケーションをする。

2: 「言葉が出なくてつらいですね」と声をかける。

3: 白板やメモ用紙をコミュニケーションに利用する。

4: 明確な返事を得るために同じ質問を繰り返す。

5: 身近な人から生活状況をつぶさに聞く。

第36回午後:第58問

体力が弱いために生じる劣等感を、勉強に秀でることによって克服しようとする心理機制はどれか。  

1: 投 射

2: 置き換え

3: 同一化

4: 打ち消し

5: 補 償

第47回午前:第28問

学習理論の用語として適切でないのはどれか。  

1: 強化

2: 消去

3: 否認

4: 弁別

5: 報酬

第42回午前:第90問

解離性障害の症状で適切でないのはどれか。  

1: 健忘

2: 遁走

3: 妄想気分

4: 失見当識

5: 多重人格

第35回午前:第88問

うつ病患者の作業療法でみられないのはどれか。  

1: 疲労感の訴え

2: 思考の制止

3: 行動の途絶

4: 焦燥感の訴え

5: 食欲不振の訴え

第52回午後:第47問

選択性緘黙児に対する作業療法導入時のコミュニケーションの方法として適切でないのはどれか。  

1: 表情

2: 筆談

3: 会話

4: ジェスチャー

5: アイコンタクト

第55回午後:第100問

てんかんに伴う精神症状として適切でないのはどれか。  

1: 粘着性

2: 爆発性

3: 疾病利得

4: 不機嫌状態

5: もうろう状態

  • 答え:3
  • 解説:てんかんに伴う精神症状として適切でないのは疾病利得である。疾病利得は患者が無意識的に疾病から引き出すあらゆる満足を指し、治療に対する抵抗となることが多い。解離性障害でみられることがある。
  • 粘着性はてんかん患者にみられる性格特徴の一つであり、精神活動が遅く、回りくどく、几帳面で些事に固執する傾向があるとされる。
  • 爆発性はてんかん患者にみられる性格特徴の一つであり、易怒的、攻撃的で、短絡的衝動行為に走る傾向がある。
  • 疾病利得はてんかんに伴う精神症状として適切でない。これは患者が無意識的に疾病から引き出すあらゆる満足を指し、治療に対する抵抗となることが多い。解離性障害でみられることがある。
  • 不機嫌状態はてんかん患者において、発作前や発作間欠時に、不機嫌状態や易刺激性がみられやすい。
  • もうろう状態はてんかんにおける複雑部分発作の一つで、突然もうろう状態となって駆け出す疾走発作がみられることがある。
  • 科目:精神障害と臨床医学
  • 重要度:プレミアム特典
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