第57回午前第35問の類似問題

第47回午前:第48問

慢性腎不全患者に対する運動療法として正しいのはどれか。  

1: 高血圧症合併例では等尺性運動を避ける。

2: 運動負荷の指標に自覚的強度は適切でない。

3: 腹膜透析(CAPD)導入後は歩行訓練を避ける。

4: むずむず足症候群では下肢運動は禁忌となる。

5: 下肢の浮腫には起立台での起立訓練が有効である。

第49回午前:第82問

病態と薬物療法の組合せで正しいのはどれか。  

1: 肩手症候群 ― 免疫グロブリン製剤

2: 視床痛 ― A型ボツリヌス毒素製剤

3: 症候性てんかん ― 抗血小板薬

4: 深部静脈血栓症 ― 抗凝固薬

5: 夜間せん妄 ― 睡眠導入薬

第38回午前:第83問

多発性硬化症の理学療法で適切でないのはどれか。2つ選べ。 ア.PNFパターンによる分離運動イ.フレンケル体操ウ.温水プール運動療法エ.筋持久力強化運動オ.疼痛に対する寒冷療法  

1: ア

2: イ

3: ウ

4: エ

5: オ

第46回午前:第95問

嚥下障害に対する治療法はどれか。  

1: Shaker(シャキア)法

2: DeLorme(デローム)法

3: Jakobson(ヤコブソン)法

4: Codman(コッドマン)体操

5: Buerger-Allen(バージャー・アレン)体操

第46回午前:第30問

多発筋炎で正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 筋痛に対しては温熱療法を行う。

2: 急性期には車椅子自走で移動する。

3: 急性期治療時から下肢筋力増強訓練が推奨される。

4: 股関節部に疼痛が出現した時は大腿骨頭壊死の合併に注意する。

5: 慢性期の運動負荷量の決定には血清CKの推移が参考となる。

第40回午前:第55問

頸髄損傷急性期合併症で下肢の関節可動域訓練が禁忌となるのはどれか。  

1: 無気肺

2: 頻脈

3: 起立性低血圧

4: 尿路感染症

5: 深部静脈血栓症

第43回午前:第63問

脳血管障害に伴いやすい症状と治療の組合せで適切でないのはどれか。  

1: 痙縮 - リラクセーション

2: 肩手症候群 - 星状神経節ブロック

3: 肩関節亜脱臼 - アームスリングの装着

4: 反張膝 - 下腿三頭筋の筋力増強

5: 尖足拘縮 - アキレス腱延長術

第55回午前:第47問

Down症候群の児に対して乳児期に行う理学療法で適切なのはどれか。  

1: 腹筋群の収縮を促す。

2: 不随意運動を抑制する。

3: 背這いを移動手段とする。

4: 緊張性迷路反射を促通する。

5: 定頸後すぐに立位姿勢を経験させる。

第53回午前:第43問

作業療法中に腹痛を訴える身体表現性障害の患者への対応として適切なのはどれか。  

1: 軽い身体活動を勧める。

2: 痛みの原因について話し合う。

3: 積極的に話しかけて注意をそらす。

4: 痛みが完全に治まるまで安静を促す。

5: 身体的所見に異常がないことを説明する。

  • 答え:1
  • 解説:身体表現性障害は心理的問題が身体症状として現れる障害であり、腹痛を訴える患者に対しては軽い身体活動を勧めることが適切な対応となる。
  • 軽い身体活動は気晴らしを促し、腹痛に対して腹部体操を行うことは運動療法としても有効であるため、適切な対応となる。
  • 痛みの原因について話し合っても、心理的誘因があるため患者は納得できず効果がない。
  • 積極的に話しかけても患者の注意を痛みから逸らすことは十分にできず、患者の依存が強まる危険性があるため、適切な対応ではない。
  • 心理的葛藤が誘因の腹痛では、安静により患者が腹部症状に注意を向けて痛みが増すことがあるため、適切な対応ではない。
  • 身体表現性障害の患者は心的葛藤の身体表現として腹痛を呈しており、身体的所見がないことを説明しても納得しないため、適切な対応ではない。
  • 科目:その他の精神障害
  • 重要度:プレミアム特典
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第51回午後:第18問

50歳の男性。閉塞性動脈硬化症。300 m程度の歩行ごとに下肢の痛みのために5~6分の休息をとる。座位や立位時に痛むことはない。理学療法で適切なのはどれか。  

1: 寒冷療法

2: 極超短波療法

3: トレッドミル歩行練習

4: PNFによる最大抵抗運動

5: 弾性ストッキングによる圧迫療法

第54回午前:第46問

脊髄損傷による対麻痺患者に対して立位・歩行練習を行う目的として誤っているのはどれか。  

1: 痙縮の減弱

2: 褥瘡の予防

3: 異常疼痛の抑制

4: 骨粗鬆症の予防

5: 消化管運動の促進

第38回午前:第71問

多発性神経炎の理学療法で適切でないのはどれか。  

1: 関節可動域訓練

2: EMGバイオフィードバック療法

3: 知覚再教育

4: スプリント装着

5: 超音波療法

第44回午前:第68問

小児における疾患と作業療法との組合せで誤っているのはどれか。  

1: 自閉症 − トランポリン

2: Down症 − リズムダンス

3: 若年性関節リウマチ − 刺 繍

4: 注意欠陥多動性障害(ADHD) − ブランコ

5: Duchenne型筋ジストロフィー − パソコンゲーム

第38回午前:第74問

痙直型両麻痺児の理学療法において促通すべき運動・反射はどれか。2つ選べ。 ア.背臥位で股関節内転運動イ.座位で股関節内旋運動ウ.座位で骨盤前傾運動エ.立位で下肢相反運動オ.立位で陽性支持反射  

1: ア

2: イ

3: ウ

4: エ

5: オ

第43回午後:第83問

骨折、脱臼の合併症として組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 肩関節前方脱臼 - 筋皮神経麻痺

2: 上腕骨顆上骨折 - 正中神経麻痺

3: 股関節後方脱臼 - 坐骨神経麻痺

4: 大腿骨骨折 - 大腿神経麻痺

5: 脛骨骨折 - 脛骨神経麻痺

第41回午前:第77問

変形性関節症と運動療法との組合せで適切でないのはどれか。  

1: 股関節症 - ゴムを用いた外転筋訓練

2: 股関節症 - 重錘バンドを用いた下肢伸展挙上訓練

3: 股関節症 - 徒手的な腸腰筋の伸張

4: 膝関節症 - 重錘バンドを用いた大腿四頭筋訓練

5: 膝関節症 - 徒手的なハムストリングスの伸張

第49回午後:第88問

絞扼性神経障害と神経の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 梨状筋症候群 ― 坐骨神経

2: 肘部管症候群 ― 正中神経

3: Guyon管症候群 ― 尺骨神経

4: 円回内筋症候群 ― 尺骨神経

5: Hunter管症候群 ― 大腿神経

第35回午前:第47問

急性期脳卒中片麻痺の合併症とその対策との組合せで適切でないのはどれか。  

1: 浮腫-弾性包帯

2: 尖足-関節可動域訓練

3: 肺炎-体位排痰法

4: 誤嚥-飲水による嚥下訓練

5: 起立性低血圧-傾斜台

第53回午前:第35問

多発性硬化症に対する作業療法で正しいのはどれか。  

1: MS fatigueに対して、Borg指数15に運動強度を設定する。

2: Uhthoff徴候に対して、室温を25℃以下に設定して運動を行う。

3: 筋力低下に対して、漸増抵抗運動を行う。

4: 視力障害を伴う協調性運動障害に対して、Frenkel体操を行う。

5: 有痛性強直性けいれんに対して、他動的関節可動域運動を行う。

  • 答え:2
  • 解説:多発性硬化症(MS)は中枢神経系の慢性炎症性脱髄疾患であり、症状は病変部位によって異なる。作業療法では、症状に応じた適切な運動や環境設定が重要である。
  • Borg指数15は「きつい」レベルであり、MS患者にとって運動強度が高すぎる。MS fatigueに対しては、運動負荷量を低めにして休息を入れながら作業療法を行うべきである。
  • Uhthoff徴候は体温上昇に伴って神経障害が悪化し、体温低下により元に戻る現象である。MSでは温熱療法は禁忌であり、室温を25℃以下に設定して運動することは体温上昇を抑える点で適切である。
  • 筋力低下に対しては、低負荷での筋力維持運動を行うべきである。漸増抵抗運動は瞬発力を高めることを目的に抵抗負荷を高めて筋力増強を目指す練習方法であり、MS患者には適さない。
  • Frenkel体操は協調運動障害に対する反復体操であり、遮断された深部感覚受容器からの信号に対して「視覚による代償」を行わせる。しかし、視覚障害を伴う場合は適さない。
  • 有痛性強直性けいれんは、自動または他動的に下肢を曲げる刺激が発作を誘発し、痛みや痺れを伴って一側あるいは両側下肢が強直発作を示す。他動的関節可動域運動は、有痛性強直性けいれんを誘発することがあるため適さない。
  • 科目:神経筋疾患
  • 重要度:プレミアム特典
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第41回午前:第79問

多発性硬化症の理学療法で適切でないのはどれか。2つ選べ。 ア.痙縮に対する寒冷療法イ.10 RMの筋力強化訓練ウ.温水プールでの歩行訓練エ.トレッドミルによる平地歩行訓練オ.運動失調に対するPNF  

1: ア

2: イ

3: ウ

4: エ

5: オ