痙縮治療について適切なのはどれか。
1: 内服治療は行わない。
2: 温熱療法は禁忌である。
3: 経皮的電気刺激を行う。
4: ボツリヌス毒素療法は上肢には有効ではない。
5: 下肢筋力増強訓練は痙縮を増悪させるので避ける。
薬物依存の患者に対する作業療法の目的でないのはどれか。
1: 退行の促進
2: 身体機能の改善
3: 衝動のコントロール
4: 日常生活能力の改善
5: 心理的耐久力の向上
多発性神経炎の理学療法で適切でないのはどれか。
1: 関節可動域訓練
2: EMGバイオフィードバック療法
3: 知覚再教育
4: スプリント装着
5: 超音波療法
物理療法で禁忌となるのはどれか。
1: ホットパック:心臓ペースメーカー
2: 干渉波:疼痛
3: 赤外線:糖尿病性潰瘍
4: 渦流浴:創傷回復期
5: 低出力レーザー:感覚障害
反射性交感神経性ジストロフィーについて適切でないのはどれか。
1: 外傷や手術が誘因になる。
2: 交感神経系の血管運動機能不全が関与する。
3: 患肢の疼痛、発赤および腫脹がある。
4: 起立性低血圧を伴う。
5: 患肢の関節可動域訓練は愛護的に行う。
二分脊椎の理学療法の目的として適切でないのはどれか。
1: 移動能力の獲得
2: 残存機能の向上
3: 麻痺の回復
4: 拘縮の予防
5: 補装具の使用
低周波刺激で誤っているのはどれか。
1: 筋の発生張力は刺激強度に依存する。
2: 筋収縮には、刺激の持続時間が短いほど強い刺激を必要とする。
3: 正常筋は脱神経筋より順応を起こしやすい。
4: 正常筋の不応期は脱神経筋の不応期より短い。
5: 脱神経筋は正常筋に比べて短い刺激持続時間で反応する。
治療前後の心電図を示す。治療の作用として正しいのはどれか。
1: 不応期の短縮
2: 心収縮力の増強
3: 房室間の伝導の抑制
4: 洞房結節の脱分極促通
5: 心室筋の活動電位持続時間の延長
自律神経について正しいのはどれか。
1: 交感神経刺激は膀胱を収縮させる。
2: 交感神経刺激は心筋の収縮力を低下させる。
3: 副交感神経刺激は消化管運動性を低下させる。
4: 副交感神経刺激は唾液分泌を抑制する。
5: 副交感神経刺激は縮瞳を引き起こす。
脊髄損傷による対麻痺患者に対して立位・歩行練習を行う目的として誤っているのはどれか。
1: 痙縮の減弱
2: 褥瘡の予防
3: 異常疼痛の抑制
4: 骨粗鬆症の予防
5: 消化管運動の促進
脳性麻痺の痙縮の治療として適切でないのはどれか。
1: バクロフェン髄腔内投与療法
2: 筋緊張抑制ギプス療法
3: ステロイド薬経口投与
4: フェノールブロック
5: ボツリヌス療法
副交感神経の興奮によるものはどれか。
1: 瞳孔散大
2: 胆嚢弛緩
3: 消化管蠕動抑制
4: 気管支平滑筋収縮
5: 外生殖器血管収縮
脊髄損傷患者に対する斜面台の使用目的で適切でないのはどれか。
1: 尿排出の促進
2: 骨粗鬆症の予防
3: 沈下性肺炎の予防
4: 起立性低血圧の改善
5: 下肢の浮腫改善
実用性歩行が可能な脳卒中患者に対する維持期理学療法で最も期待できる効果はどれか。
1: 麻痺の重症度の改善
2: 下肢痙縮の改善
3: 感覚障害の改善
4: 持久力の向上
5: 認知症の改善
図は相反抑制を利用して下腿三頭筋の痙縮治療を目的とした電気刺激法である。正しい電極の位置はどれか。
脳卒中片麻痺に対するEMGバイオフィードバック療法で適切でないのはどれか。
1: 重度の弛緩性麻痺が適応となる。
2: 手指伸展機能の回復に用いる。
3: 意識レベルや意欲が影響する。
4: 筋放電量をコントロールする。
5: 音および波形でフィードバックする。
解離性障害の治療として正しいのはどれか。
1: 破壊的行動を許容する。
2: 空想の肥大化について指摘しない。
3: 有害な刺激を無理に取り除かない。
4: 速やかに心的外傷の直面化を図る。
5: 病気と治療について明確に説明する。
末梢神経損傷後の麻痺手の管理で誤っているのはどれか。
1: 機能予後の指標-損傷部遠位刺激での運動誘発電位
2: 神経再生の促進-脱神経筋の充分な伸張
3: 異常感覚の改善-サンドペーパーでの脱感作
4: 過誤神経支配筋の再教育-バイオフィードバックによる分離運動
5: ピンチ動作の機能代償-対立スプリントの利用
温熱の効果でないのはどれか。
1: 鎮痛
2: 鎮痙
3: 浮腫抑制
4: 組織代謝亢進
5: 局所血流量増加
脊髄損傷患者の呼吸に対する理学療法の目的でないのはどれか。
1: 無気肺の予防
2: 肺水腫の予防
3: 横隔膜呼吸の促進
4: 胸郭拘縮発生の予防
5: 気道分泌物の喀出の促進