第50回午後第30問の類似問題

第34回午後:第22問

筋生理について誤っているのはどれか。  

1: 赤筋は白筋に比べて長時間にわたる収縮が可能である。

2: 筋質量の75%は蛋白質である。

3: 神経筋接合部での興奮の伝達は神経から筋への一方向である。

4: 活動電位は筋収縮に先行して発生する。

5: 乳酸の蓄積は筋疲労の化学的原因である。

第56回午後:第12問

運動失調が認められる患者に対し、体幹回旋筋の同時収縮による座位姿勢安定性向上を目的として、図に示す運動を行った。この運動はどれか。 

56_1_12

1: コントラクト・リラックス〈contract-relax〉

2: スローリバーサル

3: ホールド・リラックス

4: リズミック・スタビリゼーション

5: リピーテッドコントラクション〈repeated contraction〉

第34回午前:第72問

作業種目と目的との組合せで正しいのはどれか。  

1: かんなの使用-回内回外運動の改善

2: かぎ針編み-手関節屈筋群の伸張

3: 銅板打出し-手指の筋力強化

4: 粘土細工の押しのべ-握り動作の改善

5: サンディング-手指の協調運動の獲得

第42回午前:第98問

筋の他動的持続伸張で誤っているのはどれか。  

1: 手指屈筋群は手関節掌屈位で行う。

2: 手関節屈筋群は前腕回外位で行う。

3: 腸腰筋は対側の股関節屈曲位で行う。

4: 大腿直筋は股関節伸展位で行う。

5: 腓腹筋は膝関節伸展位で行う。

第46回午前:第62問

正しいのはどれか。  

1: 腓腹筋の神経支配比は外眼筋よりも小さい。

2: 1つの運動単位に属する筋線維は同期して興奮する。

3: γ運動ニューロンは運動単位の構成要素の1つである。

4: 遅筋の支配神経線維の径は速筋の支配神経線維よりも太い。

5: 大径の脊髄前角細胞は小径の細胞よりも弱い筋収縮力で興奮する。

第34回午後:第38問

運動単位について正しいのはどれか。  

1: 運動単位には求心性線維が含まれる。

2: 同じ筋肉内では小さな運動単位は持久性に優れる。

3: 随意運動時には大きな運動単位ほど先に活動を始める。

4: 同じ筋肉内では筋線維のタイプは同じである。

5: 発射頻度は200~500回/秒である。

第40回午前:第90問

筋萎縮性側索硬化症の理学療法で誤っているのはどれか。  

1: フレンケル体操

2: 起居動作の練習

3: 杖や自助具の使用

4: 変形・拘縮の予防

5: 胸郭可動域訓練

第35回午前:第82問

機能的電気刺激の目的で適切でないのはどれか。  

1: 萎縮筋の筋力増強

2: 正常筋の筋力増強

3: 痙縮の抑制

4: 末梢循環の改善

5: 疼痛の除去

第49回午前:第63問

運動単位について正しいのはどれか。  

1: 運動単位には求心性線維が含まれる。

2: 活動電位の発射頻度は200回/秒を超える。

3: 精密な働きをする筋では神経支配比が大きい。

4: 同じ運動単位の筋線維は同一の筋線維タイプからなる。

5: 筋を徐々に収縮すると大きな運動単位が先に活動を始める。

第35回午前:第75問

デュシェンヌ型筋ジストロフィーの理学療法について正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 近位筋の筋力増強訓練は避ける。

2: 股関節と膝関節の屈曲拘縮の予防・改善が重要である。

3: 立位・歩行時の尖足は膝を安定させる作用がある。

4: 立位・歩行時の腰椎前弯はバランスを崩す原因となる。

5: 歩行時の上半身の左右の振れの原因は背筋の筋力低下である。

第42回午後:第84問

筋萎縮性側索硬化症で適切なのはどれか。  

1: 筋の圧痛

2: 筋線維束攣縮の存在

3: 近位筋優位の筋萎縮

4: 筋電図の低振幅電位

5: 筋生検上、顕著な壊死線維の存在

第45回午後:第74問

正しいのはどれか。  

1: 一次運動野は筋緊張の調整に関与する。

2: 運動前野は記憶に基づいた連続運動に関与する。

3: 補足運動野は視覚情報を運動に変換する。

4: 大脳基底核は運動時の感覚情報を中継する。

5: 小脳は無意識的な運動スキルの習得に関与している。

第46回午後:第72問

正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 腸骨大腿靱帯は股関節外旋を制限する。

2: 坐骨大腿靱帯は股関節屈曲を制限する。

3: 小殿筋の収縮は股関節外旋を制限する。

4: 半膜様筋の収縮は膝関節内旋を制限する。

5: 大腿二頭筋の収縮は膝関節屈曲を制限する。

第34回午前:第53問

デュシェンヌ型筋ジストロフィーステージ7(厚生省筋萎縮症研究班の機能障害度分類による)の理学療法で誤っているのはどれか。2つ選べ。 ア.漸増抵抗運動イ.関節可動域訓練ウ.呼吸訓練エ.座位保持装置による側弯予防オ.装具を用いた歩行訓練  

1: ア

2: イ

3: ウ

4: エ

5: オ

第45回午前:第27問

関節運動とそれを制限する靱帯との組合せで正しいのはどれか。  

1: 肩鎖関節回旋 − 烏口肩峰靱帯

2: 脊椎の伸展 − 後縦靱帯

3: 股関節伸展 − 大腿骨頭靱帯

4: 膝関節伸展 − 膝前十字靱帯

5: 足関節内がえし − 三角靱帯

第44回午前:第95問

筋力について正しいのはどれか。  

1: 徒手筋力テストは筋パワーをみる。

2: 最大筋力は筋断面積と相関する。

3: 最大筋力は関節角度の影響を受けない。

4: 最大筋力は心理的興奮の影響を受けない。

5: 筋力強化の目的は筋線維数の増加である。

第35回午後:第23問

誤っているのはどれか。  

1: 一つの運動単位は1個の脊髄前角細胞とそれに支配される筋線維群から成る。

2: 筋肉は収縮速度が増加すると張力が減少する。

3: 1本の運動神経が何個の筋線維を支配しているかを神経支配比という。

4: 一般に神経支配比は精緻な働きをする指、舌などの筋ほど大きい。

5: 運動神経のインパルスが軸索終末部に達すると、アセチルコリンが放出される。

第47回午後:第30問

高齢者の筋力について誤っているのはどれか。  

1: 筋断面積は経年的に減少する。

2: 上肢よりも下肢の筋力低下が大きい。

3: 筋力強化によって筋線維の肥大が期待できる。

4: タイプII線維よりもタイプI線維の萎縮が優位である。

5: 筋力強化の初期効果は動員される運動単位が増加することによる。

第53回午後:第29問

筋萎縮性側索硬化症について正しいのはどれか。  

1: 感覚障害が出現する。

2: 筋の線維束攣縮はない。

3: 針筋電図で多相波は出ない。

4: 脊髄前角細胞の障害はない。

5: 上位運動ニューロンは障害される。

  • 答え:5
  • 解説:筋萎縮性側索硬化症(ALS)は、上位運動ニューロンと下位運動ニューロンの両方が障害される神経変性疾患であり、筋力低下や筋線維束攣縮、痙性麻痺、球麻痺症状などが現れる。
  • 感覚障害は筋萎縮性側索硬化症(ALS)の陰性症状の一つではあるが、主な症状ではないため、この選択肢は正しくない。
  • 筋の線維束攣縮は筋萎縮性側索硬化症(ALS)の主な症状の一つであり、この選択肢は誤りである。
  • 針筋電図では、筋萎縮性側索硬化症(ALS)では高振幅電位や多相性電位が出現するため、この選択肢は正しくない。
  • 筋萎縮性側索硬化症(ALS)では、脊髄前角細胞を中心とする下位運動ニューロンの変性脱落が見られるため、この選択肢は誤りである。
  • 筋萎縮性側索硬化症(ALS)は上位運動ニューロン障害と下位運動ニューロン障害の両者を示す疾患であるため、この選択肢が正しい。
  • 科目:神経筋疾患
  • 重要度:プレミアム特典
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第39回午前:第72問

手術と等張性筋力増強訓練の対象となる筋との組合せで誤っているのはどれか。  

1: 人工股関節置換術-股内転筋群

2: 人工膝関節置換術-大腿四頭筋

3: 肩腱板再建術-三角筋

4: 足関節外側靱帯再建術-長・短腓骨筋

5: 大腿骨頸部外側骨折内固定術-中殿筋