第40回午後第63問の類似問題

第50回午前:第39問

国際生活機能分類(ICF)の特徴で適切でないのはどれか。  

1: 「生活機能と障害」は健康状態と背景因子との相互作用と考える。

2: 「医学モデル」と「統計モデル」の統合に基づいている。

3: 構成要素は肯定的・否定的の両方の用語で表現できる。

4: 医療福祉の専門家と障害者団体が関わって作成された。

5: すべての人が対象になる。

第53回午前:第22問

国際疾病分類ICD-10について正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 作成したのはWHOである。

2: 障害の階層性を表している。

3: 生活モデルに基づく分類である。

4: 精神障害に特化した分類である。

5: 我が国の死因統計はこの分類に準拠している。

  • 答え:1 ・5
  • 解説:国際疾病分類ICD-10は、世界保健機関(WHO)が作成した疾病や健康問題の分類システムであり、各国の死因統計などに使用されている。
  • 正しい。ICD-10は世界保健機関(WHO)が作成した国際的な疾病分類システムである。
  • 間違い。ICD-10は疾病や健康問題の分類システムであり、障害の階層性を表すものではない。
  • 間違い。ICD-10は疾病や健康問題の分類システムであり、生活モデルに基づく分類ではない。
  • 間違い。ICD-10は疾病や健康問題全般を対象とした分類システムであり、精神障害に特化した分類ではない。精神障害に特化した分類は、例えばDSM(Diagnostic and Statistical Manual of Mental Disorders)がある。
  • 正しい。日本を含む多くの国では、ICD-10に基づいて分類されたデータをもとに、死因統計を公表している。
  • 科目:基礎作業療法学・作業療法管理学
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第45回午後:第82問

国際生活機能分類(ICF)で正しいのはどれか。  

1: 対象範囲を障害者としている。

2: 参加制約という用語は使用しない。

3: 環境因子は生活機能に大きく影響する。

4: 活動とは生活へのかかわりあいを指す。

5: 病因論的な枠組みから健康状態を分類している。

第51回午後:第82問

ICFについて正しいのはどれか。  

1: 障害の分類である。

2: 活動は個人因子の1つである。

3: 参加は環境因子の1つである。

4: 機能障害という用語は使用されない。

5: 参加とは生活場面への関わりのことである。

第57回午前:第21問

ICFで正しいのはどれか。  

1: ICD-10と相互補完的な関係がある。

2: 社会経済的要因による健康を範囲とする。

3: 2015年に世界保健機関で承認されている。

4: 生活機能は個人因子と環境因子が含まれる。

5: 生活機能の肯定的側面を表すことはできない。

  • 答え:1
  • 解説:ICF(国際生活機能分類)は、健康状態に関連する生活機能と障害を分類するもので、ICD-10(国際疾病分類第10版)と相互補完的な関係がある。ICFは、2001年に世界保健機関で承認され、生活機能の肯定的側面も表すことができる。
  • 選択肢1は正しいです。ICFはICD-10と相互補完的な関係があり、健康状態(病気、変調、傷害など)はICD-10によって分類され、それに関連する生活機能と障害はICFによって分類されます。
  • 選択肢2は間違いです。ICFは健康状態に関連する生活機能と障害を分類するものであり、社会経済的要因による健康とは無関係な状況については扱わない。
  • 選択肢3は間違いです。ICFは2001年5月に第54回世界保健機関(WHO)総会で採択されたものであり、2015年ではない。
  • 選択肢4は間違いです。生活機能は、個人因子と環境因子とは別に、心身機能・身体構造、活動、参加の3レベルのうち、活動に分類される。
  • 選択肢5は間違いです。ICFは生活機能の肯定的側面を表すことができる。これにより、健康状態に関連する生活機能の向上や障害の軽減を評価することが可能です。
  • 科目:基礎作業療法学・作業療法管理学
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第54回午前:第39問

ICFで正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: すべての人に関する分類である。

2: 環境因子は障害の程度とは関係がない。

3: 生活機能の肯定的側面を表すことはできない。

4: 分類された構成要素には評価点を付与できる。

5: 個人因子は共通スケールを用いて量的に判定できる。

  • 答え:1 ・4
  • 解説:ICF(国際生活機能分類)は、すべての人に関する分類であり、生活機能や障害の様々な構成要素を評価することができる。環境因子や個人因子も考慮されるが、個人因子は共通スケールで判定することは困難である。
  • 正しい。ICFはすべての人に関する分類であり、健康状態や障害の程度に関わらず、生活機能や障害の様々な構成要素を評価することができる。
  • 間違い。環境因子は、生活機能と障害の全ての構成要素に影響を及ぼす。環境因子は障害の程度と関係があり、その影響は個々の状況によって異なる。
  • 間違い。ICFでは、各構成要素は肯定的と否定的の両方の用語から表現が可能である。つまり、生活機能の肯定的側面も表すことができる。
  • 正しい。ICFでは、各構成要素はカテゴリーコードを選び、それに評価点をつけることによって記載される。これにより、生活機能や障害の様々な構成要素を評価することができる。
  • 間違い。個人因子は個人の人生や生活の特別な背景であり、健康状態や健康状況以外のその人の特徴からなるため、共通のスケールを用いて判定することは困難である。
  • 科目:基礎作業療法学・作業療法管理学
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第51回午前:第39問

ICFで正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: すべての人に関する分類である。

2: 環境因子は障害の程度とは関係がない。

3: 生活機能の肯定的側面を表すことはできない。

4: 分類された構成要素には評価点を付与できる。

5: 個人因子は共通スケールを用いて量的に判定できる。

第41回午後:第68問

国際障害分類(ICIDH)と国際生活機能分類(ICF)で誤っているのはどれか。  

1: ICIDHとICFはWHOによって発表された。

2: ICIDHの機能・形態障害にはICFの心身機能・身体構造が対応する。

3: ICIDHの能力低下にはICFの活動が対応する。

4: ICIDHの社会的不利にはICFの参加が対応する。

5: ICIDHの背景因子にはICFの環境因子が対応する。

第43回午後:第66問

国際生活機能分類(ICF)で正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: ICDの後継分類として生まれた。

2: 活動とは課題や行為の個人による遂行のことである。

3: 個人因子は環境因子の一つである。

4: 活動と参加の領域は単一のリストとして示されている。

5: 能力とはある課題や行為を遂行する個人の実行状況を表す。

第56回午後:第21問

ICFで正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 各構成要素は相互に関連している。

2: 障害を有した人のみが対象である。

3: ICFコアセットでは全コードを評価する。

4: ライフスタイルは環境因子の1つである。

5: 活動と参加の第一評価点は実行状況を表す。

第55回午前:第49問

ノーマライゼーションで正しいのはどれか。  

1: 障害者の隔離

2: 心身機能の正常化

3: 身体構造の正常化

4: 障害により受ける差別の解消

5: 大規模施設(コロニー)への入所推進

第53回午後:第21問

障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律〈障害者総合支援法〉について正しいのはどれか。  

1: 障害程度区分が示されている。

2: 難病は障害者の範囲に含まれている。

3: 在宅介護の対象に精神障害は含まない。

4: 実施主体は都道府県に一元化されている。

5: 電動車椅子は日常生活用具支給の対象となる。

  • 答え:2
  • 解説:障害者総合支援法は、障害の有無に関わらず人々が住み慣れた地域で生活するための、日常生活や社会生活の総合的な支援を目的とした法律である。難病などがあり、症状の変化などにより身体障害者手帳を取得できないが一定の障害がある18歳以上の人は、障害者総合支援法による支援の対象となる。
  • 選択肢1は間違いです。障害者総合支援法では、障害程度区分を改めて「障害支援区分」とし、障害のある人それぞれの生活環境をふまえ、支援の種類と度合いを測る。支援区分は7段階(支援の必要性が高いほうから6・5・4・3・2・1)で、支援の必要性が最も低い場合は「非該当」となる。
  • 選択肢2は正しいです。難病などがあり、症状の変化などにより身体障害者手帳を取得できないが一定の障害がある18歳以上の人は、障害者総合支援法による支援の対象となる。
  • 選択肢3は間違いです。障害者総合支援法では、統合失調症、精神作用物質による急性中毒、またはその依存症、知的障害、精神病質などの精神疾患を持つ人は、在宅介護を含めて支援対象となる。
  • 選択肢4は間違いです。障害者総合支援法の地域生活支援事業では、市町村と都道府県との役割分担が明確化された。
  • 選択肢5は間違いです。電動車椅子は障害者総合支援法による補装具費支給制度の対象である。
  • 科目:基礎作業療法学・作業療法管理学
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第40回午後:第64問

正しいのはどれか。  

1: 麻痺の回復段階は通常、間隔尺度で記述される。

2: ADLは通常、順序尺度で評価される。

3: 主観的疲労度は通常、名義尺度で評価される。

4: 評価尺度の妥当性は、検者間の一致度で示される。

5: 評価尺度の信頼性は、変化の検出感度で示される。

第45回午前:第45問

国際生活機能分類(ICF)に基づく活動と参加の評価で正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 「態度」は評価項目に含まれる。

2: 「支援と関係」は評価項目に含まれる。

3: d(domain)で始まるコードで分類される。

4: 「能力」は標準的な生活機能レベルを示す。

5: 「実行状況」は個人が現在の環境で行っている活動や参加を示す。

第42回午後:第66問

国際生活機能分類(ICF)の用語で誤っているのはどれか。  

1: 心身機能・身体構造は心身の生理的・解剖学的状態を示す。

2: 活動とは個人が行う課題または行為の遂行状況を示す。

3: 参加とは障害部位の日常生活での利用状況を示す。

4: 環境因子とは個人に影響している物理的・社会的状況をさす。

5: 個人因子とは個人的特徴で生活機能と障害に影響する因子をさす。

第43回午前:第54問

国際生活機能分類(ICF)の活動制限に対するアプローチとして正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: ミルウォーキー装具装着

2: 障害筋の筋力増強

3: 利き手交換

4: 関節可動域拡大

5: 車椅子の練習

第42回午後:第68問

ノーマライゼーションで誤っているのはどれか。  

1: 障害者の自立

2: 質の高い生活の実現

3: 社会的理解の促進

4: 疾病の治癒

5: 自己決定権