生理的老化について誤っているのはどれか。
1: 残気量が増加する。
2: 骨塩量が減少する。
3: 水晶体の蛋白変性が起こる。
4: 筋持久力より瞬発力が先に低下する。
5: 低い声より高い声の方が聞き取りやすい。
加齢に伴う生理的変化について正しいのはどれか。
1: 胸腺が肥大する。
2: 筋の収縮速度が速くなる。
3: 視覚の明順応時間は変化しない。
4: 筋量は下肢より上肢の方が減少する。
5: 低音域より高音域が聞こえにくくなる。
高齢者にみられる加齢に伴う変化で誤っているのはどれか。
1: 関節軟骨の変性
2: 高音域の聴力低下
3: 収縮期血圧の上昇
4: 唾液分泌量の増加
5: 食塊の消化管通過時間の延長
高齢者にみられる変化で正しいのはどれか。
1: 骨吸収は停止する。
2: 残気量は減少する。
3: 収縮期血圧は下降する。
4: 水晶体は蛋白変性する。
5: 皮膚の痛み閾値は低下する。
高齢者の身体特徴で誤っているのはどれか。
1: 高音域の聴力低下
2: 肺の残気量減少
3: 収縮期血圧の上昇
4: 消化管通過時間の延長
5: 関節軟骨の変性
老化に伴う生理機能の変化で正しいのはどれか。
1: 血管抵抗は低下する。
2: 残気量は減少する。
3: 心拍出量は増加する。
4: 肺活量は増加する。
5: 予備呼気量は減少する。
加齢による身体構成成分の変化において若年時と比べて体重比が増加するのはどれか。
1: 骨塩
2: 脂肪
3: 細胞外液
4: 細胞内液
5: 細胞性固形物
生理的加齢によって脳の容積が縮小しているときの細胞の状態はどれか。
1: 壊死
2: 化生
3: 萎縮
4: 変性
5: 異形成
高齢者の感覚機能の変化で正しいのはどれか。
1: 塩味の感覚が低下する。
2: 異臭に対して過敏になる。
3: 温刺激に対して過敏になる。
4: 遠くの物体に焦点が合わせにくくなる。
5: 高い周波数より低い周波数の音の感度が低下する。
高齢者における変化で誤っているのはどれか。
1: 収縮期血圧低下
2: 腎血流量低下
3: 心拍出量低下
4: 赤血球数低下
5: 体水分量低下
高齢者の特徴として適切でないのはどれか。
1: 最大筋力が低下する。
2: 筋持久力が低下する。
3: 反応時間が延長する。
4: 固有感覚閾値が上昇する。
5: 体力の個人差が減少する。
各組織とインスリンの作用との組合せで誤っているのはどれか。
1: 筋肉-膜電位の上昇
2: 筋肉-蛋白合成の促進
3: 脂肪組織-糖の取り込み抑制
4: 肝臓-グリコーゲン分解の抑制
5: 皮膚-傷の治癒促進
高齢者の筋で誤っているのはどれか。
1: 筋断面積が減少する。
2: 運動単位数が増加する。
3: 筋力増強効果はみられる。
4: タイプⅡ線維の萎縮が強い。
5: 持久力は筋力に比較して維持される。
加齢に伴う生理的変化について正しいのはどれか。
1: 肝重量の増加
2: 自己抗体形成の低下
3: 抗原抗体反応の低下
4: 血漿アルブミン量の増加
5: クレアチニンクリアランスの増加
多発性硬化症について正しいのはどれか。
1: 高齢者に多い。
2: 脱髄が主病変である。
3: 症状に日内変動がみられる。
4: 初発症状として眼瞼下垂が多い。
5: 脳神経系では聴覚が障害されやすい。
高齢者の病態と作業療法との組合せで適切なのはどれか。
1: 難 聴 − かん高い声で話しかける。
2: 白内障 − 陽の当たる明るい場所は避ける。
3: うつ症状 − 激励する様に話しかける。
4: 骨粗鬆症 − 腰痛時は体幹前屈位を勧める。
5: 記銘力低下 − 課題を早めに変更する。
誤っている組合わせはどれか。
1: 甲状腺機能低下-クレチン病
2: 副甲状腺機能低下-テタニー
3: ニコチン酸欠乏-ぺラグラ
4: 成長ホルモン分泌低下-下垂体小人症
5: ビタミンC欠乏-夜盲症
加齢によっても保たれる精神機能はどれか。
1: 記銘力
2: 計算力
3: 注意力
4: 言語理解力
5: 情報処理速度
せん妄で正しいのはどれか。
1: 夜間には出現しない。
2: 環境変化で生じやすい。
3: 高度の意識混濁を伴う。
4: 記憶障害を伴うことはない。
5: 老年者より若年者に出現しやすい。