精神促健及び精神障害者福祉に関する法律(精神保健福祉法)が規定する入院形態で誤っているのはどれか。
1: 措置入院は市町村長の許可が必要になる。
2: 任意入院は本人の同意に基づき入院する。
3: 医療保護入院は保護者の同意が必要になる。
4: 医療保護入院は精神保健指定医の診察が必要である。
5: 患者が未成年者の場合には親権を行う者が保護者になる。
通所リハビリテーションで正しいのはどれか。
1: 他の利用者との交流が少ない。
2: 利用者は主に要介護認定を受けた高齢者である。
3: 家族の身体的・精神的負担の軽減が主目的である。
4: 利用者150名に対し1名の理学療法士の配置が必要である。
5: 日常生活の自立を助けるために必要なリハビリテーションを行う。
通常の事業所に雇用されることが困難な精神障害者のための社会資源はどれか。
1: 精神障害者地域生活援助事業
2: 精神障害者生活訓練施設
3: 精神障害者福祉ホーム
4: 精神障害者社会適応訓練事業
5: 精神障害者居宅介護等事業
正しいのはどれか。
1: 障害はICD(International Classification of Diseases)で分類される。
2: 能力低下(能力障害)とは社会レベルの障害である。
3: QOLとは主観的満足度を意味する。
4: ノーマライゼーションとは身体機能の正常化である。
5: ユニバーサル・デザインでは障害の有無にかかわらず使用可能な製品を目指す。
転換性障害のため歩行障害がみられる患者への作業療法で優先すべきなのはどれか。
1: 住宅環境の整備を進める。
2: 廃用性機能障害を予防する。
3: 無意識の葛藤についての洞察を促す。
4: 難易度の高い作業への挑戦を勧める。
5: 器質的な原因との矛盾点に直面させる。
厚生省「障害老人の日常生活自立度(寝たきり度)判定基準」について誤っているのはどれか。
1: ランクJは、何らかの障害を有するが、日常生活はほぼ自立しており独力で外出する。
2: ランクAは、屋内での生活はおおむね自立しているが、介助なしに外出はしない。
3: ランクBは、屋内での生活は何らかの介助を要し、日中もベッド上での生活が主体であるが座位を保つ。
4: ランクCは、一日中ベッド上で過ごし、排泄、食事、着替において介助を要する。
5: 各ランクは知的障害の有無により2つに分かれる。
特別支援教育について正しいのはどれか。
1: 軽度知的障害は対象とならない。
2: 特別支援学級は10名以上で編成する。
3: 一人一人の障害レベルによらず標準的な指導を行う。
4: 注意欠如・多動性障害は通級による指導の対象である。
5: 広汎性発達障害(自閉スペクトラム症)は知的障害を伴う場合のみ対象となる。
障害老人の日常生活自立度判定基準の内容とランクとの組合せで正しいのはどれか。
1: 介助があれば外出する。 — ランクJ1
2: 座位を保つことができる。 — ランクC1
3: 交通機関を利用して外出する。 — ランクJ2
4: ベッド上の生活が主体である。 — ランクA1
5: 介助によって車椅子に移乗する。 — ランクB2
地域包括ケアシステムに関する説明で適切なのはどれか。2つ選べ。
1: 2020年を目途に整備を進めている。
2: 地域差をなくし、画一的なシステムを構築することを目的としている。
3: 障害者福祉センターはこのシステムの中核的機関として設置されている。
4: 住まい・医療・介護・予防・生活支援の一体的な提供を目的としている。
5: NPO、ボランティア、民間企業等の多様な事業主体が参画するシステムである。
精神科デイケアについて正しいのはどれか。
1: 学童も対象になる。
2: 保険診療の対象ではない。
3: 在宅高齢者は対象ではない。
4: グループホーム利用者は対象ではない。
5: 対象疾患で最も多いのは認知症である。
精神障害者の社会適応訓練事業で正しいのはどれか。
1: 通所授産施設で行う。
2: 期間は3か月である。
3: 事業所に委託する。
4: 職業訓練を行う。
5: 実施主体は国である。
介護保険について正しいのはどれか。
1: 要介護認定の申請は都道府県に対して行う。
2: 65歳未満では給付を受けられない。
3: 要介護認定には主治医意見書が必要である。
4: 要介護状態区分等は要支援と要介護を合わせて6段階ある。
5: ケアプランを作成できるのはケアマネジャーのみである。
高齢障害者の作業療法で適切でないのはどれか。
1: 身体機能だけでなく、認知機能や生活習慣を把握する。
2: 病前の趣味に関連した作業を選択する。
3: 傾眠がみられたら、睡眠状況や脱水の有無を確認する。
4: 白内障では、できるだけ日光の当たる場所で作業を行う。
5: 日常生活の中で役割を持てるような作業を指導する。
障害者プラン(ノーマライゼーション7か年戦略)の施策をすすめる基本的な視点として適切でないのはどれか。
1: 社会的自立を促進する。
2: バリアフリー化を促進する。
3: 生活の質の向上を目指す。
4: 安全な暮らしを確保する。
5: 経済的保護を推進する。
介護保険制度について正しいのはどれか。
1: 財源は全て公費で負担される。
2: 都道府県の担当部署に申請する。
3: 利用者は自由に事業者を選定できる。
4: 第二号被保険者の対象年齢は65歳以上である。
5: 介護度は介護認定審査会の1次判定で決定される。
障害老人の日常生活自立度(寝たきり度)ランクJ、認知症性老人の日常生活自立度ランクIIIの高齢障害者に対する在宅介護のアセスメントで優先度が低いのはどれか。
1: 医学的急変時の対応
2: 玄関の戸締りの方法
3: 台所の火の後始末
4: 電動三輪車の操作
5: デイケアの利用
介護予防における二次予防事業について正しいのはどれか。
1: 介護予防に関するボランティアを養成する。
2: 基本チェックリストによって対象者を決定する。
3: 要支援認定者を対象に運動機能向上教室を開催する。
4: 居宅を訪問し要介護度改善のための理学療法を行う。
5: 介護予防に関するパンフレットによる啓発活動を行う。
国際生活機能分類(ICF)の特徴で適切でないのはどれか。
1: 「生活機能と障害」は健康状態と背景因子との相互作用と考える。
2: 「医学モデル」と「統計モデル」の統合に基づいている。
3: 構成要素は肯定的・否定的の両方の用語で表現できる。
4: 医療福祉の専門家と障害者団体が関わって作成された。
5: すべての人が対象になる。
ノーマライゼーションで誤っているのはどれか。
1: 障害者の自立
2: 質の高い生活の実現
3: 社会的理解の促進
4: 疾病の治癒
5: 自己決定権
介護保険制度で正しいのはどれか。
1: 第1号被保険者は40~64歳までが該当する。
2: 要介護認定の申請は都道府県に対して行う。
3: 要介護認定の判定の際、主治医意見書は必要ない。
4: 介護支援専門員は介護サービス計画を作成する。
5: 要支援1では地域密着型介護予防サービスの給付はない。