第50回午後第30問の類似問題

第42回午前:第79問

肩関節周囲炎で正しいのはどれか。  

1: 早期から筋萎縮が見られる。

2: 拘縮の強い例でも肩甲上腕リズムは保たれている。

3: 結髪に比べ結帯動作は制限されにくい。

4: 滑車訓練は三角筋の筋力強化を目的とする。

5: Codman体操は慣性モーメントを利用して行う。

第45回午後:第28問

関節リウマチ患者の上肢の筋力と関節運動とで正しいのはどれか。  

1: 鉄アレイを用いて抵抗をかける。

2: 抵抗運動は関節内圧を下降させる。

3: 等尺性運動によって筋力を維持する。

4: 手関節伸展によって手内筋を強化する。

5: 関節運動によって関節内温度は低下する。

第43回午後:第48問

運動処方で誤っているのはどれか。  

1: 等張性運動は等尺性運動よりも収縮期血圧の上昇が少ない。

2: 代謝当量(METs)は安静臥位での酸素摂取量を基準にしている。

3: Hugh-Jones分類のII度では階段を上ると息切れが起こる。

4: 最大運動負荷試験では運動終点(エンドポイント)まで負荷を加える。

5: 嫌気性代謝閾値(AT)は最大酸素摂取量の約60%である。

第42回午前:第95問

心筋梗塞患者の急性期リハビリテーションで正しいのはどれか。  

1: 寒冷昇圧テストを行う。

2: 等尺性収縮運動を行う。

3: ギャッチアップ座位から開始する。

4: 心拍数100/分以上では運動を中止する。

5: 排便訓練は差し込み便器で行う。

第52回午前:第72問

股関節の運動とそれに作用する筋の組合せで正しいのはどれか。  

1: 屈曲――――梨状筋

2: 伸展――――大腰筋

3: 内転――――薄筋

4: 内旋――――上双子筋

5: 外旋――――半腱様筋

第35回午後:第22問

筋収縮について誤っているのはどれか。  

1: 収縮によって熱を産生する。

2: 収縮のエネルギー源はATPである。

3: 滑り説(sliding theory)で説明される。

4: 筋長が変化しても発生する張力は等しい。

5: 筋の発生する張力は断面積に比例する。

第36回午後:第43問

正しいのはどれか。  

1: 頭部の重心は環椎後頭関節の前方にある。

2: 腹筋の活動は腰椎前弯を増大する。

3: 立位時に股関節のY靭帯は弛緩する。

4: 安静立位時に大腿直筋は持続的に活動する。

5: 立位の重心線は膝蓋骨前面を通る。

第55回午後:第38問

他の筋への影響を最小限にして伸張運動を行う場合、伸張筋と運動方向の組合せで適切なのはどれか。  

1: 薄筋―――――――股関節伸展位、膝関節屈曲位で股関節外転

2: 中間広筋―――――股関節伸展位・内外旋中間位で膝関節屈曲

3: ヒラメ筋―――――膝関節伸展位、足部内外反中間位で足関節背屈

4: 三角筋前部――――肩関節内外旋中間位、肘関節伸展位で肩関節伸展

5: 長橈側手根伸筋――肘関節伸展位、前腕回内位、手関節尺屈位で掌屈

第48回午後:第40問

運動学習の転移が関係していると考えられるのはどれか。  

1: ゆっくりした歩行を練習した後に速い歩行が改善した。

2: 温熱療法で痙縮を軽減させた後に階段昇降動作が改善した。

3: 片麻痺患者にCI療法を行った後に麻痺側上肢の機能が向上した。

4: 椅子からの立ち上がり練習を行った後に下肢伸筋群の筋力が向上した。

5: ハムストリングスを徒手的に伸張した後にプッシュアップ動作が改善した。

第57回午後:第11問

治療前後の心電図を示す。治療の作用として正しいのはどれか。 

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1: 不応期の短縮

2: 心収縮力の増強

3: 房室間の伝導の抑制

4: 洞房結節の脱分極促通

5: 心室筋の活動電位持続時間の延長

第56回午前:第41問

関節リウマチに対する運動療法で正しいのはどれか。  

1: 活動期では関節可動域運動は行わない。

2: 環軸椎亜脱臼では頸椎可動域運動を行う。

3: 関節強直では関節可動域運動を行う。

4: 等尺性運動で筋力を維持する。

5: ムチランス変形では他動運動を行う。

第34回午前:第73問

作業種目と目的との組合せで誤っているのはどれか。  

1: 足踏み式織機-体幹を含む粗大運動

2: 土練り-肩甲帯の下制と肘伸展の相互的強化

3: 切り絵-上肢帯と手指の巧緻性向上

4: マクラメ-手内在筋の筋力強化

5: 木 工-全身の筋力増加と構成能力の向上

第47回午後:第6問

右下肢筋の伸張運動を行う際に、運動方法と伸張される筋の組合せで正しいのはどれか。  

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第54回午前:第62問

骨格筋の筋収縮で正しいのはどれか。  

1: 筋小胞体にはNa+を貯蔵している。

2: 活動電位は筋収縮に遅れて発生する。

3: Ca2+が筋小胞体に取り込まれると筋収縮が起こる。

4: ミオシン頭部の角度が戻るときにATPの加水分解が起こる。

5: 神経筋接合部での興奮の伝達は神経と筋との間で双方向性である。

第36回午前:第64問

正しいのはどれか。  

1: 深指屈筋を伸張するためには、手関節掌屈位で指関節を伸展する。

2: 円回内筋を伸張するためには、肘屈曲位で前腕を回外する。

3: 大腿筋膜張筋を伸張するためには、股伸展位で内転・外旋する。

4: 大腿直筋を伸張するためには、股屈曲位で膝を十分に屈曲する。

5: ハムストリングスを伸張するためには、股伸展位で膝関節を伸展する。

第49回午前:第43問

全身持久力トレーニングを主体とした運動療法を中止すべき状態はどれか。  

1: 心拍数が100/分以上となる。

2: 収縮期血圧が150 mmHg以上となる。

3: 心拍数が安静時から20/分以上増加する。

4: 拡張期血圧が安静時から20 mmHg以上増加する。

5: 収縮期血圧が安静時から30 mmHg以上増加する。

第38回午後:第43問

正しいのはどれか。  

1: 前十字靱帯は膝伸展で弛緩する。

2: 内側側副靱帯は膝伸展で弛緩する。

3: 大腿直筋は膝伸展と股屈曲の作用がある。

4: 大腿筋膜張筋は膝屈曲位で下腿内旋作用がある。

5: 大腿二頭筋は膝屈曲と下腿内旋の作用がある。

第57回午後:第36問

全身持久力トレーニングの効果で正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 最大心拍出量は減少する。

2: 末梢血管抵抗は増加する。

3: 最大酸素摂取量は増加する。

4: 同じ運動強度での換気量は減少する。

5: 嫌気性代謝閾値が出現する運動強度が低下する。

第49回午後:第72問

筋と体幹の運動の組合せで正しいのはどれか。  

1: 外腹斜筋 ― 同側への回旋

2: 最長筋 ― 伸展

3: 腹横筋 ― 側屈

4: 腹直筋 ― 伸展

5: 腰方形筋 ― 屈曲

第54回午前:第72問

膝関節の運動で正しいのはどれか。  

1: 側副靱帯は屈曲時に緊張する。

2: 関節包の後面は前面に比べて伸縮性が高い。

3: 半月板の内外縁とも遊離して可動性に関与する。

4: 大腿骨の脛骨上の転がり運動は、屈曲最終域までみられる。

5: 大腿骨の脛骨上の転がり運動は外側顆部の方が内側顆部より大きい。

  • 答え:5
  • 解説:膝関節の運動に関する正しい選択肢は、大腿骨の脛骨上の転がり運動が外側顆部の方が内側顆部より大きいという選択肢5です。他の選択肢は、膝関節の構造や運動に関する誤った情報を含んでいます。
  • 選択肢1は間違いです。膝関節の外側側副靱帯は、膝関節伸展、内転、外旋、内旋時に緊張し、内側側副靱帯は、膝関節伸展、外転、外旋、内旋時に緊張します。屈曲時に緊張するという記述は誤りです。
  • 選択肢2は間違いです。膝関節包の後面は、前面に比べて伸縮性が低いです。関節包の前面は薄く、伸縮性に富むのに対し、後面は強靱で、弾力性に乏しい靱帯組織で補強されています。
  • 選択肢3は間違いです。膝関節の外側半月板は、外縁が厚く関節包、半膜様筋に付着し、内縁は薄く遊離しています。しかし、半月板の内外縁が両方とも遊離しているという記述は誤りです。
  • 選択肢4は間違いです。膝関節を完全伸展位から屈曲する際、大腿骨の脛骨上の転がり運動は、屈曲初期にみられます。屈曲の最終域では、滑り運動のみとなります。
  • 選択肢5は正しいです。大腿骨の関節面は、外側顆のほうが内側顆よりも短いため、その距離を補うために大腿骨の脛骨上の転がり運動の要素は、外側顆部の方が内側顆部より大きくなっています。
  • 科目:運動学
  • 重要度:プレミアム特典
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