運動トレーニング効果で正しいのはどれか。
1: インスリン感受性の低下
2: 血中カテコラミン値の増加
3: 拡張期血圧の上昇
4: 1回換気量の低下
5: 1回心拍出量の増加
心拍の変動で正しいのはどれか。
1: 深い吸気時に減少する。
2: 血圧低下で減少する。
3: 静脈還流量増加で増加する。
4: 脳圧の上昇で増加する。
5: 怒りで減少する。
誤っているのはどれか。
1: 心不全の分類としてNYHA分類がある。
2: 右心不全では末梢血管の虚脱が著明となる。
3: 左心不全では左室拡張終期圧が上昇する。
4: 肺高血圧症は右心不全の原因となる。
5: 大動脈弁狭窄は左心不全の原因となる。
急性心筋梗塞で誤っているのはどれか。
1: 喫煙は危険因子である。
2: 不整脈を伴うことが多い。
3: 心電図ではST上昇がみられる。
4: 血中の白血球数の増加がみられる。
5: ニトログリセリンの舌下投与が治療に有効である。
65歳の男性。脳梗塞。急性心不全の合併のため発症後14日目から訓練を開始することになった。訓練開始翌日の歩行訓練中に突然胸痛を訴え、SpO2(経皮的酸素飽和度)が97%から88%まで低下した。病態で最も考えられるのはどれか。
1: 胃痙攣
2: 肺塞栓
3: 喘息発作
4: 低血糖発作
5: 起立性低血圧
運動時の生体反応で正しいのはどれか。
1: 腎血流は増加する。
2: 脳血流は増加する。
3: 冠血流は増加する。
4: 拡張期血圧は低下する。
5: 酸素含有量の動静脈較差は減少する。
慢性閉塞性肺疾患による呼吸性アシドーシスで腎性の代償が起こって、状態が安定している。基準値と比べた場合の動脈血液所見として正しいのはどれか。
1: pH:上昇
2: PaCO2:下降
3: PaO2:上昇
4: HCO3⁻:上昇
5: SaO2:上昇
重症筋無力症で正しいのはどれか。
1: 胸腺の異常を伴うことが多い。
2: Parkinson病より患者数が多い。
3: テンシロン試験で症状が悪化する。
4: 血清クレアチンキナーゼが上昇する。
5: 誘発筋電図の反復刺激試験で振幅の漸増を認める。
呼吸生理について誤っているのはどれか。
1: 呼吸中枢は、吸息中枢と呼息中枢とに分かれている。
2: 血中CO2分圧増加は呼吸を促進させる。
3: 嚥下反射が起こっているときは呼吸が一時止まる。
4: O2の運搬はヘモグロビンが行う。
5: 過換気ではCO2の呼出が多くなり、呼吸性アシドーシスを呈する。
呼吸機能検査、血液ガス検査の結果を示す。この結果の解釈として正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 気道狭窄
2: 肺胞低換気
3: 呼吸性アルカローシス
4: 拡散障害による高二酸化炭素血症
5: 肺コンプライアンスの低下による拘束性換気障害
アドレナリンの作用について誤っているのはどれか。
1: 心拍数の増加
2: 血糖値の上昇
3: 血中遊離脂肪酸の増加
4: 骨格筋の血管拡張
5: 消化管運動亢進
心不全で正しいのはどれか。
1: 左心不全では肝腫大をきたす。
2: 左心不全では頸静脈怒張がみられる。
3: 右心不全では肺動脈圧が上昇する。
4: 右心不全では下腿浮腫がみられる。
5: 脳性ナトリウム利尿ペプチドが低下する。
急性心筋梗塞のためのリハビリテーションプログラムにおいて、厚生省「循環器疾患のリハビリテーションに関する研究」班(平成8年度)に基づいた進行基準の項目でないのはどれか。
1: 心拍数
2: 自覚症状
3: 収縮期血圧
4: 心電図ST変化
5: 経皮的動脈血酸素飽和度
呼吸循環調節系について正しいのはどれか。
1: 頸動脈小体は血中の酸素分圧の低下を感知する。
2: 頸動脈小体は総頸動脈と鎖骨下動脈の分岐部にある。
3: 大動脈弓の圧受容器からの求心路は舌咽神経である。
4: 頸動脈洞の圧受容器からの求心路は迷走神経である。
5: 血中の酸素分圧の低下は化学受容体を介して脊髄に伝えられる。
呼吸状態と病態の組合せで誤っているのはどれか。
1: Cheyne-Stokes(チェイン・ストークス)呼吸 − 気管支喘息
2: Kussmaul(クスマウル)呼吸 − 糖尿病性ケトアシドーシス
3: Biot(ビオー)呼吸 − 髄膜炎
4: 下顎呼吸 − 脳幹障害
5: 起坐呼吸 − 心不全
誤っているのはどれか。
1: 残気量= 全肺気量 - 肺活量
2: 肺活量= 予備呼気量 + 最大吸気量
3: 予備吸気量= 最大吸気量 - 1回換気量
4: 予備呼気量= 全肺気量 - 最大吸気量
5: 機能的残気量= 予備呼気量 + 残気量
脳卒中の早期理学療法で誤っているのはどれか。
1: 上下肢の他動運動は発症当日から可能である。
2: 意識障害がなければ徐々に頭部挙上訓練を行う。
3: 収縮期血圧は100 mmHgを超えないようにする。
4: 脈拍は100/分以下に保つようにする。
5: 悪心などの自覚症状の出現で直ちに中止する。
腎臓の機能で誤っているのはどれか。
1: 血流量は毎分心拍出量の20~25%に相当する。
2: クリアランスは尿量の増加とともに増加する。
3: 糸球体ではろ過が行われる。
4: 近位尿細管では再吸収が行われる。
5: 再吸収は抗利尿ホルモンが関係する。
心拍数が減少するのはどれか。
1: 貧血
2: 脱水
3: 低体温
4: 長期臥床
5: 甲状腺機能亢進
55歳の男性。搬送された病院で急性心筋梗塞と診断された。初期治療として、左冠動脈に対して経皮的冠動脈形成術が施行された。発症後1か月の検査所見では右冠動脈に75%の狭窄が認められ、心肺運動負荷試験中に胸部不快感が認められた。心肺運動負荷試験の結果に基づいて運動処方をする際に最も参考にすべき指標はどれか。
1: 最大換気量
2: 最大酸素摂取量
3: 血圧の変化量
4: 心拍数の変化量
5: 症状出現時の運動強度