第42回午前第52問の類似問題

第52回午後:第11問

57歳の男性。筋萎縮性側索硬化症と診断されて3年が経過。四肢や体幹に運動麻痺を生じてベッド上の生活となりADLは全介助。さらに球麻痺症状を認め、安静時も呼吸困難を自覚する。この患者がコミュニケーション機器を使用する際の入力手段として適切なのはどれか。  

1: 舌

2: 手指

3: 口唇

4: 呼気

5: 外眼筋

第39回午前:第5問

発症後2か月の脳卒中右片麻痺患者。上肢ブルンストローム法ステージIV。上肢の伸筋群に随意的な関節運動が認められるようになった。肘伸展を誘発するための治療的活動で適切でないのはどれか。  

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第38回午前:第77問

球麻痺を伴う筋萎縮性側索硬化症の理学療法プログラムで適切でないのはどれか。  

1: 罹患筋の抵抗運動

2: 呼吸・排痰訓練

3: 嚥下指導

4: コミュニケーション手段の獲得

5: 精神心理的サポート

第50回午前:第46問

転換性障害による歩行障害のある患者への対応として適切なのはどれか。  

1: 希死念慮に注意する。

2: 感情の言語化を促す。

3: 歩行障害の受容を促す。

4: 歩行機能への介入は行わない。

5: 葛藤と症状との関係を洞察させる。

第49回午前:第64問

随意運動に関与しないのはどれか。  

1: 小脳

2: 内包

3: 大脳脚

4: 視床下部

5: 中心前回

第37回午前:第18問

45歳の男性。左上下肢のしびれで初発し、視力障害・呼吸困難・四肢麻痺など多彩な症状の寛解と増悪を繰り返した。MRI画像で脳脊髄の白質に多発性・散在性の脱髄斑が認められた。理学療法で適切でないのはどれか。  

1: 関節可動域運動

2: 呼吸理学療法

3: 筋力増強

4: ハバードタンク浴

5: 車椅子指導

第57回午後:第13問

50歳の女性。脳出血後の左片麻痺。発症後2か月経過し、Brunnstrom法ステージ上肢Ⅴ、手指Ⅴであった。図の作業活動のうち、この患者が困難なのはどれか。

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第51回午前:第35問

自助具と病態の組合せで正しいのはどれか。  

1: 透明文字盤 - 片麻痺

2: レバー式水道栓 - 関節リウマチ

3: 足用吸盤付きブラシ - 頸髄完全損傷

4: ソックスエイド - アテトーゼ型脳性麻痺

5: 万能カフ - 進行性筋ジストロフィー

第44回午前:第56問

末梢神経麻痺と治療との組合せで正しいのはどれか。  

1: 後骨間神経麻痺 − 手背橈側の知覚再教育

2: 前骨間神経麻痺 − パーティクル・テクスチャーでの脱過敏療法

3: 正中神経高位麻痺 − テノデーシススプリントでのつまみ動作訓練

4: 正中・尺骨神経麻痺 − Thomasスプリントでの把持動作訓練

5: 尺骨神経低位麻痺 − 環・小指深指屈筋の筋再教育

第35回午前:第33問

図のクッションを使用する疾患で適切なのはどれか。 

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1: 脳卒中片麻痺

2: 頸髄損傷

3: 大腿切断

4: アテトーゼ型脳性麻痺

5: 慢性関節リウマチ

第49回午前:第5問

45歳の男性。脳出血による左片麻痺。Brunnstrom法ステージは上肢Ⅱ、下肢Ⅲ。感覚障害は中等度。非麻痺側機能はおおむね良好。裸足での歩行は可能であるが、安定性が低下し速度も遅い。麻痺側の遊脚相で分回し歩行と強い内反尖足が出現する。立脚中期の膝ロッキングがみられる。この患者に適した装具はどれか。  

1: 長下肢装具

2: 金属支柱付膝装具

3: クレンザック足継手付短下肢装具

4: プラスチック短下肢装具(足継手なし)

5: 靴型装具(長靴)

第56回午前:第36問

腕神経叢損傷について正しいのはどれか。  

1: 上腕骨骨頭の下方偏位が出現する。

2: 分娩麻痺は腕神経叢損傷ではない。

3: 上位型は前腕の回外が可能である。

4: 下位型の麻痺では手指の運動障害はない。

5: 近位引き抜き損傷では交感神経機能障害がある。

第53回午後:第9問

脳卒中機能評価法〈SIAS〉の麻痺側運動機能の評定で2点となるのはどれか。

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第51回午前:第92問

認知症をきたす疾患で脳外科的手術によって認知機能が改善する可能性があるのはどれか。2つ選べ。  

1: Lewy小体型認知症

2: 進行性核上性麻痺

3: 慢性硬膜下血腫

4: Wernicke脳症

5: 正常圧水頭症

第56回午後:第34問

病態と治療法の組合せで正しいのはどれか。  

1: 半側空間無視 ── 遮断除去法

2: 遂行機能障害 ── 自己教示法

3: 注意障害 ── 間隔伸張法

4: 記憶障害 ── 視覚走査法

5: 失語症 ── PQRST法

  • 答え:2
  • 解説:この問題では、病態とそれに対応する治療法の組み合わせを正しく選ぶことが求められています。正しい組み合わせは遂行機能障害と自己教示法です。
  • 半側空間無視は、患者が身体の一側の空間を無視する症状です。遮断除去法はこの症状に対する治療法ではありません。
  • 遂行機能障害は、計画や組織化などの認知機能が低下する症状です。自己教示法は、患者が自分自身に指示を出すことで認知機能を改善する治療法であり、遂行機能障害に対する適切な治療法です。
  • 注意障害は、患者が集中力を維持できない症状です。間隔伸張法はこの症状に対する治療法ではありません。
  • 記憶障害は、患者が新しい情報を記憶したり、過去の情報を思い出すことが困難な症状です。視覚走査法はこの症状に対する治療法ではありません。
  • 失語症は、言語機能の障害により、話す、理解する、読む、書く能力が低下する症状です。PQRST法は、記憶の支援方法であり、失語症に対する治療法ではありません。
  • 科目:脳血管疾患
  • 重要度:プレミアム特典
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第40回午前:第67問

アテトーゼ型脳性麻痺の理学療法で誤っているのはどれか。  

1: 姿勢筋緊張の調節

2: 原始反射抑制肢位の保持

3: 重錘バンドによる不随意運動の抑制

4: 関節中間位での運動制御

5: 四つ這いでの肩周囲筋の同時収縮促通

第35回午前:第87問

躁状態の患者に対する導入期の作業療法で適切でないのはどれか。  

1: パットゴルフ

2: ビリヤード

3: ストレッチ体操

4: 散歩

5: マラソン

第40回午前:第53問

頸髄損傷(第6頸髄節まで機能残存)の作業療法として適切でないのはどれか。  

1: 上着はかぶりタイプから練習する。

2: 車椅子上で起立性低血圧が起こったら下肢を挙上する。

3: 自己導尿ができるようにカテーテル操作の練習をする。

4: 排便は臥位で行えるように環境を整える。

5: コンピュータの入力デバイスを検討する。

第46回午後:第46問

てんかんの複雑部分発作の特徴で正しいのはどれか。  

1: 自動症がみられる。

2: 短い意識消失が突然生じる。

3: 強直間代けいれんが起こる。

4: 自律神経症状が10秒から数分続く。

5: けいれんが手から腕、足へと移動する。

第36回午前:第11問

20歳の男性。オートバイ事故による外傷性脳損傷。受傷後3か月経過。女性に触れたがるなどの行動がみられ、ミニメンタルステート検査(MMSE)は10点、車椅子駆動は可能、右上肢(利き手)に中等度の運動麻痺を認める。作業療法で適切でないのはどれか。  

1: 見当識訓練

2: 移乗動作訓練

3: 利き手交換訓練

4: 運転のシミュレーション

5: 生活リズムの定着化